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豊岡に台湾竹熊蜂

竹やん、熊はん・・・と言えば、落語の登場人物のようですが、きょうはタケクマのお話。
豊岡市日高町の上郷(かみのごう)のヒマワリ(向日葵)を見に行ってきました。

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ミツバチがヒマワリのまわりを飛んでいましたが、その中にひときわ大型のハナバチを発見。

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ブンブンと大きな羽音を立てて飛んでいます。
クマバチなら胸部の背中が黄色いのですが、このハチは全身真っ黒。
大きさはクマバチと同じくらいで、20mm以上あります。
帰宅してから調べたら、どうやら外来のタイワンタケクマバチ(台湾竹熊蜂)のようです。

IMG_4047.jpg

ネットで調べた情報では、2006年に愛知県豊田市で初めて確認されたそうです。
その後、岐阜、長野、京都、大阪、石川などに分布を広げています。
兵庫県で初めて確認されたのは2018年、尼崎市で。
2020年に、小野市と明石市でも確認されています。
それがもう但馬にやって来たのでしょうか。
クマバチは枯れ木に穴をあけますが、枯れた竹に穴を空けて営巣するのでタケクマバチ。
タイワンとつきますが、台湾だけでなく、中国南部~インドに分布します。
日本には中国から輸入した竹について入ってきたようです。

IMG_4045_20210728133028673.jpg

↑これは30mm近くありそうな大型の個体です。翅は紫っぽい褐色。
ヒマワリの黄色い花粉が付いていますが、全身真っ黒です。
クマバチと同様に温和な性格のようです。
しかし、在来のクマバチなどにどのような影響を及ぼすかは不明です。
また、竹ぼうきや竹ざおにも営巣するので、穴が空いている竹には気をつけた方がよさそうです。
うっかり触ると刺されるかもしれません。ただ、毒性は強くないようです。

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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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