万両の逞しさ
- 2021/01/11
- 21:00
きょうは成人の日。
しかし、コロナ禍で、但馬内では豊岡市も朝来市、養父市も成人式が延期になりました。
3月になっても開催できる保証はなく、新成人には気の毒な状況です。
緑色の葉っぱに赤色の果実も綺麗ですし、マンリョウという名前も縁起がいいです。

でも、それだけではない逞しさを備えているのがマンリョウです。
そもそも我が家のマンリョウも、植えた覚えがないのに勝手に生えてきたものです。
ヒヨドリか誰かが種子を落としていったのでしょう。
マンリョウが生えている場所はたいてい鳥の止まりやすい木の下です。
そんな半日陰でも逞しく育つのがマンリョウです。
さらに、マンリョウは細菌とも共生しています。
マンリョウの葉っぱの周辺にはポコポコと盛り上がった部分があります。
この中に棲んでいるのが葉粒菌という窒素固定細菌です。
葉粒菌が空気中の窒素をアンモニアに変えてマンリョウに届けてくれます。
マンリョウは光合成をして得たグルコースを葉粒菌に提供します。もちつもたれつ。
葉粒菌との共生のおかげで、マンリョウは痩せた土地でも逞しく生きていけるのです。
新成人の皆さん、困難にめげず、協力し合って逞しく生きていきましょう!
…なんて、生きものの話を例えにお説教じみた話をする人って好きじゃなかったなぁ。
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