鳥取砂丘の昆虫たち
- 2020/09/30
- 21:00
鳥取への小旅行の帰り道、鳥取砂丘の立ち寄りました。
レストハウスや土産物店が並ぶところではなくて、砂丘の西側のほうに行きます。
↑これは松ぼっくりです。
このあたりには観光客はほとんど来ません。
午前10時半くらいでしたが、足跡はわずかで綺麗な風紋が見られます。
ところどころにハマベノギク、ハマゴウ、ハマニガナなどの植物。
よーく見ると、砂の上に昆虫たちもいます。
↑カワラハンミョウです。
環境省レッドデータで絶滅危惧Ⅱ類にランクされています。
長い脚で砂の上をスルスルと滑るように素早く走ります。
動きが速く、近づくと飛んで逃げるので、なかなか撮りにくい昆虫です。
が、ちょうどいまは交尾の季節のようで、接近して撮るチャンスを与えてくれました。
頑丈なあごを持っていて、雄は雌の背に噛みついています。
↑こちらはヤマトマダラバッタです。
これも希少種で、鳥取県では準絶滅危惧種、兵庫県ではAランクに指定されています。
全身褐色で、黒っぽい斑(まだら)模様が入っています。
まさに砂と同じ色彩。影がなければ見逃します。みごとな保護色です。
上手にカムフラージュしているのに、外敵に襲われたのでしょう。左の後脚がなくなっていました。
そして、↑完全な褐色型のカマキリです。
ハラビロカミキリのように見えるのですが、確定できません。
それにしても、こちらもみごとな保護色。
砂丘にも、いえ砂丘だからこそ、面白い昆虫たちに出会えます。
観光客の多いところを裂けて、西の端っこのほうに行くのがオススメです。
有島武郎の歌碑があるところに、小さな駐車場もあります。
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