清滝小学校の染井吉野
- 2021/03/31
- 21:00

きょうはツバメの初見日でした。きのうに続いて、きょうもソメイヨシノ(染井吉野)の古木です。豊岡市日高町の清滝小学校のライトアップされたソメイヨシノを見てきました。例年なら4月の入学式の頃に満開になりますが、今年は早くも満開です。私が行ったときには10組くらいの方が訪れておられ、幻想的な夜桜を鑑賞したり、写真を撮ったり。グランドのソメイヨシノは枝を横に長く伸ばし、古木の風格を漂わせています。1929年に20...
般若寺の桜
- 2021/03/30
- 21:00

丹波篠山市般若寺(はんにゃじ)の八幡橋のたもと、篠山川の川堤に立つソメイヨシノ(染井吉野)です。Wikipediaで「サクラ」あるいは「ソメイヨシノ」と検索すると出てくる写真は、実はこの木です。地元では「般若寺の桜」とか「般若寺の一本桜」と呼ばれています。幹周り3.0m、樹高15m。周辺のサクラと比べても太くて大きく、威風堂々と立っています。地元の長老が子どもの頃に植樹を手伝ったという話が20年前の記録にあるそう...
山桜で花見を
- 2021/03/29
- 21:00

ついついソメイヨシノに目がいきますが、山のあちこちにヤマザクラの花も咲いています。ヤマザクラは日本の固有種です。日本の山に自生する野生のサクラです。葉っぱの前に花が咲くソメイヨシノと違って、ヤマザクラは花と葉っぱが同時に展開します。そして、その葉っぱが赤茶色です。いまや花見というとソメイヨシノですが、江戸時代以前はヤマザクラが花見の主役だったようです。ソメイヨシノがつくり出されたのは江戸時代の終わ...
桜に小啄木鳥
- 2021/03/28
- 21:00

ソメイヨシノの枝に褐色と白色のまだら模様を発見。コゲラ(小啄木鳥)です。キツツキの仲間ですが、とっても小さくてスズメくらいの大きさです。ちょっと見えにくいのですが、目の上後方にほんの少し赤い羽がありますので雄です。同じソメイヨシノの木にもう1羽いましたので、つがいなのでしょう。太い枝に飛び移って、枝の上面を激しくつつき始めました。ときどき休んでギーギーと鳴きます。連れ合いに「ここにいるよ!」って言...
小佐川の桜並木
- 2021/03/27
- 21:00

私のいつものウォーキングコース、小佐川沿いのソメイヨシノが八分咲きです。かなり満開に近い状態ですが、強い風が吹いても花びらは散りません。この景色を見ながら散歩しているのは、ほとんど近所の人たち。つまり、あまり世間に知られていない桜の名所なのです^^ビロウドツリアブが長い口吻を伸ばして蜜を吸いにやって来ました。春だけ現れるホバリングの名手です。長~く続く、知る人ぞ知るサクラ並木。ほとんど独り占め状態で...
清住の片栗
- 2021/03/26
- 21:00

丹波市清住のカタクリ(片栗)の群生地に2年ぶりに行ってきました。カタクリの南限と言われています(熊本県に自生地があるらしいですが…)。つぼみもたくさんありましたので、1週間後にはもっと素晴らしい薄紫色の絨毯が広がっているかも。カタクリは涼しいところを好む植物で、中部地方以北に多い植物です。氷河期に落葉樹が北から南へ分布を広げてくるのに合わせて、カタクリも南下してきました。そして、再び地球が温暖化す...
青柳、芽吹く
- 2021/03/25
- 21:00

円山川下流の河川敷のヤナギ(柳)が芽吹き始めました。穏やかな川面に青柳が映って、春の到来を告げています。ヤナギの枝には小さな花穂がたくさんついています。淡い緑色のヤナギの花。つい最近まで、ここにたくさんのカモたちがいたのですが、いまは静かな川面です。1日1回、↓ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキングこのブログの写真の無断使用をお断りします。...
二輪草の花粉媒介者
- 2021/03/24
- 21:00

陽気に包まれて、ニリンソウが綺麗に開いてくれました。代表的なスプリング・エフェメラル(春の妖精)です。花の直径は2cmくらいで、イチリンソウに比べると半分くらいしかありません。白いのはガクで、ふつう5枚ですが、6枚のものもチラホラとあります。1本の茎から2本の花茎が伸びて、2輪の花が咲くのでニリンソウです。けれど、同時に咲くのではなくて、たいてい1週間くらいずれて咲きます。第1輪が咲いていますが、第...
苺の果実
- 2021/03/23
- 21:00

私が勝手に決めている「私の標準木」がきょう開花しました。よって、ここに兵庫県養父市でのソメイヨシノの開花を宣言します^^昨年より1日早い開花です。先日のNHK「チコちゃんに叱られる!!」で、イチゴは野菜か果物かというのがありました。農林水産省では野菜として扱い、文部科学省は果物として扱うのだそうです^^内山いちごの国(養父市長野)のハウス内で撮影イチゴは年中出回っているので旬がいつかよくわからなくなっ...
満開!おかめ桜
- 2021/03/22
- 21:00

ソメイヨシノより一足早く、丹波篠山市大山のオカメザクラ(阿亀桜)が満開です。強い風が吹くと、花びらが飛びはじめています。オカメザクラは、カンヒザクラとマメザクラの交配種。カワヅザクラは、カンヒザクラとオオシマザクラの交配種。ともに片親がカンヒザクラなので、早咲きで濃いピンク色です。花が下向きに咲くのも、カンヒザクラの特徴を受け継いでいます。真下から見上げると、花がみんなこちらを向いていて、青空に映...
古生代石炭紀の風景
- 2021/03/21
- 21:00

ツクシ(土筆)があちこちで顔を出し始めました。2月12日のブログ「土筆、顔を出す」で紹介したのは特別早い場所で、ふつうは今頃です。青空に伸びる土手のツクシ。気持ち良さそうです。ツクシはスギナ(杉菜)の胞子茎。つまり子孫をつくるための茎です。緑色のスギナは栄養茎。光合成をするための茎です。胞子茎と栄養茎は地下茎でつながっています。古生代石炭紀、シダ植物トクサ科の植物が湿地に大森林をつくっていました。現...
方向指標植物
- 2021/03/20
- 21:00

ハクモクレン(白木蓮)の花は青空によく映えます。たくさんの花がみんな上向きに咲き、木全体が真っ白に見えるほどです。ハクモクレンの花びらは開花すると、変色しやすく、すぐに傷んでしまいます。開花前のつぼみのときが美しくて好きです。↑ハクモクレンの花のつぼみを東側から撮ったものです。花の先端がみんな右側、つまり北側を向いています。これはよく日の当たる南側がよく成長し、ふくらんでくるためです。方位磁針の代...
ハチ北の座禅草
- 2021/03/19
- 21:00

私が勝手に標準木と決めている小佐川沿いのソメイヨシノのきょうのようすです。また一歩、開花に近づきました。昼間の日差しは温かいのですが、朝夕は冷えますのでもう少し時間がかかるようです。2年ぶりに香美町村岡区大笹のザゼンソウ(座禅草)群落を訪ねてみました。ハチ北高原スキー場の駐車場の近くです。まだスキー場が営業していて、平日でもスキー客がたくさん来ておられます。ザゼンソウの写真を撮りに来たというと、駐...
三椏の群落
- 2021/03/18
- 21:00

今年も、朝来市佐嚢のミツマタ(三椏)群落を見てきました。ほぼ満開の状態です。昨年より少し早いように思います。神子畑選鉱場跡へ向かう道路脇のスギ林の一面をミツマタが埋め尽くしています。なかなか幻想的な光景ですが、シカが食べないので増えているようです。但馬の北のほうではアセビが、南のほうではミツマタが増えていると聞きます。いずれもシカが嫌う植物です。アセビは有毒のためですが、ミツマタは有毒ではないと思...
春の妖精たち2021・その6
- 2021/03/17
- 21:00

小佐川沿いのサクラのつぼみがふくらんできました。↑私が勝手に標準木と決めているソメイヨシノの今朝のようすがこれ。開花までもう少し^^丹波篠山市大山宮のアズマイチゲ(東一華)です。キクザキイチゲよりも早くつぼみをつけるのですが、なかなか開花してくれません。晴れていても気温が低いと、↑こんな感じです。薄曇りでも気温が高くなると、↑こんなふうに開花してくれます。日当たりではなく、温度条件で開花するようです。...
春の妖精たち2021・その5
- 2021/03/16
- 21:00

丹波篠山市本郷の松隣寺に立ち寄ってみました。このところ1週間ごとにお邪魔しています。セリバオウレン(芹葉黄蓮)の姿がほとんど見えなくなくなっていました。代わりに、先週は見られなかったショウジョウバカマ(猩々袴)が現れていました。↑ショウジョウバカマのつぼみです。バイカオウレン(梅花黄蓮)とのスプリング・エフェメラルのコラボです花の色が赤いので猩々(しょうじょう)という命名ですが、ここには赤いものは...
春の妖精たち2021・その4
- 2021/03/15
- 21:00

丹波篠山市大山宮のキクザキイチゲ(菊咲一華)が開花しました。下を向いたつぼみの状態が続いていたのですが、きょうの陽気でやっと開いてくれました。キクザキイチゲの花の色は変異が大きくて、白色~紫色まであります。ここのキクザキイチゲは、淡い紫色です。少し青っぽいのもあります。花はアズマイチゲとよく似ていますが、葉っぱの切れ込みが深いのが特徴です。とっても上品な色と姿が魅力的。スプリング・エフェメラル(春...
唐子椿
- 2021/03/14
- 21:00

唐子人形というのをご存知でしょうか?中国風の装いをした童人形です。 「人形の田辺」のHPから借用しました。花の形が、この唐子人形の髪とよく似ているのでカラコツバキ(唐子椿)というのだそうです。いったいどんな花なのか? さっぱり想像できないまま現地に行きました。樹齢200年以上というカラコツバキが県天然記念物に指定されている西脇市の西林寺へ。そのツバキは、本堂に向かう参道の途中、西脇聖天堂の境内にあり...
これも菜の花
- 2021/03/13
- 21:00

ナノハナ(菜の花)というのはアブラナ(油菜)の花だけではありません。アブラナの仲間の花の総称がナノハナです。だから、↓これもナノハナ。ハクサイ(白菜)の花です。ハクサイはアブラナと同様に、花も食べられます。おひたしがいいですね。春の味。アブラナの花の構造は中学1年生の学習内容です。アブラナの花には花びら4枚、ガク4枚、雌しべ1本と雄しべ6本があります。…なんて学習するんですが、理科の苦手な子はこの数...
河津桜と蜜蜂
- 2021/03/12
- 21:00

きのうの綾部市梅林公園の帰り道、福知山市の三段池公園に立ち寄りました。植物園の南側の斜面に植えられた3本のカワヅザクラ(河津桜)がいま満開です。たくさんのミツバチがブンブンと羽音を立てて飛んでいました。たくさんのミツバチが飛び交うのを見るのは、今春初めてです。それもそのはず、車外温度は20℃にもなっていました。三段池公園には保育園児たちの元気な声が響いていました。春はいいですね。1日1回、↓ポチッとお願...
綾部市梅林公園へ
- 2021/03/11
- 21:00

放射冷却で今朝は冷え込みましたが、昼間はポカポカ陽気になりました。いい天気に誘われて、京都府綾部市の梅林公園へ。広い敷地に白色、赤色、ピンク色、ちょっと緑色っぽい白色のウメもありました。とってもよく手入れをされている感じ。どうです、↑この密集具合。どこからかウグイスの声。今年、初めて聞きました。白色のウメの木に、ピンク色と白色が交互に並んで咲いている枝がありました。「源平咲き」というのだそうです。...
枯れても芳し
- 2021/03/10
- 21:00

もう大丈夫だろうと、きょう車のタイヤを履き替えました。よそのお宅のジンチョウゲ(沈丁花)です。いい香りに誘われて、ちょいと失礼して撮らせていただきました。花を囲むように放射状に葉っぱがつきます。つぼみは濃い赤紫色。開くと白い花。花びらのように見えるのはガクです。つまり、ガクの外側が赤紫色で、内側が白色ということ。コントラストがみごとです。中国原産で、日本で植えられているのはほとんどが雄株だそうです...
梅と椿
- 2021/03/09
- 21:00

ウメ(梅)とツバキ(椿)の花が見頃です。各地で撮ったウメの花とツバキの花のコラボです。品種名はわかりません。ピンク色の八重で、花びらのまわりが白色のウメ。ツバキの花を背景に撮ってみました。今度は、白いウメの花を背景にしてツバキの花を主役に。反対に、ツバキを背景に白いウメの花を。最後はおまけです。ピンクの枝垂れウメです。サンシュユの黄色い花を背景に。春の花々のコラボは楽しい^^1日1回、↓ポチッとお願い...
春の妖精たち2021・その3
- 2021/03/08
- 21:00

今年もバイカオウレン(梅花黄蓮)に会いに、丹波篠山市本郷の松隣寺にお邪魔しました。暖冬の昨年は2月末に顔を見せていましたが、今年の開花は例年並みのようです。本堂の横手の山裾に自生しています。セツブンソウよりもひとまわり小さい可愛い花です。雄しべや雌しべは、同じ仲間のセリバオウレンの両性花とよく似ています。黄色いのは花びらが変化した蜜腺です。真ん中がくぼんだお椀のような形になっていて、ここに蜜をため...
衆怨悉退散
- 2021/03/07
- 21:00

久しぶりに姫路市夢前町玉田の菜の花畑にお邪魔しました。見渡す限りの黄色い世界。一帯が春の香りに包まれています。「姫路城マラソン」のランナーを応援しようと、毎年この時期に満開になるように栽培されています。しかし、残念ながらコロナ禍でマラソン大会は2年連続の中止となってしまいました。コロナ禍の終息を願って、畑の中に「衆怨悉退散(しゅうおんしったいさん)」の文字が書かれているそうです。書写山の展望台から...
蓬の毛
- 2021/03/06
- 21:00

デジタル顕微鏡というのを買いました。ふつうの顕微鏡のような透過光を使って見るのではありません。だから観察したいものを薄くスライスする必要がありません。実体顕微鏡のように表面を観察することができる顕微鏡です。USBでパソコンにつないで、パソコンで画像や動画を見たり記録したりできます。実は、きのうのキリの種子の写真は、このデジタル顕微鏡で撮影したものです。デジタル顕微鏡で撮ってみたいものがたくさんありま...
ピンから桐まで
- 2021/03/05
- 21:00

最近は誤用が多いけれど、「ピンからキリまで」は、本来は「最初から最後まで」という意味です。落語会で最後に演じるネタ(大ネタ)を切りネタといいます。大喜利(おおぎり)も寄席の最後にやる余興のことです。花札の最後、つまり12月はキリ(桐)です。キリの花が12月に咲くわけではないので、12月をキリにしたのは単なるシャレでしょう。 (奥野かるた店のHPより借用)ただ、花札のキリの図柄に...
可愛いけれど、馬酔木
- 2021/03/04
- 21:00

早くも山にアセビ(馬酔木)の可愛らしい白い花が目立つようになりました。シカが食べないので、林床にアセビだけが生えているというような場所もあります。アセビを馬酔木と書くのは、「有毒で、間違って葉っぱを食べたウマが酔っ払ったようになるから」という説明は有名です。しかし、ウマが間違って食べたのではなくて、飼い主が間違って飼料の中に入れてしまったのでしょう。シカが食べないくらいですから、生えているアセビは...
春黄金花
- 2021/03/03
- 21:00

あちこちにサンシュユ(山茱萸)の鮮やかな黄色が目立つようになりました。葉っぱよりも先に花を咲かせますので、木全体が黄色くなります。ウメよりもちょっと遅れて咲きますが、↑ウメの花とのコラボです。別名、ハルコガネバナ(春黄金花)。つぼみは茶褐色の総苞弁に包まれています。総苞弁が開くと、小さな花が30個くらい現れます。開花すると反り返る花びら4枚。飛び出す雄しべ4本、雌しべ1本。花柄も花びらも、雄しべの葯...
雪解けの八反の滝
- 2021/03/02
- 21:00

近畿地方に春一番が吹いたそうです。今朝の気温は16℃くらいでずいぶん温かく感じたのですが、その後どんどん冷えてきました。今夜は雨から雪に変わるという予報です。春が近づいたり遠のいたりしています。神鍋スキー場の雪も消え、雪解け水が稲葉川に流れ込んでいます。先日、稲葉川本流の「八反の滝」に行ってきました。神鍋火山の溶岩流によってできたという滝です。落差約24m。その割には大きな滝壺です。エメラルドグリーン...
春の妖精たち2021・その2
- 2021/03/01
- 21:00

今年も丹波篠山市日置のユキワリイチゲ(雪割一華)の自生地に行ってきました。クリ林の林床に群生しています。これだけ咲いていると迫力があります。スプリング・エフェメラル(春の妖精)の中でも特に早く顔を出します。朝夕は花を閉じますが、晴れた日の昼間は上品で美しい姿を見せてくれます。おもに地下茎で殖えていくようです。昨年より多くなっているように感じました。花びらのように見えるのはガクです。淡い紫色を帯びて...