亜米利加風露の種子散布
- 2021/06/02
- 21:00
5月13日のブログで紹介したアメリカフウロ(亜米利加風露)の続きです。

20日前に、小さなピンク色の花を咲かせ、緑色の葉っぱを広げていました。
それがいま、こんなふうになっています。

初夏なのに紅葉して、ロケットのような形の果実が実っています。
黒いロケットの基部には5つの袋があり、この中に種子が入っています。
これが成熟すると、ロケットだけに飛んで行きます。
ただし、飛んで行くのはロケットの本体ではありません。
果実が下側から割れて反り返り、袋の中の種子が飛んで行くのです。
↑この写真の真ん中が種子を弾き飛ばす前、右側が種子を弾き飛ばした後です。
歴史で学習したカタパルト(投石機)の原理です。
勢いよく弾き飛ばすので、種子だけでなく、たいてい袋も柄も一緒に飛ばしてしまいます。
だから、↑こんなふうに袋と柄が残っているのはむしろ稀です。
風や動物に頼る種子散布ではなく、自らの力で種子を弾き飛ばすので自力散布と呼ばれます。
1日1回、↓ポチッとお願いします。大変励みになっています。
このブログの写真の無断使用をお断りします。
- 関連記事
-
-
雨が似合う紫陽花 2021/06/05
-
ももクロ 2021/06/03
-
亜米利加風露の種子散布 2021/06/02
-
大金鶏菊の駆除にご協力を 2021/05/26
-
染井吉野の桜んぼ 2021/05/25
-
スポンサーサイト