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矢筈豌豆に来る昆虫たち

標準和名はヤハズエンドウ(矢筈豌豆)、別名カラスノエンドウ(烏野豌豆)です。
別名のほうが知られています。

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小葉の先端が矢筈のように凹んでいることからの命名です。

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葉っぱの付け根のところに暗紅色の花外蜜腺があります。
花外蜜腺の存在はおもにアリをおびき寄せるのに役立っているようです。
クロヤマアリ(黒山蟻)がやって来て花外蜜腺の蜜を舐めたり、辺りをウロチョロします。

IMG_9621.jpg

アリだけでなく、アブやハチもやって来ます。ナミホシヒラタアブ(並星扁虻)が蜜を舐めています。
アリやアブやハチがウロチョロすることによって、葉っぱを食べる昆虫は寄りつきにくくなります。
ヤハズエンドウは花外蜜腺で用心棒を雇っているというわけです。
ところが・・・
続きはまた明日^^

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コメント

Re: No title

> 春桜さん、こんにちは。
うれしいコメント、ありがとうございます。
雑草と呼ばれる草花にもすべてちゃんと名前があって、というか、名前をつけた人がいて、それについて研究している人がいます。それがとっても面白いと思います。
スゴイ知識をもった大学の先生でなくても、高価な機械や設備がなくても、草花を調べることは誰だってできますので楽しいです。特に、植物と昆虫たちの関係がとっても面白いと僕は思います。

No title

こんにちは。丹馬さん。
和名、とっても難しい名前ですね。そして標準名だけでなく別名まであるなんて。
私は、犬の散歩中の待ち時間があるんです。そんな時、丹馬さんは、こういう花にもしっかりとスポットをあてているんだなぁって、ふと思うことがあるんです。
今まで景色の一部で通りすごしていた花に、目を向けることが少しずつ私の中で増えたように思います。

丹馬さんが花を深く知るようになったのは、いつ頃くらいなのですか。何かきっかけってあったのでしょうか。また時間のあるときに、きかせて下さいね。

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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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