松葉ガニ
- 2020/12/04
- 21:00
カニの季節になりました。
但馬の漁港で水揚げされるズワイガニは「松葉ガニ」と呼ばれます。
同じズワイガニでも福井県の越前地方で水揚げされれば「越前ガニ」です。
ズワイガニは日本海にもオホーツク海にも生息します。
でも、オホーツク海で捕れたズワイガニを但馬で売っても「松葉ガニ」ではありません。
丹後半島~島根県沖の日本海に生息するズワイガニだけを「松葉ガニ」と呼ぶのだそうです。
もちろん、冷凍ではなく生きた状態で、タグ付きで売られています。
許可を得て、カニ屋さんの水槽にいる「松葉ガニ」を撮らせてもらいました。
甲羅にたくさんの黒いつぶつぶが付いています。
これはカニビルの卵です。カニビルは魚の体液を吸う生物で、カニの体液は吸いません。
カニビルの産卵場所はズワイガニのいる泥質の海底です。
そのため、硬くて安定したカニの甲羅に産卵するようです。
だから、カニビルの卵が付いていても、カニの味に問題はありません。
むしろ、カニビルの卵がたくさん付いているということは脱皮してから時間が経過しているということで、身がつまっているという証拠なのだとか。
…カニ屋さんから聞いた話の受け売りです。
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