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記事一覧

彼岸花2022・その8

きょうは9月最終日。野球の赤チームの今シーズンは、どうやら終了のようです。ヒガンバナ(彼岸花)も、これが今シーズンの最終回かな。ソバ(蕎麦)畑の畦のヒガンバナです。背景が白色のヒガンバナもまたいいかなと。曇っていたのが残念。こちらはコスモス(秋桜)を背景に。やはり陽射しがあったほうが映えますね。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断...

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彼岸花2022・その7

今年は、長くヒガンバナ(彼岸花)を楽しむことができます。彼岸の中日から6日経った朝来市伊由市場のヒガンバナ群生地です。花びらが白っぽくなった花もありますが、まだ元気な花もつぼみも見られます。日本のヒガンバナはすべて誰かが植えたものか、その球根から殖えたものです。ネズミやモグラよけに田んぼの畦に植えられていることが多いのですが、ここは畦ではありません。土葬の時代、獣に墓を荒らされないようにヒガンバナ...

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続・藤袴に来た昆虫たち

フジバカマ(藤袴)の蜜はとっても魅力的なようです。アサギマダラ(浅葱斑)だけでなく、たくさんの種類の昆虫たちがやってきます。↑アオスジアゲハ(青筋揚羽)。アサギマダラの翅の青白い部分、アオスジアゲハの翅の青緑色の部分は、ともに鱗粉がありません。鱗粉がないところが浅葱、青筋という特徴になり、種名になっているのが面白いです。↑こちらは、ホシホウジャク(星蜂雀)。昼行性のスズメガの仲間です。ホバリングしな...

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藤袴に来た昆虫たち

フジバカマ(藤袴)に来るのはアサギマダラ(浅葱斑)だけではありません。他にも、けっこうレアな昆虫と出会いました。↑これはレアな昆虫ではありません。ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)です。きょうは、たくさんのツマグロヒョウモンが訪れていました。しかも、なぜか雄ばかり。↑こちらはモンシロチョウ(紋白蝶)。もちろん、よく見かけます。レアなのは、↓こちら。ハキリバチの仲間で、たぶんクズハキリバチ(葛葉切り蜂)。...

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来ました!浅葱斑

そろそろ来ている頃だと思って、豊岡市加陽(かや)の水辺公園に行ってきました。フジバカマ(藤袴)の花に来てました! アサギマダラ(浅葱斑)が。アオスジアゲハのようにパタパタとせわしなく羽ばたくのではなく、ゆっくりと翅を動かして飛びます。大きいし、飛び方が優雅です。近所の方の話では、きのう来始めたそうです。正確に数えたわけではありませんが、7~10頭くらい来ていたようです。台湾や南西諸島に向かう長い旅路...

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秋桜2022・その1

村岡町村岡のコスモス(秋桜)の花に来た昆虫たちです。↑ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)の雄。↑コアオハナムグリ。いろんな花の花粉や蜜を食べるのですが、1種類の花を集中的に訪問するのだそうです。だから、植物にとってはポリネーター(送粉者)としてありがたい存在です。↑セイヨウミツバチ。ミツバチも1種類の花を集中的に訪問します。コスモスの蜂蜜って食べたことがありませんが、どんな味なのでしょう?↓1日1回、ポチッ...

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彼岸花2022・その6

田んぼの畦に紅白のヒガンバナ(彼岸花)が咲いているところがありました。白いのは、シロバナヒガンバナ(白花彼岸花)とかシロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)と呼ばれます。赤いヒガンバナと黄色いショウキズイセン(鍾馗水仙)の自然交雑種だそうです。赤色と黄色をかけ合わせたら白色になるというのは、不思議で面白いです。純白ではなくて、うっすらと黄色くて、よく見ると淡いピンク色のところもあります。シロバナヒガ...

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彼岸花2022・その5

きょうは彼岸の中日。雨ときどき曇りの一日です。ヒガンバナ(彼岸花)にジャコウアゲハ(麝香揚羽)の雌がやって来ました。ヒガンバナにやって来るのは、カラスアゲハ、クロアゲハなど、たいていアゲハの仲間です。モンシロチョウやミツバチはやって来ません。きょうも、近くをモンシロチョウが飛んでいましたが、ヒガンバナに止まることはありませんでした。その理由は、彼らの可視光線にあります。可視光線の範囲は、紫色~赤色...

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彼岸花2022・その4

例年、いま頃のヒガンバナ(彼岸花)が最も美しいのです。ところが、今年は台風の強い風を受けたためか、花びらが傷んでいるものがたくさんあります。雨上がりに、傷んでいないものを選んで撮ってみました。それに、今年はヒガンバナの数が少ないように思います。例年、たくさんのヒガンバナで埋め尽くされる場所もまばらな感じです。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブロ...

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尾長早苗の雌雄

今年も小佐川沿いでオナガサナエ(尾長早苗)に出会いました。昨年は雄にしか会えなかったのですが、今年は雌にも会いました。ちょっとレアな清流のトンボです。↑こちらがオナガサナエの雄。黒色のからだに黄色の模様。写真で見るとオニヤンマに似ています。でも、大きさが全然違います。オニヤンマよりも小形です。何と言っても腹部の先端の尾部付属器が特徴的です。一方、↑こちらがオナガサナエの雌。雌雄とも澄んだエメラルドグ...

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秋の野芥子と花蜂

台風一過で、スカッと晴天。…とはならず、きょうはどんよりしていてときどき小雨が降る天気。でも、台風が秋の空気を連れてきました。一気に涼しくなりました。淡い黄色のアキノノゲシ(秋の野芥子)の花が咲いています。タンポポのような花ですが、筒状花がなく舌状花だけからなる花です。ハナバチの仲間がやって来て花粉にまみれています。アシブトムカシハナバチ(脚太昔花蜂)だと思います。秋に現れるハナバチです。植物も昆...

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続・萩に来た蜂たち

台風14号が接近。そんなわけで、きょうは9月15日の当ブログでご紹介した高照寺のハギ(萩)の続編です。高照寺には、紅白のハギが植えられています。白いハギ、赤いハギ、どちらがお好みですか?赤いハギよりも少し遅れて白いハギが満開になります。白いハギにも、赤いハギと同じハチたちが来ていました。↑ハキリバチの仲間。たぶん、スミスハキリバチだと思います。そして、↑こちらがちょっと太っちょのハチ。いまだに種名がわか...

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彼岸花2022・その3

今年も暇なシルバーウィークです。1日3会場で公演なんて年もありましたが、ここ3年間はコロナでさっぱりです。コロナがやっと落ち着いてきたと思ったら、あすの高座は台風のために延期ですって…--;養父市大屋町宮垣の棚田のヒガンバナ(彼岸花)です。こちらもすでに稲刈りが終わっていました。最近あまり見かけなくなった稲木がまだ見られます。こうして稲木に干すことによって、アミノ酸や糖の含量が増すのだそうです。手間はか...

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溝蕎麦に来た昆虫たち

9月も中旬になって、ミゾソバ(溝蕎麦)のピンク色の花が目立つようになりました。ミゾソバの花にはいろんな昆虫たちが集まって来ます。↑アオスジアゲハ(青筋揚羽)。飛翔力が強くて、素早く飛び回ります。花に止まっているときも、翅を細かく羽ばたかせています。↑キイロスズメバチ(黄色雀蜂)。秋には攻撃性が強くなるので気をつけなければなりませんが、吸蜜中は大丈夫です…^^ハエやアブ、ミツバチなどを襲って食べますが、こ...

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彼岸花2022・その2

あちこちにヒガンバナ(彼岸花)が咲き始めました。実ったイネを背景に撮ろうと思ったのですが、年々稲刈りが早くなっています。特に、台風がやって来るというので、慌てて稲刈りを済ませた田んぼも多いようです。そんな中、やっと見つけた稲穂とヒガンバナのコラボです。稲穂を背景にヒガンバナを撮ろうとしていたら、たまたまそこへキアゲハ(黄揚羽)が登場。あまりにもグッド・タイミングなのでびっくりしました。ヒガンバナは...

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萩に来た蜂たち

養父市八鹿町高柳の高照寺のハギが見頃を迎えています。ハギにもいろいろありますが、ミヤギノハギ(宮城野萩)でしょうか。ハギの花の蜜を求めてハチの仲間がたくさん来ています。ハキリバチ(葉切蜂)の仲間。たぶんスミスハキリバチ。マメ科の植物の葉っぱを丸く切り取って巣に運びます。その中に花粉と蜜を練ったものを貯え、これを餌にして幼虫を育てるのだそうです。ミツバチより太っちょの↑こんなハチが盛んにハギの花の蜜...

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釣船草と虎丸花蜂

すんなりと秋にはなってくれませんね。きょうも暑い一日でした。ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)にトラマルハナバチ(虎丸花蜂)がやって来ました。左右2つの花のうち、どっちの花に行くと思いますか?ときどき裏切られますが、だいたい予想できます。右の花でした。左の花はちょっと傷がついています。もうすでに訪問者がいた証拠です。その点、右の花は傷がついていませんので、たっぷり蜜があるはずです。トラマルハナバチがゴ...

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花粉だらけの土蜂

きょうも野生ニラに来た昆虫です。黒いからだに金色の毛が生えているキンケハラナガツチバチ(金毛腹長土蜂)。触角が短いので雌です。雌は針を持っていますが、ヒトを刺したりはしません。雄は触角が長く、もう少しスマートな感じ。土中のコガネムシの幼虫を見つけ、針で麻痺させてから卵を産みつけます。卵からかえったキンケハラナガツチバチの幼虫は、コガネムシの幼虫を内側から食べて成長します。成虫になると一転して、花の...

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黒丸花蜂の雄蜂と働き蜂

野生ニラの花にクロマルハナバチ(黒丸花蜂)がやって来ました。ミツバチよりちょっと大きめのハチです。大人しいハチで刺すようなことはありません。黒色で腹部の先だけオレンジ色です。すぐ近くに、もう1種類のハチ!…と思ったら、同じクロマルハナバチでした。1枚目が働き蜂、2枚目が雄蜂です。雄蜂は黄色に黒色の帯があり、顔も黄色です。働き蜂は、花粉や蜜を集めて巣に持ち帰り、幼虫を育てます。一方、雄蜂は巣を飛び出すと...

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野生韮に来た昆虫たち

小佐川沿いに何箇所か、野生ニラ(韮)の花が咲いています。作物のニラが野生化したものですので、売られているものと何ら変わりません。自分で刈り取ってくれば、レバニラ炒めでもニラ玉でも可能です。もっともイヌの散歩コースでもありますので、ちょっと躊躇してしまいますが…^^ニラには独特の匂いがあります。これが昆虫たちを惹きつけるのでしょうか、多種類の昆虫たちがやって来ます。↑アカタテハ(赤立羽)。何だか難しい顔...

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釣船草、開花

昨夜は激しい雨が降り、きょうも一日中曇り空。雨上がりのウォーキング中に、今年初めてのツリフネソウ(釣船草、吊舟草)に出会いました。これまで知っていた群生地から少し離れたところに咲いているのを発見。こんなところにもいたのか!って、嬉しくなります。それにしても、面白い形の花です。花びらとガクが一緒になって、この不思議な形を作り出しています。後方に突き出た距がクルクルッと巻いていて、この部分に蜜が溜まり...

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向日葵と秋桜

きょうは一日中どんより。比較的涼しかったのですが、週末からまた暑さがぶり返すという予報です。夏と秋の間を行きつ戻りつしながら、季節が進行していきます。そんな状況にピッタリな景色に出会いました。ヒマワリ(向日葵)とコスモス(秋桜)のコラボです。品種名はわかりませんが、最近ときどき見かける赤いヒマワリ。そのバックにコスモスの花が風に揺れていました。コスモスはまだ咲き始め。つぼみがたくさん用意されていま...

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彼岸花2022・その1

きょうは二十四節季のひとつ、白露。朝晩冷えるようになり、朝露が降りる頃という意味だそうです。秋の訪れです。…とは言え、これは早過ぎだという光景に出会いました。車で通行中、稲刈りが済んだ田んぼの畦にヒガンバナを見つけました。道路脇に車を止めて、さっそく撮影。年によって少しずつ異なりますが、この辺りではたいてい彼岸の頃に咲きます。9月上旬にヒガンバナが咲いているのを初めて見ました。全体が早いのではなく...

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藤袴と褄黒豹紋

台風一過で、青空が広がりました。通勤途中に、豊岡市の加陽(かや)水辺公園に立ち寄ってみました。そろそろフジバカマ(藤袴)にアサギマダラ(浅葱斑)が来ているかもしれないと思って。フジバカマが今年も元気に花を咲かせていました。しかし、残念ながら、まだアサギマダラは来ていませんでした。秋の七草の1つとして、昔から親しまれてきた植物ですが、いまや準絶滅危惧種。大移動をするアサギマダラにとって、大切な蜜源植...

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続・荒地盗人萩の作戦

台風で大荒れのため、きのうご紹介したアレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)の続きです。アレチヌスビトハギの花は一日花です。朝に開花し、午後3時頃にはもうしぼんでしまっています。ピンク色がきょうの花。青くなっているのは、きのうの花です。クズ(葛)の花では、昆虫が飛び去ると雌しべ・雄しべは再び花弁の間に収納されました。しかし、アレチヌスビトハギでは雌しべ・雄しべが再び収納されることはありません。ハチたちは雌...

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荒地盗人萩の作戦

以前は見なかったのですが、我が家の近所でも最近チラホラと見かけるようになりました。北米原産のアレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)です。在来のヌスビトハギ(盗人萩)と同じような「ひっつきむし」と呼ばれる果実をつけます。でも、きょうは果実ではなく、花に注目します。ヌスビトハギよりは大きいのですが、それでも7mmくらいの小さな花です。きのうご紹介したクズ(葛)と同じマメ科の植物です。目立つ花びらが旗弁で、目玉...

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葛と葉切蜂

秋の七草の1つ、クズ(葛)の花が咲いています。クズはマメ科の植物で、花はマメ科特有の形をしています。大きく目立つのが旗弁です。黄色い部分は蜜標で、この奥に蜜がありますよ!という案内板です。前に突き出ているのが、翼弁と舟弁(竜骨弁)で、この中に雌しべ・雄しべが隠れています。だから、ふだんは雌しべ・雄しべは見えません。クズの花にハキリバチ(葉切蜂)の仲間がやって来ました。スミスハキリバチかな?ミツバチ...

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続・狐の孫に来た昆虫たち

キツネノマゴ(狐の孫)の花に来た昆虫たちの続編です。小さな花ですが、意外に多種類の昆虫たちがやって来ます。↑イチモンジセセリ(一文字挵)。翅の割にからだが太くて、よくガと間違われますが、真ん丸の目が可愛いセセリチョウです。口吻を花の奥に差し込んで吸蜜中です。↑キタキチョウ(北黄蝶)。キチョウはいま、ミナミキチョウ(南黄蝶)とキタキチョウに区別されています。見分け方はわかりませんが、ミナミキチョウは南...

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狐の孫に来た昆虫たち

なんでこういう名前になったのか、想像がつかない植物がよくあります。キツネノマゴもその1つ。7mmほどの小さな花です。たくさんの花が用意されていて、2,3個ずつ長きにわたって花を咲かせます。小さな花には小さな訪問者がやってきます。上唇部に雄しべ2本と雌しべがあって、下を向いています。花の奥の蜜を求めてやって来た昆虫の頭に接触するしくみになっています。↑コハナバチ(小花蜂)の仲間がやって来ました。でも、花...

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赤とんぼ、いろいろ

きょうは一日中、雨。しかも、ときどき激しく降りますので、ほとんど家にこもってます。そんなわけで、きのうのウォーキング中に出会った3種類の赤とんぼを紹介します。「赤とんぼ」といっても種類はいろいろです。↑マユタテアカネ(眉立茜)の雄。顔に黒い斑点が2つ並んでいます。雄は腹部が赤くなりますが、雌は赤くなりません。警戒心は弱く、かなり接近しても逃げませんし、逃げてもすぐ近くに止まります。↑ミヤマアカネ(深...

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プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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