黄立羽の季節型
- 2021/06/12
- 21:00
庭のムシトリナデシコの花にキタテハ(黄立羽)がやって来て吸蜜中です。

すばやく飛び回るのですが、こうして蜜を吸っているときはゆっくり撮らせてくれます。

後翅の白い「L」の字が特徴です。
昆虫は脚が3対(6本)のはずなのに、↑この通り2対(4本)しかありません。
タテハチョウの仲間の特徴です。
でも、ほんとは3対あります。上の写真をトリミングして拡大してみます。
小さいですが、折りたたんだ前脚があるのがわかります。
前脚は歩いたりつかまったりするのには使いません。
前脚の先に感覚毛があって味覚を感じることができるのだそうです。
触って味がわかるなんて便利です。
いま見られるキタテハは↑夏型です。
地色が黄色っぽくて、黒い面積が多めになります。
↓こちらは10月に撮った秋型です。
地色が少しオレンジっぽくて、黒い部分が少なめです。
季節によって色が変わってくるんです。
これには幼虫のときの日長が関係するようです。
日照時間が長くなると夏型に、日照時間が短くなると秋型になるそうです。
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