腹広蜻蛉
- 2022/07/31
- 21:00

今年も小佐川沿いでハラビロトンボ(腹広蜻蛉)と会いました。毎年、この時期に出会います。そして、なぜか雌に先に出会います。名前の通り、腹部が扁平で幅が広いのです。特に雌は幅広く感じます。顔の真ん中に青い宝石をつけているよう。大きさはシオカラトンボよりちょっと小さいくらいです。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお断りします。...
続々・姫女菀に来た昆虫たち
- 2022/07/30
- 21:00

ヒメジョオン(姫女菀)に来た昆虫たちの第3弾です。↑ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)。田舎ならどこでもふつうに見られますが、都市部では見られないそうです。↑ツバメシジミ(燕小灰蝶)。尾状突起が燕尾のようだということで、ツバメ。↑コハナバチ(小花蜂)の仲間。ヒメジョオンは北米原産の外来植物。繁殖力旺盛で全国に広がっています。在来種を駆逐するおそれがあり、要注意外来生物、侵略的外来種ワースト100にも選定...
続・姫女菀に来た昆虫たち
- 2022/07/29
- 21:00

きのうのヒメジョオン(姫女菀)に来た昆虫たちの続きです。↑ツマグロキンバエ(褄黒金蠅)。大きな眼の縞模様が特徴的。訪花の目的は蜜です。↑ベニシジミ(紅小灰蝶)。ちょっと翅が傷んでいますが、元気に吸蜜中。↑ヒメハラナガツチバチ(姫腹長土蜂)。ヒメジョオンにはまだまだたくさんの種類の昆虫たちがやって来ます。続きは、また。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング この...
姫女菀に来た昆虫たち
- 2022/07/28
- 21:00

ヒメジョオン(姫女菀)の花期は長くて、5月から10月くらいまで咲いています。いまも小佐川沿いの土手にいっぱい咲いています。ここのヒメジョオンにやって来る昆虫たちを撮ってみました。ヒメジョオンに来る昆虫たちは多種類です。それぞれ訪花の目的があるのですが、ちょっと変わった目的でやって来るものもいます。↑こちらはモンシロチョウ(紋白蝶)。ヒメジョオンにやって来る昆虫の中では大きいほうです。訪花の目的は蜜で...
昼顔の蜜
- 2022/07/27
- 21:00

ヒルガオ(昼顔)はアサガオ(朝顔)と違って野生的です。誰かが世話をするわけでもないのに道端で繁殖しています。ヒルガオは地下茎でどんどん殖えていきます。だから、1か所に生えているヒルガオはほとんどクローンです。アサガオは自家受粉をしますが、ヒルガオは自家受粉をしません。したがって、遠くから花粉が運ばれて来ない限り受粉することはないのです。そのため、ヒルガオはめったに結実することがありません。ヒルガオ...
続・車花に来た昆虫たち
- 2022/07/26
- 21:00

クルマバナ(車花)にはいろんな昆虫たちがやって来ます。↑ツバメシジミ(燕小灰蝶)。小さな花には小さな蝶です。↑キオビツヤハナバチ(黄帯艶花蜂)。花の奥に頭を突っ込んで蜜を吸っているようです。花から頭を出すと、その頭にはたくさん花粉が付いていました。↑こちらはニホンミツバチ(日本蜜蜂)。頭や背中に花粉がいっぱい付いています。やはり、このサイズの蜂が花粉運搬にはちょうどいいようです。↓1日1回、ポチッとお...
大和小灰蝶の雌雄
- 2022/07/25
- 21:00

ヤマトシジミ(大和小灰蝶)の幼虫は、カタバミ(片喰)を食草として成長します。そして、成虫になってもカタバミのお世話になっています。ヤマトシジミは黄色い花が好みのようです。↑こちらがヤマトシジミの雄。そして、↓こちらがヤマトシジミの雌。雌は黒っぽくて地味です。翅の表面の色は雌雄でずいぶん違います。それに対して裏面はよく似ています。でも、ヤマトシジミどうしは、裏面の色の違いで雌雄を区別しているのだそうで...
車花に来た昆虫たち
- 2022/07/24
- 21:00

道端にシソ科の夏の花、クルマバナ(車花)が咲き始めました。ハエの仲間がやって来ましたが、開花している花には関心がないみたいです。ちょっと休憩してただけかな。こちらはヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目蝶)。花に口吻を差し込んでかなりじっくり蜜を吸っていました。でも、花粉の運搬にはあまり役立ちそうにありません。花粉の運搬に貢献しそうなのは、ちょっと小さめの、このサイズのハチでしょう。ハキリバチの仲間だと...
珍しくない蝶々たち
- 2022/07/23
- 21:00

きょう出会った蝶々たちです。特に珍しいというわけではありません。むしろ、とってもよく見かける蝶々たちです。↑キタテハ(黄立羽)の夏型です。秋型に比べると、黒色がくっきりしています。これはヒメジョオン(姫女菀)の花ですが、幼虫の食草はカナムグラ(鉄葎)です。花は目立ちませんが、どこにでもあるつる植物です。↑ツバメシジミ(燕小灰蝶)。ちょっと翅が傷んでいます。オレンジ色の紋とその後方の尾状突起がチャーム...
嫁菜に来た蜂
- 2022/07/22
- 21:00

ヨメナの花にちょっと見かけないハチがいました。腹部に黄色い帯が1本と3本、計4本あります。脚も黄色です。図鑑で調べたのですが、よくわかりません。ミカドドロバチに似ていると思ったのですが、違うようです。ちょっとピンボケですが、黄色い顔が特徴的です。ドロバチの仲間のように思うのですが…。おわかりの方、教えてください。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブ...
百日紅の2種類の雄しべ
- 2022/07/21
- 21:00

きのうのサルスベリ(百日紅)の続きです。花の中央にある短い雄しべの葯をアップしてみます。黄色い葯からたくさんの花粉があふれ出しています。この花粉は訪花昆虫たちを招くための花粉です。つまり餌用です。一方、こちらが長い雄しべの葯です。こちらの花粉は受粉用です。昆虫たちには食べて欲しくない花粉です。短い雄しべの黄色い葯に惹かれてハナバチたちがやって来て、その花粉を食べます。その間に、ハナバチたちの背中に...
百日紅、開花
- 2022/07/20
- 21:00

我が家の近くのピンク色のサルスベリ(百日紅)が咲き始めました。1つの花は一日花ですが、つぼみがたくさんあって次から次に咲いていきます。花期が長いので百日紅というのだそうです。サルスベリの花は花びらが独特で、縮緬のように縮れています。花びらは6枚、雌しべが1本です。雄しべには長いものと短いものがあります。中央の黄色い葯をつけた短い雄しべはたくさんあります。長い雄しべは6本で大きく弧を描き、その葯は花...
南国風
- 2022/07/19
- 21:00

愛媛県への落語旅のときに撮った写真です。新居浜市民文化センターの公演の中入りで、雨上がりの会場周辺を散策。文化センターの周りには、ソテツやシュロの仲間がたくさん植栽されています。ソテツは裸子植物、シュロは単子葉類でヤシ科の植物ですが、よく似ています。中でも樹高が高くてひときわ目を引くのがワシントンヤシ。幹周りが細いのでワシントンヤシモドキかもしれません。いずれにしても、南国ムードを演出するのにとっ...
熊蝉の大合唱
- 2022/07/18
- 21:00

落語で愛媛県に行ってきました。西条市での午前中の公演のとき、会場周辺の木々からクマゼミ(熊蝉)の鳴き声。シャンシャンシャン…と大合唱。さすが四国です。但馬ではこんな大合唱は聞きません。ジージージー…というアブラゼミの声が中心です。日本のセミでは最大級で、鳴き声もとっても大きいです。コロナ対策のため窓を開けての落語会ですので、邪魔になるくらいの音量で鳴きます。鳴いているのは雄です。雄の腹には腹弁と呼ば...
諸行無常
- 2022/07/17
- 21:00

もう花期が終わりに近づいたナツツバキ(夏椿)です。もっと早く撮りに来ればよかった。インドのサラソウジュ(沙羅双樹)に似ているということで、別名サラノキ、シャラノキ。お寺によく植えられていますが、山にも自生しています。ツバキ(椿)の仲間で、ツバキとよく似た花を咲かせます。朝、開花し、夕方にはポトリと落花する一日花。諸行無常。盛者必衰の理。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物...
変わり桔梗
- 2022/07/16
- 21:00

桔梗寺と呼ばれる香美町の遍照寺に行くといろんなキキョウ(桔梗)が見られます。きょうは、ちょっと変わったキキョウを紹介します。八重咲きのキキョウです。とってもゴージャス…^^淡い赤紫色のキキョウ。雄しべが花びら化している白いキキョウ。たくさんのキキョウを咲かせるためのご苦労されていると思います。でも、拝観料を徴収することもなく、お茶やお菓子でおもてなしをしてくださいます。目で楽しめるだけでなく、心も洗...
崑崙花の招待
- 2022/07/15
- 21:00

蒸し暑い日が続きますので、涼しげな花の写真をお届けします。他所のお宅の庭にコンロンカ(崑崙花)の鉢植えがありましたので撮らせてもらいました。中国の崑崙山脈の雪をイメージした命名でしょう。白い部分がとっても目立つ熱帯産の植物です。花は黄色い星型。花びら5枚がふつうですが、左側の花は6枚でした。白いのは葉っぱのように見えます。でも、ほんとはガクです。花びらの下の5枚のガクのうちの1枚が白くて大きくなっ...
白い桔梗
- 2022/07/14
- 21:00

キキョウ(桔梗)は環境省のレッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。えっ!と驚かれる方もあるかも知れません。その驚きには二通りあります。1つは、よく見かけるのでそんなに貴重なの?!という驚き。もう1つは、キキョウに野生のものがあるの?!という驚き。そうなんです。庭に植えられているのをよく見かけますが、野生のキキョウもあります。そして、その野生のキキョウが減っているのです。本来、キキョウは里山の草...
紫陽花巡り・その9
- 2022/07/13
- 21:00

たぶん、これが今シーズン最後のアジサイ(紫陽花)巡りです。香美町村岡区柤岡(けびおか)の柤大池(けびおおいけ)公園に向かうアジサイロードです。平地のアジサイは花期が終わりに近づいていますが、ここは標高が高いのでまだ若々しい花がいっぱい。道の両側にたくさんのアジサイ、ガクアジサイが咲いています。ヨツスジハナカミキリ(四条花天牛)がガクアジサイの花粉を食べていました。小型のカミキリムシです。花の蜜や花...
虎の尾
- 2022/07/12
- 21:00

長年の広島カープファンです。今年のカープは、阪神とDeNAには相性が良くて、ともにまだ1敗しかしていません。一方、ヤクルト相手にはまだ1勝しかできておらず、超苦手としています。何でこんなに極端なのでしょう? さて、こちらはオカトラノオ(丘虎の尾)です。阪神の今後を占います…^^花穂がトラの尾のように垂れ下がり、いちばん端っこはちょっと上向きます。↑これは2週間前のオカトラノオ。同じ場所のオカトラノオがいまは...
雄性先熟の桔梗
- 2022/07/11
- 21:00

6月29日のブログ「気球花」で紹介したキキョウ(桔梗)の花の続きです。気球がはじけるようにパッと開いたあとの雄しべと雌しべの変化に注目します。↑開花直後の様子です。5本の雄しべが中央の雌しべを包むように寄り添っています。ベージュ色の葯から花粉が放出されています。↑花粉を放出し終わると、雄しべは雌しべから離れて倒れます。中央の青色の雌しべには花粉がびっしり付着しています。このとき訪花昆虫がやって来ると、...
殖える姫檜扇水仙
- 2022/07/10
- 21:00

檜扇(ひおうぎ)というと昔、宮中で使われた木製の扇。葉っぱの重なり方が檜扇に似ているというので、ヒオウギという植物があります。そして、このヒオウギに葉っぱが似ていて、花がスイセンに似ているというところからの命名だそうです。ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)。名前は和風ですが、情熱的な鮮やかな赤色で、見かけは和風からはほど遠い感じです。スイセンの仲間でもありません。南アフリカ原産だと聞くと納得です。...
無残!西瓜
- 2022/07/09
- 21:00

今年、初めてスイカ(西瓜)の苗を2株買ってきて植えました。素人のやることですから食べられるようなものができるか不安でしたが、3つ実りました。だんだん大きくなってきて、今週末には食べられるかなと楽しみにしていた矢先です。カラス(烏)にやられました! 3つのうちの大きい2つ。上半分はつつかれて粉々になっていて、下半分はきれいな半球状に皮が残っています。ネットをかぶせていたのですが、引っ張り出して食べて...
珈琲の花
- 2022/07/08
- 21:00

我が家のコーヒーの木に今年も花が咲きました。我が家の出窓にもう20年以上ありますが、咲き始めたのは4年前からです。毎年、この時期に花を咲かせてくれます。コーヒー豆からは想像しにくい愛らしい真っ白な花です。コーヒーの花はサクラの花より儚くて、2日ほどしか咲いていません。鼻を近づけるとジャスミンのような香りがします。花びら5枚、雄しべが5本。細長い葯から花粉が出ています。雌しべの先は2つに裂けています。た...
夕化粧と小花蜂
- 2022/07/07
- 21:00

ちょっと忙しいのと暑いのとで、しばらくウォーキングをしていませんでした。きょうは久しぶりに小佐川沿いをウォーキング。暑くならないうちにと思い、朝から歩いてきました。アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)にコハナバチの仲間がやって来て、花粉にまみれています。ユウゲショウという名前ですが、朝から咲いています。朝早く咲き、夕方にはしぼんでしまう一日花です。花粉に細い糸がついています。粘着糸といいます。触って...
結実しない凌霄花
- 2022/07/06
- 21:00

中国原産で平安時代に日本にやって来たというノウゼンカズラ(凌霄花)。ずいぶん昔から日本の夏を彩ってきたようです。オレンジ色のトランペットのような形の花を咲かせています。花の中を覗くと、1本の雌しべと長短2本ずつ計4本の雄しべ。まわりにたくさんの花粉を放出しているのがわかります。蜜を吸いにやって来たのはコアシナガバチ(小脚長蜂)。でも、花が大きすぎてハチのからだに花粉はほとんどつきません。ノウゼンカ...
向日葵は雄性先熟
- 2022/07/05
- 21:00

当地には温帯低気圧に変わった台風4号の影響はほとんどなく、きょうも暑い一日でした。もう完全に真夏ですね。通勤途中の道路脇にヒマワリ(向日葵)の畑があったので、車を止めて撮らせてもらいました。ヒマワリの花はたくさんの花の集まりでできています。いちばん外側が花びらのある舌状花。その内側すべてが筒状花です。筒状花は外側から中心部に向かって順に咲いていきます。したがって、中心部から外側に向かってみていくと...
紫陽花巡り・その8
- 2022/07/04
- 21:00

皮肉なことに、梅雨明け宣言のあとやっと梅雨のような天気になりました。もっともこの雨は、梅雨前線によるものではなくて台風の影響のようですが…。アジサイ(紫陽花)の花も雨に濡れて、やっと一息ついているみたいです。雨が降らないと植物も動物も生きていけません。災害が起こるほど降らなくてもいいので、適度に降ってくれることを願います。豊岡市日高町の隆国寺のアジサイです。牡丹寺として知られるお寺ですが、アジサイ...
厚化粧ではない半夏生
- 2022/07/03
- 21:00

夏至の日から数えて11日目とその日から5日間を半夏生(はんげしょう)といいます。今年でいうと、7月2日から6日です。その頃に咲くのでハンゲショウ(半夏生)。葉っぱの一部が白くなり、半分化粧をしているみたいだからハンゲショウ(半化粧)。ハンゲショウが咲く頃だから、この時期を半夏生というのだ!と、いろいろ説はあるみたいです。どっちが先かわかりませんが、花期は6~8月と長いので、この時期だけではありません...
水辺のフランクフルト
- 2022/07/02
- 21:00

きょうも暑かったです。せめて水辺のガマ(蒲)の花で、少しは涼しく……なりませんね^^茶褐色のフランクフルトみたいな部分は雌花の集まりです。その上の棒状のものは雄花の集まりだった部分。もう黄色い花粉を飛ばしてしまっています。雄花も雌花も、ともに花びらなどがありませんので、まったく花らしくありません。蒲鉾(かまぼこ)はガマの穂に似ているところからの命名です。ん? 「蒲鉾」ではなくて「竹輪」でしょ!と言いた...
可愛いひねくれ者
- 2022/07/01
- 21:00

きょうも暑かったです。暑すぎると昆虫も飛びませんね。我が家の庭のネジバナ(捩花)です。特に世話をしているわけではありませんが、毎年生えて来て花を咲かせてくれます。放置しているのがいいのかもしれません。大事に育てようとして移植したり、肥料を与えたりすると、根に共生している菌がダメになるようです。左巻きと右巻きがあります。途中で巻き方を変えることもあります。緩やかな巻き方をするものも、急な巻き方をする...