派手な蛇結茨
- 2021/05/16
- 21:00
近畿地方もきょうから梅雨入り。これまでで最も早いのだそうです。
きのう撮った写真です。
林の縁の日当たりのいいところにジャケツイバラ(蛇結茨)の黄色い花が目立ちます。
ノイバラ(野茨)はバラの原種ですが、ジャケツイバラはバラの仲間ではなくてマメ科の植物です。
イバラという名前が示す通り、するどい刺があります。
この刺のためにシカが食べないらしく、そのため但馬では増えているように思います。
鮮やかな黄色い花びらが5枚。上側の1枚だけ小さく、これだけに赤いスジが入っています。
その模様より、雄しべの花糸が赤くて目立ちます。
雄しべの葯も赤くなっています。花粉は黄色。赤色と黄色だけのかなり派手な花です。
10本の雄しべがくっつくように真っ直ぐ伸びているので、雌しべが見えません。
雄しべが花粉を出し終わる頃、雌しべが顔を出します。
雄性先熟で、雄性期から雌性期に変わることで、自家受粉を避けているようです。
シカやヒトは寄せつけませんが、いろんな昆虫を引きつけます。
ハナバチやアリもやって来て蜜を頂戴しています。
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