巧みなアザミの受粉
- 2018/05/15
- 21:00
ノアザミの花が咲き始めました。ノアザミの花はたくさんの花の集まりです。
青空に向かって高く花を広げ、昆虫を招きます。
ノアザミの花の濃い紫色は雄しべ、薄い紫色は雌しべです。
1本の雌しべのまわりに雄しべが5本あります。
5本の雄しべの上部はくっついて筒状になっています。その中に白い花粉が入っています。
ノアザミの花にハチがやってきて、ゴソゴソと動き回ります。
すると、雄しべが縮んで中から花粉が出てきます。巧いしくみです。
ふだんは雄しべの筒の中に隠していますから、花粉が風で飛ばされたり、雨に流されたりしません。
昆虫が来たときだけ、その刺激で花粉が飛び出すしくみになっています。
花粉の表面はネバネバしていて、これがハチのからだにくっつきます。
花粉をくっつけたハチが次々と訪花することで、別の花の雌しべにくっつきます。
アップしてみると、ハチのからだにも雌しべにも花粉がいっぱいくっついているのがわかります。
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