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記事一覧

橅林は海の恋人

きょうも一日中スッキリしない天気です。だんだん冷えてきました。先日撮った妙見山のブナ(橅)の林です。ほとんど葉っぱを落としました。ブナは山の動物たちにとって重要な食物源です。毎年、たくさんのドングリを提供してくれます。ただ、胸高の直径が15~20cm以上に成長しないと、ドングリがなりません。そこまで成長するのに40~50年かかるといわれています。ブナは、ゆっくりと時間をかけて成長していくんです。落とした葉っ...

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山茶花に来た昆虫たち

今朝、玄関に出ると、ムワァーと生ぬるい空気。朝から気温が19℃もありました。天気は曇り、その後ずーっと雨。そこで、先日撮ったサザンカ(山茶花)来た昆虫たちです。↑オオスズメバチ(大雀蜂)がサザンカの蜜を吸いにやって来ました。図鑑には、オオスズメバチが見られるのは「4~10月」とありましたが、いまは11月末。新女王蜂を除いて雄バチもはたらきバチも皆秋の終わりには一生を終えるはずです。が、ブンブンと大きな羽音...

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山柿の果実

上方落語に「さくらんぼ」(江戸では「あたま山」)という噺があります。頭にサクラの木が生えてきて、頭の上で宴会が始まり、喧しくてかなわんと引き抜くと池ができます。しまいには自分の頭の池に身投げするという、奇想天外が噺。この噺のもとは、「あたま池」という民話なんだそうです。その民話では、頭に生えてくるのはサクラではなくて、カキです。山に自生しているヤマガキ(山柿)です。カキの原種といわれています。直径...

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白昼の日本鹿

コロナ禍で高座の数が減っていましたが、最近やっと増えてきました。きょうは午前・午後、2会場で出番をいただきました。2つ目の会場に向かう道中で、助手席の落語仲間がシカを発見。ハナシカが「シカだ!」だって・・・^^3頭のニホンジカ(日本鹿)が警戒するようにこちらを見ています。シカたちの後方に防獣柵があり、シカたちは柵の外側にいます。3頭とも雌で、母親(左)とその娘たちだと思われます。手前に川があるので安心...

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紅葉黄葉2022・その14

いい天気に誘われて、妙見林道をドライブ。日光院から名草神社に向かう林道の車窓からの景色です。紅葉の神社や寺の庭がにぎわいますが、こういう紅葉もいいもんです。自然の中のどこを切り取って写真にするか。自分の腕を試されているような気がします。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお断りします。...

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西方寺の山茶花

3年ぶりに篠山市今田町の西方寺にお邪魔してきました。お目当ては、このサザンカ(山茶花)です。樹高4.5m、幹周り1.8m、枝は東西方向にも南北方向にも9mに広がっています。樹齢は推定約600年だそうです。兵庫県で最大のサザンカ。おそらく全国でも有数の大きさなのではないかと思います。サザンカもこんなに大きくなるんですね。まだ咲き始めで、花の数は少ないのですが、枝ぶりに圧倒されます。所在地:丹波篠山市今田町今...

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赤い果実・真弓

我が家のマユミ(真弓、檀)の果実です。今年はたくさん実りました。昔、この木で弓を作ったことからマユミだそうですが、本当かなぁ?低木ですし、枝分かれが多くて、真っ直ぐな長い材は得られそうにありません。素人の考えですが、竹のほうがよほど弓に向いていると思います。マユミは紅葉もいいですし、葉っぱが落ちた後も、果実と飛び出した赤い種子を長く楽しめます。1つの果実に4つの種子が入っています。この種子は有毒な...

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烏と雉

きょうは一日中、雨。これからの但馬は、こういうスカッとしない天気が続きます。先日、車を運転中に出会った鳥を2種類。まずは、路上のハシボソガラス(嘴細烏)の群れ。25羽くらいいます。車のフロントガラス越しに撮っています。木の実か何か落ちているようです。車が通るたびに飛び立ちますが、すぐにまた戻ってきます。何を食べているのかは、不明のまま。こちらは、家を出てすぐの休耕田で見つけた雄のキジ(雉)。車窓から...

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楓の滝

阿瀬渓谷の「楓の滝」です。若林川の滝の1つ。落差は約8m。大きくはありませんが、山道を登ってきてホッと一息つける滝です。滝の右側にあるイタヤカエデ(板屋楓)が名前の由来でしょう。滝壺にイタヤカエデの葉っぱがたくさん浮いています。この時期ならではの光景です。所在地:兵庫県豊岡市日高町羽尻アクセス:北近畿豊岡道の日高神鍋高原ICから、国道482号、県道259号を西へ。     第1駐車場まで9.6km、車で21分。...

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紅葉黄葉2022・その13

香美町村岡区の御殿山公園に立ち寄ってきました。ここは以前、陣屋があったところです。まったく知らなかったのですが、以前はここに兵庫県立八鹿高校の村岡分校(現在の兵庫県立村岡高校)があったのだそうです。先日、ここの最後の卒業生という方から聞いて知りました。昭和57年には、その村岡高校も移転し、いまは「御殿山公園」として住民の憩いの場になっています。紅葉の季節も終わりに近づき、紅色と黄色の絨毯がずいぶん分...

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紅葉黄葉2022・その12

落語仲間と一緒に、大屋町の「天滝(てんだき)」に行ってきました。出番前の登山で、なかなか苦戦しておられました。コロナ禍でリモート勤務が増えると、体力が落ちているらしいです…^^紅葉の真っ盛り、マイナスイオンをいっぱい受けて、リフレッシュしてきました。落語会のマクラで、「お客さまが笑ってなくても、私のひざが笑ってます!」で爆笑。薄っすらと虹も見えます。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになってい...

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桑野本の大銀杏

桑野本の大銀杏を見に行ってきました。集落の入り口まで行くと、遠くからでも見ることができます。まわりの木々に比べて一段と高くそびえ立っています。何しろ樹高44m。兵庫県でいちばん高いイチョウ(銀杏、公孫樹)です。樹齢約300年だそうです。近づくと、もう圧倒されます。威風堂々というのはこういうことか!と思います。案内板によると、幹周りは8.2mで県内3位。いまが黄葉の真っ盛り。境内はモミジの落ち葉で赤く染まっ...

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紅葉黄葉2022・その11

先日ご紹介した阿瀬渓谷の「楓の滝」のさらに上流、若林取水口まで行ってきました。若林取水口は関西電力の阿瀬発電所の付属施設です。標高440m。この近くで取り入れた水がトンネルを通って、約2.3km下流の発電所まで流れ、電気を生み出します。駐車場から歩くこと、約1時間。登山道の手前には陽が当たらず、渓谷の対岸には陽が当たるため、こんな景観が見られます。汗がスーッとひいていくようないい眺めです。所在地:兵庫県...

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紅葉黄葉2022・その10

丹波篠山市の紅葉の名所、洞光(とうこう)寺です。お邪魔したとき、ちょうどご住職が鐘をついておられました。南北朝時代に創建されたという古刹です。たくさんのイロハモミジに囲まれていて、右を見ても左を見ても紅色、黄色、黄緑色…。知る人ぞ知る紅葉の名所でしたが、先日、神戸新聞の一面に紹介されました。そのためだと思います。平日なのにたくさんの観光客で、駐車場は満杯でした。でも、拝観料もとらないところがいいで...

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山神社の欅

但馬の巨木のうち、落葉樹の巨木は紅葉黄葉のシーズンのうちに巡りたいと思っています。きょうは、日高町山宮の山神社のケヤキ(欅)です。山宮(やまのみや)という地名は知っていたのですが、山(やま)神社を知りませんでした。山神社があるところだから山宮なんですね。当たり前のことに気づき、ちょっと嬉しくなりました。とっても位の高い山の神なんだそうです。山神社にはケヤキの巨木が8本もあります。鳥居の横にも立派な...

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紅葉黄葉2022・その9

きょうは三木市の高齢者大学で講師をさせていただきました。終演後、昼食のついでに紅葉の名所に立ち寄りました。三木市の伽耶院です。修験道の寺として知られています。たくさんの紅葉に囲まれて、いい気分転換になりました。所在地:兵庫県三木市志染町大谷410 伽耶院アクセス:山陽自動車道の三木東ICから北東方向へ1.3km、車で3分。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング この...

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天神社の栃の木

きのうに続いて、きょうもトチノキ(栃の木)です。豊岡市日高町の万場スキー場駐車場のそばにある天(てん)神社のトチノキ。トチノキとしては兵庫県第3位の巨木です。樹高35m、幹周り8.5m。樹齢は約350年と言われています。このトチノキ、ちょっと変わっています。人の背丈くらいの位置に「こぶ」があり、そこから何とケヤキ(欅)が生育しています。このケヤキが幹周り90cmもあるのですから驚きです。ケヤキの根はトチノキの...

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新屋の栃の木

不定期に「但馬の巨木」を紹介しています。香美町小代区のトチノキの巨木群です。兵庫県下のトチノキの巨木ベスト10のほとんどが、小代区新屋字備にあるんだそうです。幹周りが3m以上のものを巨木といいますが、それが20本もあるそうですから、大変な巨木群です。標高800mの高地の深い谷に点在します。所在地:兵庫県美方郡香美町小代区新屋字備アクセス:北近畿豊岡道の八鹿氷ノ山ICから51km、車で1時間30分。     国...

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紅葉の源太夫滝

紅葉の滝巡りです。阿瀬渓谷の源太夫滝に行ってきました。以前はもっと近くまで車で行けたのですが、第1駐車場から先は通行止めになっています。そこから歩いて約10分で、この景色に出会えます。左が源太夫滝。落差30mの素晴らしい滝です。右が出会いの滝。2つの落ち口をもつ幅広の滝で、落差は6m。黒い岩肌を流れ落ちる水が白いカーテンのように見えます。もう1週間早いと、周りの木々の色がもっときれいだったかも。所在地...

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紅葉黄葉2022・その8

「丹波篠山もみじ三山」のうちの1つ、高蔵寺にお邪魔してきました。天台宗の古刹。周辺の古刹と同じように、ここも明智軍の兵火に遭い、消失した歴史があります。本堂に行くまでの参道が紅葉のトンネル。午後2時を過ぎると、徐々に日陰になっていきます。写真を撮るなら、午後2時までに訪問するのがよさそうです。所在地:兵庫県丹波篠山市高倉276 高蔵寺アクセス:舞鶴若狭自動車道の丹波篠山口ICから国道176号を北へ約9km...

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紅葉黄葉2022・その7

朝の神鍋高原に行ってきました。イチョウ(銀杏、公孫樹)の並木がいい感じに色づいています。平地は濃い霧に包まれていましたが、神鍋高原は雲海の上。きれいに晴れて、朝の陽射しが降り注いでいました。色彩的に真っ赤な車が来てくれたらいいなぁと思いながら、しばらく待ちました。が、何事も思うようにはなりません…^^たまに通る車は、黒か白か、軽トラ…道の駅「神鍋高原」の近く。今月1日にオープンしたばかりのホテルの前の...

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紅葉黄葉2022・その6

香美町小代(おじろ)区の「とちのき村」に行ってきました。ここは尼崎市立の「美方高原自然の家」。その愛称が「とちのき村」です。キャンプ、バーベキュー、沢遊び、スキーなど、一年中野外活動が楽しめます。その後方の山々がみごとな紅葉を見せています。新屋八反の滝の上部「とちのき村」の近くの「新屋八反(にいやはったん)の滝」。落差32mだそうです。午後1時頃ですが、陽が当たりません。黒い崖を割って、細い滝が白い...

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霧のまち

皆既月食の写真を撮ろうとしました。が、暗くて↓これが精一杯でした。さて、「霧の都・ロンドン」よりも霧の発生日数が多いのが、兵庫県豊岡市。まさに「霧のまち・豊岡」です。今朝も、円山川下流域は霧に包まれました。城崎の来日岳、和田山の竹田城など、上から見た雲海が有名ですが、雲海の中はこの状態。50m先がうっすらとしか見えません。モノトーンの世界にカモの姿がチラホラ。前日がいい天気で水温が上がり、放射冷却で...

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真鴨のエクリプス

11月8日の夜には皆既月食が見られます。19時59分頃がピークだそうです。晴れてくれることを願っています。日食や月食のような「蝕」を、天文用語では「エクリプス」といいます。「隠れてしまう」現象です。10月下旬から小佐川にもマガモ(真鴨)が来てくれています。警戒心の強いカモなのに、こんな幅の狭い川にも来てくれるのは嬉しいことです。この3羽の先頭を行く1羽が雄で、後方の2羽が雌のようですが、実はそうではありま...

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紅葉黄葉2022・その5

養父市の日光院の紅葉です。鐘撞き堂越しに見る紅葉は額縁に入れた絵画のよう。樹齢約600年といわれるケヤキ(欅)とイチョウ(銀杏、公孫樹)の大木が並び立つ境内。地面は、緑色のコケの上に黄色と褐色の絨毯が敷き詰められ、日ごとにその厚さを増していきます。所在地:兵庫県養父市八鹿町石原450 日光院アクセス:北近畿豊岡自動車道の八鹿氷ノ山ICから国道9号、県道267号を西へ。9km、車で20分。↓1日1回、ポチッとお願い...

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赤い果実・実葛

小佐川沿いのウォーキングコースでサネカズラ(実葛)の果実を見つけました。真っ赤で、とっても目立ちます。ソメイヨシノの幹に巻きついています。サネカズラは、つる性の木本で常緑です。毎年、果実が赤くなってから、その存在に気づくので、花を見たことがありません。夏に花を咲かせているはずなのですが、葉っぱの影にあって目立たないようです。来年こそ、サネカズラの花を撮ってみようと思っています。サネカズラと言えば、...

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背黒鶺鴒と河烏

小佐川で、セグロセキレイ(背黒鶺鴒)とカワガラス(河烏、川鴉)が仲良く採餌中です。セグロセキレイはおもに水生昆虫を食べています。最近、ハクセキレイ(白鶺鴒)に押されて数を減らし気味なんだそうです。カワガラスはカラス(烏)の仲間ではありません。黒っぽいところからの命名でしょうが、黒色ではなくチョコレート色です。カワガラスもおもに水生昆虫を食べています。セグロセキレイやカワガラスが棲むということは、そ...

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紅葉黄葉2022・その4

朝来市和田山町の糸井の大カツラ(桂)の黄葉が見頃を迎えています。駐車場に車を止めて、緩やかな登り道を歩くこと8分。少し薄暗い杉木立の中を抜けて行くと、見事な大カツラが出迎えてくれます。樹齢約2000年といわれる巨樹で国指定の天然記念物です。主幹はすでに朽ちていますが、その周りに生えたひこばえが約80本。それらが全体として巨樹を構成しています。樹高36m、幹周り19.2mだそうです。ひこばえを合わせて幹周りとし...

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紅葉黄葉2022・その3

小佐川沿いのソメイヨシノ(染井吉野)の並木です。ソメイヨシノは8月くらいからゆっくり葉っぱを赤褐色に変え、少しずつ落としていきます。強い風にさらされるところは葉っぱをずいぶん落としていますが、この辺りはまだ残っています。きのうの雨模様から一転、きょうはよく晴れました。気持ちのいい秋空です。黄色くなったイチョウ(銀杏)の葉っぱを背景に。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・...

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天竺牡丹いろいろ

きょうは一日中雨。フィールドに出るのは止めにしました。先日のダリア(天竺牡丹)の続きです。ずいぶん冷えてきましたから、こんなのはいかがですか?↑その名も「ペチカ」。見ているだけで暖まる炎のような花です。↑こちらは「サフラン」。赤~ピンク~白のグラデーションが美しい品種です。↑こちらは「ティアラ」。ピンク系でも穏やかなピンク色。優しい感じ。↑こちらは「太湖」。大輪です。日本名かと思ったら、中国の湖の名前...

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プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

いらっしゃい!

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