fc2ブログ

記事一覧

鸛の給餌

3日連続で、野上のコウノトリ(鸛)です。お父さん(J0001)が巣を飛び去った後のお母さん(J0362)と雛です。コウノトリは成鳥になると鳴けないのですが、雛は鳴きます。ちょっとかすれたような声でピューピューと鳴いて、餌をねだっているようです。雛はお母さんのくちばしをくわえるようにして、餌をもらっています。しばらくすると、お母さん、また餌を探しに飛び出しました。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みに...

続きを読む

続々・仲良し野上ペア

野上巣塔のコウノトリ(鸛)、きのうの続きです。お父さん(左、J0001)のクラッタリングで巣に戻ってきたお母さん(右、J0362)。雛を間に挟んで、いつもの「ただいま~」「お帰り~」のクラッタリング。しばらく首を後ろに反らしてカタカタカタカタッと挨拶を交わします。その後、2羽で雛の様子を確かめたあと、もう一度クラッタリング。今度は雛に向かって何か語りかけているようです。お母さんがお父さんの隣に移動しました...

続きを読む

続・仲良し野上ペア

1週間ぶりに野上巣塔のコウノトリに会いに行ってきました。7月21日の当ブログで紹介したときは、2羽いた雛が1羽になっていました。1羽は巣立ちしたのでしょう。他の巣塔の雛たちはとっくに巣立ちしています。残った1羽もかなり立派に成長していました。巣立ちは近いと思います。巣の中で立ち上がったり、しゃがみ込んだりしています。そこへお父さん(J0001)が帰って来ました。帰って来て、すぐにカタカタカタカタッとクラッ...

続きを読む

猛暑の向日葵畑

たまりませんね、この暑さ。兵庫県佐用町の「南光ひまわり畑」で生命にかかわる危険な暑さを実感しました。ヒマワリ(向日葵)の見頃は1週間程度なんだそうです。しかし、ここでは地区ごとに栽培時期をずらして1か月間くらい楽しめるように工夫されています。最大の林崎地区(39万本)の見頃は終わり、いまは東徳久地区(24万本)が見頃です。しかし、暑い!ヒマワリもこの暑さにびっくりしているみたいです。暑さに強いミツバチ...

続きを読む

鸛、幼鳥の群れ

車で走行中、田んぼの中にコウノトリ(鸛)の群れを見つけました。豊岡市日高町知見(ちみ)の道路脇です。かなり頻繁に車が通行するところです。車を止めて、車窓から撮影します。6羽です。コウノトリは、基本的に単独かカップルで行動します。群れで行動することは少ないのですが、その少ない機会に遭遇しました。この田んぼには餌となる生き物がたくさんいるようです。群れているのは、多くの場合、幼鳥です。イネが大きくなっ...

続きを読む

小玉西瓜

我が家のスイカ(西瓜)が実りました。きょうが人工受粉をした日から40日後。メモしておいた収穫の日です。収穫しようと手を触れた瞬間、ポンッ!と音がして、スイカに亀裂が入りました。収穫してくれるのを待っていたようです。小玉西瓜なので、直径は20cmくらい。昨年はじめて栽培してみたのですが、カラス(烏)に食われてしまいました。今年は、カラスに食われないように厳重にネットを張って守りました・・・^^ちょうど食べごろ...

続きを読む

稲、開花

イネ(稲)が開花しはじめました。イネの穂は100個くらいの花の集まりです。花は穂の上の方から順番に4・5日かけて咲いていきます。この田んぼのイネでは、上のほうの花はもう終わり、中ほどの花が開花しています。1つの花が咲いているのは数時間ですが、田んぼ全体を見れば4・5日は見られます。風媒花ですので、昆虫を招くためのしくみはなく、目立ちません。白いのが雄しべの葯です。雌しべは穎(えい)の中にあります。穎の外...

続きを読む

深紅の珊瑚刺桐

連日、暑いです。暑い日には、こんなエキゾチックな花もいいかな。先日、四国の公園で出会ったサンゴシトウ(珊瑚刺桐)の花。サンゴのような色、茎に刺があり、キリのような葉っぱからの命名だそうです。北米原産のデイゴと南米原産のデイゴを交配してオーストラリアで生まれたとか。別名、ヒシバデイゴ。見る角度によっては葉っぱがひし形に見えなくもないです。デイゴほど花を開かず、筒状になっています。こんな濃い赤色は、日...

続きを読む

塩辛蜻蛉の交尾態

ハス(蓮)池でシオカラトンボ(塩辛蜻蛉)が交尾中です。雄は尾部で雌の頭部をつかみ、雌は尾部を雄の胸部に当てて、こんなアクロバティックな形になります。雄の視線は、雌のほうではなく、周りに向けられています。雄は、交尾前に精子を胸部にある副性器に移しておきます。雌は、雄の副性器から精子を受け取ります。どうしてこんな不思議な格好になるのでしょう?他の雄が接近してきたりすると、このままの格好で飛び立ちます。...

続きを読む

仲良し野上ペア

野上(のじょう)巣塔のコウノトリ(鸛)の様子。きのうの続きです。雛2羽といっしょに巣塔にいた母親のJ0362は、巣の中の掃除をしておりました。嘴に雛の羽毛が付いています。巣の外に捨てようとしたのですが、嘴に絡みついています。そこへ父親のJ0001が帰って来ました。J0001は今年17歳。J0362より3歳年下です。この2羽は、2008年から15年間、ほぼ毎年雛を育ててきたベテランの野上ペアです。右側のJ0362が首を後方に反り...

続きを読む

続・鸛の雛たち

7月8日の当ブログで紹介した豊岡市野上(のじょう)のコウノトリの雛たちを見てきました。7月8日には3羽の雛が確認できたのですが、きょうは2羽だけ。右側に立っているのは、今年20歳になった母親のJ0326です。2週間前に比べて雛はずいぶん逞しくなってます。よその巣塔の雛たちはもう巣立ちをはじめていますが、ここの雛たちは遅めです。母親が見守る中、1羽が立ち上がって翼を広げました。少し羽ばたくような仕草を見せました...

続きを読む

女郎花に来た日本蜜蜂

「みなしごハッチ」の生みの親の訃報に接して、きょうはミツバチ。もうオミナエシ(女郎花)が咲いています。ニホンミツバチ(日本蜜蜂)がやって来て蜜を吸っています。脚に花粉がほとんど付いていないので、蜜が目的のようです。チューチューチューと蜜を吸う音が聞こえそう・・・^^↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお断りします。...

続きを読む

ブラシの木

理科実験室の流し台の脇に必ずあるのが、試験管ブラシ、ビーカーブラシ。ヒツジ、ウマ、ブタなどの毛が使われているので、色はたいてい黒色か白色です。こんな色のブラシがあったら、楽しいでしょうね。真っ赤なブラシです。その名もブラシノキ(ブラシの木)。オーストラリア原産。先日お邪魔した国営讃岐まんのう公園に植栽されていました。花びらは小さく白っぽい緑色で目立ちません。赤くブラシの毛のように見えるのは、長い雄...

続きを読む

梅雨明けはまだ?

あすはまた梅雨前線が南下するそうで、梅雨明け宣言がなかなか出ません。しかし、ここ3日間は完全に梅雨明け状態です。もう完全な夏空が広がっています。青空にヒマワリ(向日葵)が映えます。花びらがややオレンジ色がかっているビンセントネーブルという品種だそうです。セイヨウミツバチ(西洋蜜蜂)が訪花中。昆虫たちの体温は気温と同じ…というのは、じっとしている場合です。動き回れば、彼らの体温は気温より高くなります...

続きを読む

緑の箒草

15・16日、落語で愛媛県に行ってきました。落語仲間とともに2日間で5公演。楽しく、いい刺激をたくさんいただきました。きょうは帰りに香川県の国営讃岐まんのう公園に立ち寄ってきました。和名はホウキギ(箒木)、我が家ではホウキグサ(箒草)と呼んでいます。最近はコキアという呼び名が一般的なようです。秋に小さな花を咲かせますが、鑑賞するのは葉っぱです。まんのう公園には6000本が植栽されているそうです。爽やかなライ...

続きを読む

小ぶりの紫式部

秋に紫色の果実が美しいコムラサキ(小紫)です。いま、小さな花を咲かせています。小ぶりのムラサキシキブ(紫式部)ということでコムラサキ。ムラサキシキブとは別種なのですが、ムラサキシキブという名前で売られているため混同されています。花びらから雌しべ1本、雄しべ4本が飛び出しています。果実は濃い紫色なのに、花は淡い紫色です。枝の下の方から順に咲いていくので、つぼみと開花している状態と、終わった花が並んで...

続きを読む

すもももはなももも

モモ(桃)の果実が美味しい季節になりました。↑こちらは我が家の庭のハナモモの果実。1本の木に3つだけ実っています。例年より大きく育ってきて、いま野球のボールくらいになりました。春には、↑こんな綺麗な花を咲かせてくれて、果実まで!…と思いましたが、ネットで調べると食べても美味しくないんだそうです。でも、ジャムにして食べたという話もありました。モモらしい香りがするし、少なくとも有毒ではなさそうです。母に...

続きを読む

ヤクザな悪茄子

毎年お邪魔している山東町のハス(蓮)池に行ってみました。が、やはり衰退している感じ。そればかりか、ハス池のまわりの畦にはこんな植物が…。北米原産の帰化植物、ワルナスビ(悪茄子)です。1906年、千葉県で発見・命名したのは、牧野富太郎先生。ナスビ(茄子)とよく似た花ですが、牧野富太郎先生がワルと付けたのには因縁の理由があります。まず、この鋭いトゲ。茎にも葉っぱにもあって、触ると痛いんです。それだけではあ...

続きを読む

緑→白→ふわふわ→橙

この時期、山道の道路脇でよく見かけるのが、この植物。白色、緑色、オレンジ色の部分があって、フワフワの綿毛のようなものもある、不思議な花。タケニグサ(竹似草)です。茎の内部が中空であることからの命名だそうです。有毒でシカが食べないためか、最近どんどん殖えているように思います。1本の茎だけに注目するとわかりやすいです。①若いつぼみは緑色です。②緑色から白色に変わります。白いのはガクで、花びらはありません...

続きを読む

沢瀉屋っ!

例の両親の自殺幇助で逮捕された歌舞伎役者の屋号が「沢瀉(おもだか)屋」。登場すると大向こうから「おもだかやっ!」と声が掛かります。初代の生家が漢方薬の沢瀉を扱う薬屋さんだったからだそうです。沢瀉は利尿作用のある漢方薬。けっして睡眠薬ではありません・・・^^これがオモダカ(面高)。ただし、漢方薬に使われるのは、この植物ではなく、別の仲間です。1つの株に雄花と雌花がつきます。↑こちらが雄花。たくさんの雄しべ...

続きを読む

可憐な折鶴蘭

我が家のオリヅルラン(折鶴蘭)に花が咲きました。いままで咲いているのに気づかなかったのか、初めて見ました。ランと付きますが、全然ランらしくないと思って調べたら、やはりラン科ではありませんでした。キジカクシ科で熱帯アフリカ原産だそうです。花びら6枚、雄しべ6本、雌しべ1本。雌しべの基部から蜜が出ているようです。花の直径約1.5cmの小さくて可憐な花です。一日花ですが、24時間ももちません。朝、開花して、夕...

続きを読む

桔梗の五芒星

今年も、キキョウ(桔梗)のお寺として知られる香美町香住区の遍照寺さんにお邪魔してきました。キキョウだけでなく、ギボウシやオカトラノオなど、たくさんの花が出迎えてくれます。キキョウの花は五芒星といわれる星型をしています。古代から西洋、東洋を問わず、★は美しい形とされてきました。バランスのとれた形が心を落ち着かせるのでしょう。国旗に★が入っている国が全体の4分の1にもなるそうです。つぼみが風船みたいだか...

続きを読む

黄糸蜻蛉の顔

キイトトンボ(黄糸蜻蛉)の雄です。頭部と胸部は黄緑色で翅は透明。だから、草むらで飛んでいるときは腹部しか見えません。黄色いマッチ棒の軸が空中に浮かんで移動しているみたい。体長約40mm。イトトンボの仲間では大きめです。顔を正面から撮らせてくれました。顔の大部分は眼です。左右1対の複眼とおでこに単眼が3個。複眼はものの形や色を見る眼、単眼は明暗を感じる眼だそうです。複眼はたくさんの個眼の集まりで、トンボ...

続きを読む

鸛の雛たち

豊岡市野上のコウノトリの巣塔です。親鳥が1羽。足環カタログからJ0362とわかります。今年20歳の雌。J0001とともに2008年からこの巣塔で子育てを続けてきました。2022年までに23羽の子どもたちを育てたベテランです。孫もたくさんいます。巣から飛び立ち、すぐ下の田んぼに舞い降りたJ0362。巣塔を見ると…可愛い雛たちがいました。3羽も。24~26番目の子どもたちです。雛ののどの部分には羽毛がなく、皮膚が露出しているので...

続きを読む

蓮池の蜻蛉たち

但馬のハス(蓮)池が減っているようです。今朝、日高町殿のハス池に行ってみましたが、もう池ではなくなっていました。これまで撮らせてもらった出石町奥小野のハス池も、香美町村岡区笠波峠のハス池も。世話をしてくださる人がいなくなると維持するのが難しいようです。こちらは、豊岡市野上のこうのとり保護増殖センターのビオトープです。ハス池はトンボたちの楽園です。↑ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)の雄。赤トンボの代表...

続きを読む

向日葵と夏の昆虫たち

梅雨明けはまだですが、久しぶりに青空が広がりました。道路脇にヒマワリ(向日葵)の花が咲いていました。今年初めてのヒマワリです。ヒマワリの生産量の世界第1位がウクライナで、2位がロシア。ウクライナ、ロシアの国花はともにヒマワリなんだそうです。ヒマワリの花に来ていたキアゲハ(黄揚羽)。翅が黒っぽくなっていて、夏型でした。こちらはツユムシ(露虫)。7月になると見かけるキリギリスの仲間です。ちょっと弱弱し...

続きを読む

未熟者です

5~6月に開花した果物の花が未熟な果実を形成しています。↑カキノキ(柿の木)の若い果実。富有柿です。カキノキは雌雄同株で雌花と雄花があり、雌花が果実になります。雌しべの花柱は4裂し、その先がさらに裂けるのですが、それがそのまま残っています。ガクが果実のヘタになります。↑クリ(栗)の若い果実。クリも雌雄同株で雌株と雄株があり、雌花が果実になります。小さいのにもうイガに包まれています。黄色く見えるのが雌...

続きを読む

捩花の送粉

我が家のネジバナ(捩花)が花を咲かせました。とっても小さいけれど、ラン(蘭)の仲間です。左巻きのもの、右巻きのものがだいたい1:1です。中には途中で巻き方が変わるものやほとんど捩じれないものもあります。1つの花の大きさは5mmくらい。小さな花には小さな昆虫がやって来ます。コハナバチ(小花蜂)の仲間です。大きさはネジバナと花と同じくらい。下側の白い唇弁を足場に、蜜を求めて頭を花の奥に突っ込んでいきま...

続きを読む

大葉擬宝珠と虎丸花蜂

漏斗のような形のオオバギボウシ(大葉擬宝珠)の花。朝、開花して、夕方にはしぼんでしまう一日花です。やって来たのは、トラマルハナバチ(虎丸花蜂)。雄しべ・雌しべを足場にして、ゴソゴソと花の奥に頭を突っ込んで蜜を吸います。トラマルハナバチは口吻が長いので、花の奥の蜜を吸うことができます。ミツバチのような口吻の短いハチには、オオバギボウシの蜜は吸えません。オオバギボウシは、口吻の長いマルハナバチをおもな...

続きを読む

きょうは半夏生

黄道上の太陽の位置は、春分点を黄経0度として表します。夏至点は黄経90度、秋分点は黄経180度、冬至点は270度。そして、黄経100度の日が「半夏生」。それが今年は7月2日。きょうです。半夏生の頃に咲くということで、ハンゲショウ(半夏生、半化粧)。隆国寺の庭で撮らせてもらいました。垂れていた花穂がだんだん立ち上がってきます。花びらはありませんが、白くなった葉っぱが花びらの役目を果たして昆虫にアピールします。...

続きを読む

雨上がりの紫陽花の上で

雨上がりのアジサイ(紫陽花)の花の上に、ニホンアマガエル(日本雨蛙)。この時期、よく見かける光景です。アジサイにやって来る昆虫を待ち伏せしているのでしょうか。それにしても密集しすぎでは?こちらのアマガエルのすぐ目の前にハエがやって来ました。アマガエルもハエもじっと動きません。カエルは動くものに敏感ですが、動かないものには鈍感です。ハエが動いた瞬間にシャッターを切ろうと待ち構えていました。が、ハエは...

続きを読む

プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

いらっしゃい!

ご訪問、ありがとうございます。