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平地に高山植物

きょう、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けてきました。
その前に、朝のウォーキング。
小佐川の土手にネギ坊主のような形の紫色の花が咲いているのを見つけました。
図鑑で調べると、これが何とシロウマアサツキ(白馬浅葱)です。

IMG_1032.jpg

図鑑によると、シロウマと名がつく通り、北アルプスの白馬岳などに自生する高山植物です。
分布は中部地方以北、花期は7~8月と紹介されています。
それがなぜ、但馬の平地にあるのでしょう。まだ5月です。

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野菜として栽培されるアサツキとよく似ていますが、別種です。
見分けるポイントは雄しべの長さだそうです。
雄しべが花びらと同じくらいの長さならシロウマアサツキ、雄しべが半分以下ならアサツキ。
これは明らかにシロウマアサツキです。
畑や庭に植えたものが野生化したのではなさそうです。

IMG_1040.jpg

地球温暖化で、南方系の動植物が北に分布を広げています。
それに逆行して、高山植物が山から里へ、北から南へ分布を広げているのでしょうか。
ちょっと考えにくいですが、何かとっても不思議な現象が起こっているのかもしれません。

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コメント

Re: No title

>イセゴイさん、こんばんは。
ありがとうございます。チャイブを知らなかったので、調べました。セイヨウアサツキで、アサツキの原種なんですね。
チャイブの雄しべの長さがわからなかったのですが、アサツキの原種だとすると雄しべは短いのではないかと想像します。
シロウマアサツキは兵庫県、京都府、島根県などでも見つかっているようです。
もう少し観察を続けてみます。

No title

こんばんは。

ひょっとしたらハーブとしてよく栽培されるチャイブではないでしょうか。
それなら平地に合ってもそう不自然ではないですし。

アサツキは新潟では葉付きの球根をもろきゅうみたいに生で味噌をつけて食べます。
へぎそばの薬味としても以前は球根がつけられていましたが、最近は見なくなりました。

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丹馬

Author:丹馬
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兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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