鶫の名の由来
- 2021/01/28
- 21:00
ツグミ(鶫)の命名の由来を調べると、多くは「口をつぐむ」の意味だという解説です。
ツグミは10月頃に日本にやって来て、3月頃北に帰って行く渡り鳥です。
だから、日本では繁殖期のさえずりを聞かないので、冬は口をつぐんでいるからツグミ。
あるいは、夏の間、鳴き声を聞かないので、夏は口をつぐんでいるようだというのでツグミ。
この説、僕はどうも納得できません。
だって、ツグミはキュッキュッなどと鳴きますから。
ヒヨドリのように賑やかではありませんが、けっして口をつぐんでいることはありません。
ツグミは果実なども食べますが、おもに地表で採食します。虫を食べているようです。
地表をつついたあと、ピョンピョンと跳んでピタッと止まります。
「だるまさんが転んだ」状態です。
止まったときの、翼を下げ胸を張ったこの姿勢。
仕切る前のお相撲さんの姿勢に似ていると思いませんか。
相撲や剣道でいう蹲踞(そんきょ)の姿勢。蹲踞の「蹲」は「つくばう」(=しゃがむ)です。
これが命名の由来ではないかと、僕は勝手に思っています。
蹲踞の姿勢のあとは、またピョンピョンと移動。
関西ではしゃがむことを「つくぼる」と言いますし、埼玉や群馬では「つぐむ」と言うそうです。
「ミ」は、鳥の群れを表す「メ」が変化したものではないかと思います。
カモメ、ツバメ、スズメの「メ」です。
つくばう鳥の意味で「ツクバメ」→「ツグメ」→「ツグミ」 …なんていうのはいかがでしょう。
何の確証もありませんが…。こんなことをいろいろ考えるのは楽しいです。
こっちを向いてピタッ。
蹲踞のお相撲さんのように、相手を睨みつけるようなちょっと怖い顔^^
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