栴檀の謎
- 2021/01/20
- 21:00
公園のセンダンの木にその果実を食べにムクドリがやって来ました。
果実は10月くらいからできていますが、葉っぱのあるときは目立ちません。
葉っぱを落としたあとはこうして果実だけがぶら下がっていて、よく目立ちます。


以前から果実がたくさんぶら下がっているのに、これまではほとんど食べに来ませんでした。
ところが、1月中旬くらいになると、ムクドリ、ヒヨドリ、ツグミがやって来て食べ始めます。
12月頃はもっとたくさんの果実がぶら下がっていたのですが、かなり少なくなりました。
センダンの木の下には、たくさんの果実が落ちています。
イヌを散歩させるときには、イヌがこれを食べないように気をつけないといけないそうです。
小さな子どもも、誤って口に入れたりしないように気をつけないといけません。
サポニンを含んでいて中毒をおこし、5,6個も食べると致死量なのだそうです。
でも、ヘンですね。イヌやヒトには有毒なのに、なぜ鳥が食べても平気なのでしょう?
体重の比率から言えば、イヌが5、6個で死ぬなら、ムクドリは1個で死ぬはずです。
ネットで調べても、納得できる説明には出会えませんでした。
ただ1つ、ムクドリはセンダンの毒を分解する酵素を持つという説明がありました。
…でも、ホントかなぁ。
僕は、この時期になるとセンダンの果実の毒性が消えるのではないかと思うのです。
だって、センダンは鳥に種子を運んでもらうために果実をぶら下げているのですから。
種子が未熟な間はまだ食べないように毒を持ち、種子が成熟すれば食べられるようになる。
ムクドリたちには食べられるようになったことが何らかの特徴でわかる。
…そういうしくみが存在するのではないかと思うのです。
自分で食べて確かめる勇気はないのですが…^^
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