小さくても菖蒲の仲間
- 2021/05/19
- 21:00
ニワゼキショウ(庭石菖)という和風の名前ですが、北米原産の帰化植物です。
花には白色と赤紫色があり、遺伝的に決まります。白色が優性(顕性)です。
小さくて可愛らしい花ですが、これでもアヤメの仲間です。
アヤメの仲間のからだは、花びら3枚、ガク3枚、雄しべ3本など、3が基本です。
ニワゼキショウもこの原則に従っています。
花びらが6枚に見えますが、よく見ると大小2種類が3枚ずつあるのがわかります。
スジが3本入っているやや小さいのが本来の花びら、スジが5本入っている大きいのはガクです。
ガクのほうが大きいのは、ショウブやカキツバタ、シャガなどと同じなんです。
咲いたその日にしぼんでしまう一日花です。
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