十字対生
- 2021/07/07
- 21:00
よく降ります。

当地にも「大雨警報」が出されました。

いつものガクアジサイ(額紫陽花)です。
きょうはその葉っぱに注目してみます。
ガクアジサイでは1か所に2枚の葉っぱが向かい合ってついています。
こういう葉っぱのつき方を「対生(たいせい)」といいます。
ガクアジサイの場合、次の段の葉っぱは90度ずれてつき、その次の段はさらに90度ずれてつきます。
だから、2段下の葉っぱと同じ向きに葉っぱを広げることになります。
真上から見ると、↑こんなふうに2段ごとに重なります。
こういうのを「十字対生」といいます。
下の葉っぱは大きいので、上の葉っぱが取りこぼした光を下の葉っぱが受け止めます。
光をできるだけ漏らさず、効率よく光合成に利用しようという作戦です。
しかも、どちらか一方に重量がかかるということがないので、バランスよく成長できます。
葉っぱのつき方として、いいこと尽くめのように思います。
ならば、すべての植物がそうなっていればよさそうなものですが、現実はそうではありません。
多種多様。正解は1つではないんです。
それが自然界の面白いところ^^
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