双葉より芳し?
- 2018/06/01
- 21:00
「さて、これがあんさんのお子さんでございますか。どぉりで目元から鼻筋にかけてはお父さんそっくり、口元からアゴのあたりにかけてはお母さんそっくり、額の広い所なんかは亡くなったお爺さんに似て長命の相がございます」
…落語「子ほめ」を聴くたびに思うのですが、孫が生まれたときに亡くなってるのなら、このお爺さん、あまり長命じゃないと思うんです。
それはともかく、続いて次のセリフになります。
「栴檀は双葉より芳し、蛇は寸にしてその武威を顕わす、わたしもこぉいぅお子さんに、あぁ~、あやかりたいあやかりたい」
…前置きが長くなりました。これが栴檀(センダン)の花です。
諺の栴檀は、インドのビャクダンのことで、日本に自生するセンダンとは違うそうですが、
諺が有名で、ときどき学校に植えてあったりします。
↑このセンダンは、兵庫県朝来市立東河(とが)小学校の校庭に植えられているもので、
センダンとしては兵庫県下一の巨木だそうです。
明治42年に植えられたという説明書きがありましたので、樹齢は100年を過ぎています。
ナンジャモンジャの花にも似ています。
あまり目立たない花ですが、よく見ると独特の形をしています。
花びらが5枚。中央の濃い紫色は雄しべで、10本の雄しべがまとまって筒状になります。
黄色いのは雄しべの葯。雄しべの筒の内部に、雄しべより短い雌しべが1本あります。
さて、センダンの花の香りはいかに?
調べてみようと思いましたが、花が高いところについているのでよくわかりません。
少なくとも木の下では特に香りは感じられませんでした。
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