昆虫の脚の数
- 2021/09/01
- 21:00
生き物の世界って、例外があるから面白いんだと思います。
小学3年生で、おもにアゲハチョウやモンシロチョウを例にして昆虫について学びます。
「昆虫のからだは、頭・胸・腹に分かれ、あしは6本、はねは4枚です。覚えておきましょう!」
これでは、理科は楽しくありません。
ジャノメチョウの仲間で最もよく見かける種類です。
眼状紋とよばれる黄色い縁取りの目玉模様が、0880のように縦に並んでいます。
目玉模様の中には青い紋が入っています。
地味ですが、バームクーヘンのような模様がきれいなチョウです。

眼状紋は個体によって微妙に違います。
しかし、脚はみんな4本なんです。ヒメウラナミジャノメだけではありません。
アカタテハも、ツマグロヒョウモンも、日本の国蝶オオムラサキも。
タテハチョウ科の仲間は基本的に4本脚です。
でも、ホントは前脚2本が退化して脚として機能していないのですけれど。
キタテハなどではよく見れば折りたたまれて胸にくっついた前脚を見ることができます。
でも、ヒメウラナミジャノメでは、これだけアップしてもよくわかりません。
昆虫について学習した小学3年生にこの写真を見せたら、びっくりするでしょうね。
でも、そこからホントの学習が始まると思うのです。
なぜ6本なんだろう?って。
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