朱雀洞の赤手蟹
- 2021/07/02
- 21:00
玄武洞公園では、玄武洞と青龍洞が見応えがあります。
玄武洞、青龍洞ほどではありませんが、北朱雀洞・南朱雀洞にもぜひ行って欲しいです。
見て欲しいのは、柱状節理ではなくて、カニですけれど^^
岩と岩の隙間にアカテガニ(赤手蟹)がたくさんいます。
円山川下流域の人たちにはお馴染みのカニのようですが、サワガニしか知らない上流域の我々にはびっくりする大きさです。
名前の通り、はさみが赤色です。
頭胸部を覆う甲羅(頭胸甲)の色は、さまざまです。
緑色がかった灰色、黄色い部分があるもの、全体が橙色ものもいます。
↑こちらは雄。雌に比べてはさみが大きくて立派です。色も濃いめ。
アカテガニは陸上生活によく適応していて、乾燥に強いようです。
えら呼吸に利用した水を口から腹側に流し、空気に触れさせて、脚の付け根からまた体内に取り込むのだそうです。
わずかな水をグルグル循環させて生きています。
水にずっと浸かっていると、溺れるのだとか^^
↑こちらは、はさみが小さいので雌でしょう。
頭胸甲の赤い線を口に見立てると、微笑んでいるように見えます^^
雌は、腹側に卵を抱えて孵化するまで保護します。
そして、真夏の大潮のとき、いっせいに海岸に移動して、幼生を海に放つのだそうです。
玄武洞のすぐ下は円山川の汽水域です。ここで、その劇的なシーンが見られるのでしょうか。
その瞬間をぜひ撮ってみたいものです。
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