白から赤へ
- 2021/05/27
- 20:00
道路沿いにハコネウツギ(箱根空木)の花が紅白の花を咲かせています。


ハコネウツギはこの辺りには自生しませんので、これは植えられたものです。
スイカズラ科に属する仲間です。スイカズラの花の色は、白色→黄色と変化します。
ハコネウツギの花の色は、白色→ピンク色→赤色と変化します。
花びらは5裂、雄しべが5本、雌しべが1本。雌しべの先端は丸く大きく膨らんでいます。
ここに花粉がつくと、ピンク色から赤色に変わっていくようです。
ハチの仲間は赤色を認識しないので、まだ受粉していない花に昆虫を誘導していると考えられます。
白い花にいらっしゃい!蜜や花粉をたっぷり用意していますよ!と。
コマルハナバチ(小丸花蜂)のはたらきバチが蜜を求めて白い花の奥に潜りこんでいきます。
腹や脚は花粉だらけです。
ピンクの花も訪問しますが、白い花と比べると長居はしないようでした。
僕が見ている範囲では、白色やピンク色の花にはいきますが、赤色の花にはほとんどいきませんでした。
ハコネウツギの作戦、成功です。
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