額紫陽花の装飾花
- 2021/06/28
- 20:00
きょうはガクアジサイ(額紫陽花)の周辺の装飾花に注目したいと思います。

装飾花の花びらのように見えるのはガクです・・・というのは有名です。
でも、この装飾花にもちゃんと花びらや雄しべ、雌しべがあります。
大きく目立つガクの真ん中で小さいけれど、花が開いています。
装飾花は昆虫を誘うのに役立っていると言われます。
コハナバチがやって来ましたが、装飾花には目もくれず、中央の両性花に直行します。
中央のほうが葯が密集していますから、花粉を集めるのに効率がいいのでしょう。
昆虫を誘うのに装飾花がどの程度役立っているのか、ちょっと疑問です。
装飾花は雄花であるとか、不完全であるなどという説明をよく見かけます。
けれども、↑この通り、花びら5枚、雄しべ10本、雌しべの花柱3本と完全な花です。
花粉もちゃんと出しています。
装飾花には、↑このように花びら4枚、雄しべ7本、雌しべの花柱2本という花もあります。
でも、6月22日のブログで紹介した通り、アバウトなのは中央の両性花でも同じです。
アジサイの「両性花」「装飾花」という名称は、誤解を招く呼び方だと思います。
1日1回、↓ポチッとお願いします。大変励みになっています。
このブログの写真の無断使用をお断りします。
- 関連記事
-
-
栗の幼果 2021/07/06
-
浜の苦菜 2021/07/03
-
額紫陽花の装飾花 2021/06/28
-
2021紫陽花めぐり・その4 2021/06/27
-
風虫両媒作戦 2021/06/25
-
スポンサーサイト