染井吉野の桜んぼ
- 2021/05/25
- 21:00
小佐川のソメイヨシノの並木の中にときどき果実をつけている木があります。
果実の数はたいていわずかなのですが、中にはたくさんつけているものもあります。
ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンの交配種です。
自家不和合性が強いので種子で殖えることはありません。
そこで、挿し木や接ぎ木で殖やしますので、ソメイヨシノはすべてクローンです。
種子で殖えないソメイヨシノに、なぜこんなにたくさん果実が実っているのかというと・・・
実は、ソメイヨシノではない別のサクラの花粉がついたからなのです。
ちょっと離れた山の中にヤマザクラがありますし、川の向こう岸にはヤエザクラがあります。
そういえば、この木によくメジロが来ていましたので、花粉を運んだのはメジロかもしれません。
1つ採ってかじってみましたが、酸っぱくて美味しくありませんでした。
皮の下は硬い種子で果肉はほとんどありません。
この種子を蒔けば発芽するかもしれませんが、それはソメイヨシノではなく、ソメイヨシノと別のサクラの雑種ということになります。
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