楠の葉の寿命
- 2021/05/06
- 21:00
きょうは心地いい青空が広がり、いい天気。

そこで、教室を出て野外授業です。
まずは、新緑が美しいクスノキ(樟、楠)の下の木陰に集合。
もうすぐ目立たない花が咲きますが、まだつぼみです。

私「このクスノキは、落葉樹? それとも常緑樹?」
生徒たち「落葉樹!」
私「なんで?」
生徒たち「木の下にいっぱい落ち葉が落ちてるもん」
素直ないい生徒たちです。期待通りに間違ってくれます^^
落葉するのが落葉樹で、落葉しないのが常緑樹だと思い込んでいます。
常緑樹といえども落葉するのです。葉っぱには必ず寿命があります。
クスノキの葉っぱの寿命は1年間とちょっと。いまの時期、たくさん落葉します。
でも、木全体としてはつねに緑色の葉っぱをつけています。だから、クスノキは常緑樹!
落葉樹か常緑樹かは葉っぱの寿命の長さではないのです。
葉っぱの寿命が3か月でも、次々と葉っぱをつける常緑樹もあります。
木全体を見て、冬季や乾季に葉っぱのない時期があれば落葉樹、年中葉っぱをつけていれば常緑樹です。
生徒たち「そうか!」と納得。
昔だったら、葉っぱをつぶして匂いを嗅がせたものです。
私「何の匂い?」
昔の生徒たち「タンスの匂い!」
私「そう、クスノキから防虫剤の樟脳(しょうのう)ができるんだ」
・・・なんて言ったのですが、いまの生徒には通じません。だから、言いません。
防虫剤はみんな無臭タイプですから^^
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