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雪の下に来た昆虫たち

小佐川の川べりにユキノシタ(雪の下)が群生していました。

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こんな湿った場所や半日陰の場所を好みます。

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とっても可愛らしい独特の形の花です。
花びら5枚のうち、下側の2枚が大きく、しかもその大きさが異なります。
上側の3枚には紅い斑点と黄色い斑点が見られます。
↑左側が若い花です。10本の雄しべの先にピンク色の葯がついています。
雌しべの花柱はまだ短く、2本あるのがわかる程度です。
その後、右側のように雄しべの葯は落ちてしまい、雌しべが大きく発達します。
雄性先熟で自家受粉を巧みに避けています。

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雄しべ・雌しべの基部に蜜腺があり、蜜を分泌しています。
上の花びらの黄色い斑点は、蜜腺を強調する役割を果たしています。
蜜を求めて、ヒメハナバチの仲間がやって来ました。
雄しべを足場にして蜜をなめています。
葯がなくなっても雄しべにまだちゃんと役割があるのでした。

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ヒメハナバチよりも小さなミナミヒメヒラタアブも蜜を求めてやって来ました。
ホバリングして花に接近しますので、ユキノシタの花が横向きについているのは好都合です。

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さらに、もっと小さなハチもやって来ました。
こちらは下側の花びらを足場にしています。下側の花びらが大きいことにちゃんと意味がありました。
頭部と胸部が黒色で腹部全体が赤色という配色のハチです。
いろいろ調べましたが、名前がわかりません。ちょっとレアな種類なのでしょうか。
詳しい方、教えてください。

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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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