続々・師走の道端にて
- 2020/12/09
- 21:00
きのう、年中咲いているセイヨウタンポポを紹介しました。

タンポポつながりで、きょうは日本の在来種のシロバナタンポポ(白花蒲公英)です。
このシロバナタンポポも、いま道端に咲いています。

図鑑では、花期は2~5月などと紹介されています。
春、他のタンポポよりも早く咲き始めます。でも、師走のいまも少しずつ咲いています。
細胞の核の中に、ふつう染色体は2セットあります。
父由来の1セットと母由来の1セットの合計2セットです。これを2倍体(2n)といいます。
しかし、植物の中には3n、4nなどがあります。
3nのように奇数になると、ヒガンバナやバナナのように種子ができないものがよくあります。
セイヨウタンポポも3nですが、単為生殖で種子をつくって殖えることができます。
シロバナタンポポは、なんと5nです。
そして、セイヨウタンポポと同じように単為生殖で種子をつくって殖えます。
だから、昆虫による花粉の媒介が不要で、いま咲いても種子を飛ばすことができるわけです。
でも、その割に、セイヨウタンポポほど分布域を広げていかないのが奥ゆかしいところです。
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