秋の似たもの同士・その1
- 2021/09/14
- 21:00
赤トンボの代表は、アキアカネ(秋茜)とナツアカネ(夏茜)でしょう。
両方とも6月頃に羽化するのですが、アキアカネはその後、山地の涼しいところに移動します。
だから、真夏に平地で見かけるのはナツアカネということになります。
ところが、この時期はアキアカネもナツアカネも両方見かけることになります。
その見分け方として、図鑑には胸部の黒い線の形で見分けると紹介してあります。
アキアカネ♂
↑こちらがアキアカネ。胸部の真ん中の黒い線の上端が▲。尖っています。
一方、↓こちらがナツアカネ。胸部の真ん中の黒い線の上端が■。平たくカットされています。
ナツアカネ♂
それは確かに正しいと思うんですけれど、本人たちはどうやって区別しているのでしょう?
同じ田んぼに両方の種が混在していますから、必ず区別しているはずです。
胸の脇の模様を見て判断しているとは思えません。
だって、飛んでたらわかりませんもの^^
成熟すると、雄は赤くなります。
でも、アキアカネは腹部が赤くなりますが、頭部や胸部は赤くなりません。
それに対して、ナツアカネは胸部も頭部も赤くなります。
だから、雌はきっと、この色で同種の雄を見分けているのだと思います。
ナツアカネ♂
しかし、トンボは雌が雄を選ぶのではなくて、雄が雌を選んでいるようです。
とすると、雄はどこで同種の雌を区別しているのでしょう?
ナツアカネの雌とアキアカネの雌はとってもよく似ています。
やはり、胸部の黒い線の形なのでしょうか?
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