被せ綿
- 2021/11/02
- 21:00
重陽の節句の行事の1つに「被せ綿(きせわた)」というのがあります。
前日にキクの花の上に綿をかぶせておき、翌朝、朝露を含んだ綿を回収します。
キクの香りを含んだその露で、からだを清めるのです。
被せ綿で顔を清めれば「不老」、からだを清めれば「長寿」の祈願になります。
今朝、実際にやってみました。
綿に鼻を近づけると、かすかにキクの香りが感じられます。
昔の人は優雅なことをやっていたものです。
重陽の節句といえば旧暦の9月9日。九州では「お九日(おくんち)」と呼ばれています。
大学生の頃、唐津出身の先輩が「唐津くんち」について熱く語っていたのを思い出します。
「唐津くんち」は毎年11月2~4日に開催されています。
今年は、コロナ禍のため規模を縮小して11月3日だけだそうです。
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