桜便り2023・その10
- 2023/03/31
- 21:00

きょうは、朝来市内のお気に入りの桜スポットを紹介します。3月29日撮影↑まずは、有名な竹田城のソメイヨシノ(染井吉野)。実は雲海と満開の桜を撮った翌日に、また雲海が出ていたので、朝から登城してみました。ところが、前日と違って、雲海は早々に消えてしまいました。開門が8時なので、雲海を背景に満開の桜を撮るチャンスはやはりなかなか厳しいようです。3月29日撮影↑竹田城の麓の朝来市和田山町加都のソメイヨシノ並木。...
桜便り2023・その9
- 2023/03/30
- 21:00

養父(やぶ)市内には、桜の名所がたくさんあります。先日、紹介した樽見の大桜も、養父市大屋(おおや)町です。きょうは、養父市八鹿(ようか)町内のお気に入りの桜、桜並木を3か所、紹介します。3月27日撮影↑まずは、養父市八鹿町の九鹿~小佐にかけてのソメイヨシノ(染井吉野)の並木。知る人ぞ知る桜の名所です。蛇行する小佐川の両岸に植栽されています。私のウォーキングコースです。3月29日撮影↑養父市八鹿町浅間の佐々...
桜便り2023・その8
- 2023/03/29
- 21:00

来週4月3日からNHKの朝ドラ「らんまん」が始まります。モデルは植物学者・牧野富太郎先生だそうで、楽しみにしています。その牧野富太郎先生にゆかりの桜です。新温泉町の正福寺に3年ぶりにお邪魔してきました。湯村温泉の「荒湯」を背にして、階段を53段登ると出会えます。和名はショウフクジザクラ(正福寺桜)。学名は「Prunus ×tajimensis Makino」。牧野富太郎先生による命名です。「Prunus」はサクラ属、×印は種間雑...
雲海と桜
- 2023/03/28
- 21:00

きのうからいい天気。そして、今朝は放射冷却で冷えました。こんなときは、円山川に霧が発生します。しかも、風がほとんどありません。雲海撮影の絶好のチャンス!と、竹田城の北西の藤和(ふじわ)峠に向かいました。峠の頂上に着いたのが8時20分。竹田城は雲海の中に隠れていました。徐々に雲海が下がっていき、やがて天空の城が姿を現してきます。その様子を連続写真でご覧ください。刻々と変化していく様子を、ワクワクしなが...
桜便り2023・その7
- 2023/03/27
- 21:00

いつもの春なら、エドヒガン(江戸彼岸)、ヤマザクラ(山桜)、ソメイヨシノ(染井吉野)の順に咲きます。しかし、今春は、ヤマザクラとソメイヨシノが同時に咲きました。しかも、三分咲きとか五分咲きとかの時期がなくて、開花から一気に満開になったような気がします。3年ぶりに樽見の大桜を見てきました。国指定の天然記念物です。エドヒガンですが、標高が高いので平地のソメイヨシノと同じ頃、例年なら4月上旬に咲きます。今...
軽鴨と海狸鼠
- 2023/03/26
- 21:00

カルガモ(軽鴨)が一斉にこちらに向かって来ます。おかしなことがあるもんだと思っていたら、後方に怪しい影が・・・。ヌートリア(海狸鼠)を避けて移動したようです。ヌートリアは特に危害を加える様子もなく、下流方向に泳いで行きます。カルガモたちも逃げ出すようなことはなく、ちょっと離れたところから様子を見ています。何を慌てているのかわかりませんが、かなりのスピードで泳いで行きました。↓1日1回、ポチッとお願いし...
桜便り2023・その6
- 2023/03/25
- 21:00

昨日、神戸で桜の開花の発表がありました。但馬と同じなので、ちょっと意外でした。天空の城、竹田城のソメイヨシノ(染井吉野)も開花しました。晴れているのですが、黄砂のため霞んでいます。♪見渡す 山の端 霞ふかし黄砂は、タクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで数千m上空まで巻き上げられた土壌の粒子です。それが偏西風に乗って日本のほうに飛んで来ます。黄砂の悪い面ばかりが強調されますが、実はいい面もあるんです。日本...
春色の畦
- 2023/03/24
- 21:00

「春の色」というと何色でしょう。菜の花の黄色、桜の淡いピンク色、新芽の黄緑色、…人それぞれイメージが異なるのでしょうが、私のイメージは↓こんな感じ。タネツケバナ(種浸け花)、ミチタネツケバナ(道種浸け花)の白色、オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)の水色に、若葉の黄緑色。それに、ホトケノザ(仏の座)、ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)の淡い紫色が混じった状態。タンポポ(蒲公英)の黄色が入ってもいいですね。ひと...
桜便り2023・その5
- 2023/03/23
- 21:00

豊岡市出石町の家老屋敷前のシダレザクラ(枝垂れ桜)が見頃です。ソメイヨシノ(染井吉野)より一足早く、間もなく満開になります。夜はライトアップされています。家老というのは家臣の最高位です。昼間なら家老屋敷の内部を見学することができますので、シダレザクラと一緒にお楽しみください。外から見れば平屋なのに、実は二階建て。他にも武家屋敷の仕掛けがいっぱいです。出石家老屋敷所在地:兵庫県豊岡市出石町内町98-9 ...
白花蒲公英に来た昆虫たち
- 2023/03/22
- 21:00

きょうもWBCのTV観戦。劇的で感動的な試合でした。TV観戦を終えてから、小佐川沿いのシロバナタンポポ(白花蒲公英)自生地までウォーキング。この土手にはセイヨウタンポポ(西洋蒲公英)は1つもありません。在来のシロバナタンポポが頑張っています。陽気がいいので、昆虫たちの活動も活発です。シロバナタンポポに来た昆虫たちを撮ってみました。↑ヒメハナバチ(姫花蜂)の仲間。蜜と花粉を求めてやって来たようです。↑...
猫の目草と山猫の目草
- 2023/03/21
- 21:00

WBC、感動的な逆転サヨナラ勝ち。良かったです。それにしても、吉田選手にかえて俊足の周東選手を代走に送った栗山監督の采配は素晴らしい。大谷選手を追い越すような勢いで生還したもの。監督の采配に応えた各選手も素晴らしい。さて、ヤマネコノメソウ(山猫の目草)に続いて、ネコノメソウ(猫の目草)も開花しました。13日の当ブログで紹介したヤマネコノメソウより湿地に群生します。ヤマネコノメソウと同じように、花びら...
春の妖精2023・その11
- 2023/03/20
- 21:00

先日のアズマイチゲ(東一華)に続いて、丹波篠山市大山宮の春の妖精たちです。キクザキイチゲ(菊咲一華)です。アズマイチゲとよく似ています。アズマイチゲの花は白色ですが、キクザキイチゲは白色~紫色。ここのキクザキイチゲは上品な淡い紫色です。葉っぱの切れ込みがアズマイチゲより深く、ギザギザしています。木々が葉っぱを茂らせ、林床が暗くなる前に、さっさと花を咲かせて種子をつくります。夏から冬は地下で過ごす、...
桜便り2023・その4
- 2023/03/19
- 21:00

きょう、大阪ではソメイヨシノ(染井吉野)の開花宣言がありました。一昨年と並んで、観測史上最も早いタイ記録だそうです。↑こちらは、当地で私が勝手に決めている標本木のきょうの様子です。つぼみが少し赤みを帯びてきましたが、まだ固いようです。一方、こちらは豊岡市出石町荒木の出石清和園の前のサクラ。三分咲きというところでしょうか。早咲きのサクラは、赤色やピンク色が多いのですが、これは白色。ガクは赤色で、もう...
一面の花菜
- 2023/03/18
- 21:00

きょうは気温が低く、小雨が降ったり止んだり。そんなわけで、先日、出かけたときに撮ったハナナ(花菜)です。広大な畑に植えられたハナナ。春景色の定番で、たくさんの観光客が来られます。でも、ハナナが畑一面に植えられているのは、景観のためだけではありません。ハナナの茎や葉っぱをすき込んで、その後に植えられる野菜の肥料にするのです。ハナナを緑肥とした畑にサツマイモを植えると、サツマイモが病気にかかりにくいん...
春の妖精2023・その10
- 2023/03/17
- 21:00

丹波篠山市の大山宮にお邪魔してきました。セツブンソウ(節分草)が終わり、いまはアズマイチゲ(東一華)が開花しています。「アズマ」は関東地方の意味だそうですが、近畿にも自生しています。北海道にも九州にも分布しているそうです。樺太にも朝鮮半島にも。真っ白でとっても可憐な春の妖精です。雄しべの基部が紫色になっているのがチャームポイント…^^花びらに見えるのはガクです。横から見ると、それがよくわかります。図...
梅ジロー
- 2023/03/16
- 21:00

たつの市の綾部山梅林にお邪魔してきました。「ひと目二万本」と言われる梅林です。海の向こうに小豆島、家島諸島が見えます。今年はなかなか会えなかったのですがやっと会えました、今シーズン初の梅ジローです。人通りの少ないところに行くといました。メジロの舌の先端は筆先のようになっていて、花の蜜を上手に吸うことができます。ウメはメジロに蜜を提供しています。ウメにとってメジロは、大切な花粉の運搬役ですから。↓1...
耕運と鸛
- 2023/03/15
- 21:00

豊岡市百合地(ゆるじ)の田んぼで、耕運が始まりました。トラクターが耕し始めた途端、コウノトリ(鸛)が1羽飛んで来ました。足環カタログからJ0270とわかりました。もうすぐ4歳になる雄です。トラクターの後ろを歩けば、土中の生き物たちが次々発見できます。そこへ、J0100が飛んで来ました。今年8歳になる百合地ペアの雌です。トラクターの後ろをついて行けば、餌が得られることをちゃんと学習しているんです。さらに、J...
源平咲きの梅
- 2023/03/14
- 21:00

我が家のご近所のウメ(梅)が満開です。小さな鉢植えのウメがこんなに大きく育ったのだそうです。大部分は白い花なのですが、一部にピンク色の花が咲いている枝があります。1本の木に赤色と白色の花が咲くのを「源平咲き」というそうです。平氏が赤旗、源氏が白旗だったことに由来します。運動会の赤組・白組も、これに由来するという話を「チコちゃんに叱られる」でやっていました。枝ごとに違うのかと思ったら、同じ枝に白色と...
山猫の目草の雌しべ・雄しべ
- 2023/03/13
- 21:00

この花も春の訪れを告げてくれます。ヤマネコノメソウ(山猫の目草)です。ヤマとつきますが、山中ではなくて、道端の石垣、林縁の水路に生えています。丸っこい葉っぱに囲まれて、10個くらいの花がついています。1個の花は直径5mmくらい。花びらはなく、黄緑色のガクから雄しべ、雌しべが出ています。花の1つをアップしてみます。雄しべは4本。黄色い葯から花粉がたくさんこぼれています。図鑑には「雄しべは8本」とか「雄し...
ニャンコの木
- 2023/03/12
- 21:00

春の訪れを告げるネコヤナギ(猫柳)です。まだ、赤い帽子をかぶったものも。陽光を浴びて、小佐川の川面がキラキラと輝いています。たくさんの別名があるネコヤナギ。川原に生えるからカワヤナギ。フワフワの花序からネコと結びつけて、ネコノマクラ、ニャンコノキとも。地方によっては、イヌコロとかベコヤナギなどと、イヌやウシと結びつけた呼び名もあるそうです。各地で愛されてきた存在なんでしょう。雌雄異株で、これは雌株...
白梅
- 2023/03/11
- 21:00

WBCの中継を観ていると、アナウンサーも解説者も「アジャスト」を連発。「対応」とか「順応」という意味らしいですが、日本語でいいんじゃないの?おとといの紅梅に次いで、きょうは白梅です。背景を工夫しながら撮ってみました。紅梅を背景に。柔らかい感じになりました。青空を背景に。ほんとはもっとスカッとした青空なのですが、黄砂のため霞んでいます。白梅を背景に。絞りは臨機応変にアジャストしてます…^^↓1日1回、ポ...
春の妖精2023・その9
- 2023/03/10
- 21:00

丹波篠山市日置のユキワリイチゲ(雪割一華)が全開です。1週間前に少しだけ開花していたのですが、このところの温かさでみごとに開きました。クリ(栗)の木の下に群生するユキワリイチゲ。白く見えるのがすべて開花したユキワリイチゲです。花びらに見えるのはガクです。上品な淡い紫色が魅力です。図鑑には「ふつう8~12枚」と紹介されています。しかし、ここのユキワリイチゲは20枚以上あるのがよく見られます。全開の光景に...
紅梅
- 2023/03/09
- 21:00

ウメ(梅)の花が見頃になってきました。ちょっと足を伸ばして、綾部市の舘町の梅林公園と、和木町の梅林にお邪魔してきました。きょうは、背景をいろいろ変えて、紅梅を中心に。まずは、青空を背景にした紅梅。白梅を背景にした紅梅。そして、サンシュユ(ハルコガネバナ)を背景にした紅梅。春らしくていい感じ・・・^^↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使...
春黄金花
- 2023/03/08
- 21:00

4月から始まるNHK朝ドラ「らんまん」は、牧野富太郎先生をモデルにしたドラマだそうです。「日本の植物学の父」と言われ、たくさんの新種を発見し、命名した先生。但馬の氷ノ山にも登られて、ここでいくつかの新種を発見されています。「雑草という草はない!」という名言は、どんな場面で飛び出すのでしょうか。楽しみです。あちこちにサンシュユ(山茱萸)の花が咲き始めました。春の訪れを感じさせる花です。「茱萸」とはグ...
桜便り2023・その3
- 2023/03/07
- 21:00

これもエドヒガン(江戸彼岸)でしょうか?豊岡市民会館の近くのサクラです。豊岡の市街地では最も早く咲くサクラです。雄しべの花糸に赤いものや白いものがあって、けっこうバラバラなんです。エドヒガンの系統に他のサクラの遺伝子が混ざっているのかもしれません。まだつぼみがたくさんありますが、もう花びらが散った花もあります。長い期間にわたって次々に花をさかせるようです。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励み...
但馬海岸・春
- 2023/03/06
- 21:00

きょうは快晴で、最高気温15℃、穏やかなドライブ日和です。香住から竹野まで海岸線を走ってみました。雲ひとつない青い空、青い海。今子浦の「かえる島」。但馬海岸は奇岩の宝庫です。但馬海岸は、岬や入り江がいっぱいある典型的なリアス式沈降海岸。陸上が複雑だということは、海底の地形も複雑です。それだけ藻類の種類や数が豊富。・・・ということは、動物の種類や数も豊富。早い話、豊かな海ということです。これも奇岩のひとつ...
星の瞳
- 2023/03/05
- 21:00

ホシノヒトミ(星の瞳)というロマンチックでとてもいい別名があります。なのに、オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)というあまりありがたくない名前で知られています。ヨーロッパ原産で、明治の初めに日本に入り込み、急速に分布を拡大していったようです。いまやどこにでも見られる、小さくて可愛い雑草です。花びら4枚、雌しべ1本、雄しべ2本というシンプルな構造の花。でも、よく見ると、とっても繊細なんです。花びら4枚は同...
桜便り2023・その2
- 2023/03/04
- 21:00

朝来市和田山町の図書館前のエドヒガン(江戸彼岸)が三分咲きです。開花といっても、パッと開ききった状態ではなくて、恐るおそる開きかけた感じ・・・^^エドヒガンは、ソメイヨシノ(染井吉野)の片親です。花びらの淡いピンク色はソメイヨシノに受け継がれています。ここのエドヒガンは、10日後には満開になりそうです。そして、その10日後くらいにソメイヨシノが開花するはずです。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みにな...
春の妖精2023・その8
- 2023/03/03
- 21:00

きょうは陽射しがあっていい天気。2週間ぶりに丹波篠山市日置のユキワリイチゲ(雪割一華)を訪ねてみました。陽光を浴びて、たくさんのつぼみが頭を持ち上げていますが、開花しているものはまだ少数です。時刻は、13時半くらい。気温は12℃。もう少し気温が上がると開くのでしょうか。みんな南を向いています。ユキワリイチゲの葉っぱは独特の色をしています。表はくすんだような緑色。裏側は紫色っぽくて、独特の模様が入ってい...
梅花と蜜蜂
- 2023/03/02
- 21:00

ウメ(梅)の花に、ニホンミツバチ(日本蜜蜂)がやって来ました。この時期に蜜や花粉を提供してくれる花は少なく、ミツバチにとってウメはありがたい存在です。一方、ウメにとってもミツバチは受粉にかなり貢献してくれる存在です。特に、セイヨウミツバチ(西洋蜜蜂)より寒さに強いニホンミツバチは、頼りになります。花にやって来たミツバチは、花の中心部に頭を突っ込んで蜜を食べます。このとき、からだのあちこちに花粉がく...
2種類の梅花
- 2023/03/01
- 21:00

丹波市市島町の三ツ塚史跡公園の梅林に行ってきました。早咲きのウメ(梅)は散りかけていますが、多くは咲き始め。まだ、つぼみが固いものもたくさん見られます。公園に入ると、いい香りが漂っています。ウメに2種類の花があるのを、初めて知りました。↓3つの花が咲いていますが、左下の花は他の2つの花と異なるところがあります。さて、どこでしょう?それは・・・左下の花は、雄しべばかりで雌しべがありません。つまり、これは...