里山の春を彩る
- 2021/04/14
- 21:00
先日、生野銀山のヒカゲツツジ(日陰躑躅)の群落を見に行きました。
例年ならちょうどいい時期なのですが、今年はもう花期も終わりのようで傷んだ花が目立ちました。
今年は季節の進行が早くて、頭のほうが追いつきません。
ヒカゲツツジの撮影はまた来年に。
代わりに、いま山でいちばん目立つコバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)を撮ってきました。
3月下旬からヤマザクラ(山桜)とともに春の里山を彩ってくれています。
ヒカゲツツジと違ってこちらは日当たりのいい所に生育しています。
ちょっと気温が低かったので昆虫が来ませんでしたが、このピンク色は主に蝶にアピールしています。
雌しべとその周りの10本の雄しべがクルンと上の方へ曲がっています。
これは、蝶に足場を提供し、蝶のからだに花粉を付けるのに役立っていると思われます。
この時期、花粉の運搬効率のよいハナバチたちを誘う花が多いのです。
そこをあえて運搬効率の悪い蝶を誘うというツツジの作戦。
山のあちこちにピンク色のかたまりがあるところを見れば、功を奏しているのでしょう。
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