掃溜菊の勲章
- 2020/11/07
- 21:00
江戸落語の主役・与太郎さんは、「日当たりの悪いところでボーッと育った」ことになっています。
こちらのハキダメギク(掃溜菊)は、日当たりの悪いところでも逞しく育っています。
道端ですが、直射日光がほとんど当たらないような湿り気のあるところによく生えています。
北米原産で大正時代に東京・世田谷で発見されました。
牧野富太郎先生が掃き溜めで見つけたのでハキダメギク。ちょっと気の毒な命名です。
直径5mmほどの小さな花ですが、アップするとなかなか可愛らしい花です。
まわりの真っ白な舌状花が5枚。勲章みたいです。
花柄にも葉っぱにも毛がいっぱい生えています。
日当たりのいいところでは背の高い植物に負けてしまいますので、日陰で生きる道を選びました。
さらに、窒素分をたくさん欲しがる植物のようです。
掃き溜めで見つかったのには、それなりの理由があったのです。
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