狐の孫に来た昆虫たち
- 2021/08/27
- 21:00
道端にキツネノマゴ(狐の孫)が花を咲かせています。
名前の由来はさっぱり想像がつきません。
花穂にはたくさんのつぼみが用意されています。
でも、同時に咲くのは1つか2つか、せいぜい3つ。花期を長く保ちます。
花をアップしてみると、ピンク色の下唇に白い斑紋があります。
これが蜜標(ハニーガイド)です。「この奥に蜜がありますよ!」と昆虫たちを誘います。
上唇にくっつくように雄しべの葯が2つ並んでいます。
葯の下側に白い距(きょ)があって、ここに蜜が溜められています。
そして、その間に雌しべが隠れています。
↑コハナバチの仲間がやって来ました。
葯の下の距に口を突っ込むと、頭が雄しべの葯や雌しべに触れます。
いい位置に距があるものだと思います。
↑モンシロチョウは花の奥に口吻を差し込んでいるように見えます。
花の奥にも蜜があるのでしょうか。
↑ちょっと珍しいお客さまです。黒地にオレンジ色の斑紋のあるスズバチです。
危険そうな色をしていますが、おとなしいハチです。
チョウやガの幼虫を捕まえて幼虫の餌にしますが、自らは花の蜜を食べます。
額に花粉がくっつくはずです。
↑クロヤマアリもやって来ました。
他にも、イチモンジセセリやヤマトシジミも。
小さな目立たないキツネノマゴの花ですが、案外たくさんの種類の昆虫たちがやって来ます。
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