蓮華寺の椿
- 2021/02/28
- 21:00

但馬七花寺の1つ、豊岡市竹野町轟の蓮華寺に立ち寄ってみました。境内にはたくさんの種類のツバキ(椿)が植えられています。前ボケで真っ白なウメを入れて撮ってみました。まだ咲き始めで、3月中旬あたりにもう一度行けばいいかも。詳しい品種はわかりませんが、白、赤、ピンクなど色もさまざま。八重や大輪もあります。春には、シャクナゲ、モクレン、ヤマブキも楽しめるようです。1日1回、↓ポチッとお願いします。大変励みにな...
早咲きの桜、開花
- 2021/02/27
- 21:00

南のほうでは、ずいぶん前からカワヅザクラ(河津桜)が咲いているようです。但馬でもやっと咲き始めました。豊岡市民会館の西側の連絡通路の脇にあります。市民会館のまわりにはたくさんのサクラがありますが、毎年、この1本だけが早く咲きます。カワズザクラは、オオシマザクラ(大島桜)とカンヒザクラ(寒緋桜)の自然交配でできた雑種に、さらにカンヒザクラが交配したものだそうです。白くて大輪のオオシマザクラと、早咲き...
四十雀の食卓
- 2021/02/26
- 21:00

きょうは一日中しとしと雨。きのう出会ったシジュウカラ(四十雀)です。シジュウカラのツツピン、ツツピンというさえずりを聞くと、春が近いと感じます。まだ固いつぼみのソメイヨシノの枝で、シジュウカラが一生懸命に餌探し中。シジュウカラは雑食性で植物の種子なども食べますが、この時期の主食は昆虫のようです。樹皮の内側に潜り込んだ昆虫を探しています。見つけたのは昆虫の幼虫でしょうか。このあと、パクリと胃袋へ。こ...
卑しくはない鵯
- 2021/02/25
- 21:00

白いウメ(梅)の花は青空に映えます。メジロが数羽来ていたので写真を撮ろうと思ったら、ヒヨドリ(鵯)がやって来てメジロを追いやります。身近すぎて、ふだんヒヨドリは被写体にしていないのですが、きょうは敢えて被写体に。この時期、ヒヨドリはウメの花の蜜を好んで吸いに来るため、メジロと競合することになります。可愛いメジロのほうに肩入れする人の気持ちがよくわかります。メジロを追い払って花の蜜を一人占めするヒヨ...
春を告げる猫柳
- 2021/02/24
- 21:00

小佐川の河原でネコヤナギ(猫柳)の花が咲き始めました。例年よりちょっと早い気がします。ネコヤナギは日当たりがよくて湿り気の多いところを好む植物です。日当たりがよければ乾燥するし、湿り気の多いところは日当たりが悪いというのがふつうです。ところが、そんな都合のいいところがあるんです。それが河原です。いいことばかりではありません。河原の難点は、ときどき大水に襲われることです。だから、ネコヤナギはしっかり...
春の妖精たち2021・その1
- 2021/02/23
- 21:00

今朝のTV「おはよう朝日です」のお天気のコーナーで、私の写真を紹介していただきました。担当ディレクターさんが私のこの写真ブログを見てくださったのがご縁です。朝6時の放送ですが、思っていたよりたくさんの方が観ていてくださっていて、嬉しくなりました。ありがとうございます。励みになります。***************************さて、きょうはスプリング・エフェメラル(春の妖精)を訪ねて、丹...
鳥たちの片足立ちの理由
- 2021/02/22
- 21:00

親子でしょうか、2羽のゴイサギが休んでいます。右側が成鳥、左側の斑点があるほうが幼鳥です。ゴイサギの幼鳥はホシゴイとも呼ばれます。夜行性なので、昼間はたいていこのスタイルで寝ています。寝ているのに片足で立っています。ひっくり返らないのが不思議です^^田んぼの中を歩き回るタゲリも、休憩中はこのように片足立ちです。片足立ちにどんなメリットがあるのでしょう?「上げている方の足を休ませている」という説があり...
目白の個性
- 2021/02/21
- 21:00

1週間ほど前にも「目白色」でメジロを紹介したばかりですが、きょうもメジロです。春のような陽気に誘われて、丹波市市島町の三ツ塚史跡公園の梅林を訪ねました。ウメはまだ満開とまではいきません。全体としては三分咲きというところでしょうか。メジロの群れがせわしなく飛び回ります。メジロにすれば、ウメの蜜飲み放題のレストランにいるようなものですから、大はしゃぎです。今回は、メジロの特徴である目の周りの白いアイリ...
河原鶸の群れ
- 2021/02/20
- 21:00

きょうは朝からいい天気。一気に雪解けが進みました。小佐川に沿ってウォーキング中に、カワラヒワ(河原鶸)の群れに出会いました。春になるとつがいになるのですが、いまはまだ群れです。サクラの木の枝に止まってキリリリッと鳴いています。餌を探したり、食べたりしているようなしぐさは見られません。何をしてるんでしょ?↑左側が雌、右側が雄です。雄のほうが頭や胸の色が濃くなっています。胸を張った立ち姿も凜々しく、飛...
雪中の土筆
- 2021/02/19
- 21:00

きのう一日降り続いた雪も止み、きょうの午後には晴れ間も出てきました。雪中のツクシ(土筆)の写真を撮るチャンス到来!1週間前の「土筆、顔を出す」でご紹介した、出石町町分のツクシを再び訪ねてみました。但馬で最も早く顔を出す(…と、僕が思っている)場所です。きのうはこの辺も30cmくらいの積雪があったと思います。だから、すっぽりと雪をかぶっていたはずですが、きょうの午後にはかなり雪が解けていました。解けた雪...
雪中の梅
- 2021/02/18
- 21:00

ポカポカ陽気から一転。朝起きてみると外は一面の銀世界。一日中降り続いて、いま屋根には40cmくらいの積雪です。近くの高校の中庭のウメ(梅)の花です。年によって咲きはじめるのが早かったり遅かったりします。でも、だいたい毎年、卒業式の頃に満開になって卒業生の門出を祝福してくれます。今年も先日のポカポカ陽気で咲きはじめました。そこへ、きょうの雪です。大雪警報で休校になりました。静かな校内で、ウメの花のいい香...
大犬の陰嚢の工夫
- 2021/02/17
- 21:00

今朝は雪。その後は晴れましたが、冷たく強い風が吹き荒れています。きょうの最高気温は2℃でした。こんな寒い日でも、セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)の花は開いています。しかし、オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)は、↑この通り閉じています。セイヨウタンポポは光に反応して、明るくなれば開き、暗くなれば閉じます。一方、オオイヌノフグリは温度に反応するので、温かければ開き、寒ければ閉じます。こんな寒い日は昆虫は飛び回...
真っ白な花火
- 2021/02/16
- 21:00

今年もセリバオウレンの自生地に行ってみました。まだ、開花して間もないようです。ガクも花びらも、雄しべの花糸も葯もすべて真っ白。開花したときは雄しべが中央に集まっています。雄しべが成熟してくると、中央から周辺に倒れて広がってきます。真っ白な花火のようです。セリバオウレンには、雄花と雌花と両性花があるのですが、きょう見たのは雄花ばかりでした。雄花が先に開花するようです。1日1回、↓ポチッとお願いします。...
節分草は虫媒花
- 2021/02/15
- 21:00

今朝から雨。よく降ります。きのう、穏やかな日差しのもと、丹波市青垣町で撮ったセツブンソウ(節分草)です。遠阪地区と森地区の2か所の自生地を訪ねました。温かい日が続いたので、一気に開花しています。群落の花たちがみんなお日さまの方を向いて咲いています。1週間前のブログでも紹介しましたが、花びらのように見えるのはガクです。これが5枚というのがふつうです。ところが…ときどき6枚のものがあります。中には8枚...
豊年満作
- 2021/02/14
- 21:00

きょうも4月並みの気温で、ストーブが要りません。福知山市夜久野町の宝山公園のマンサク(万作、満作)の花が咲き始めました。この花がたくさん咲いたら「豊年満作」ということらしいです。でも、年によって違うのでしょうか? 毎年たくさん咲いているように思えます。サクラと同じように葉っぱが出る前に花が咲くので、たくさん咲いているように見えるのかも。それにしても、面白い形の花です。赤紫色の部分はガクで4枚。黄色...
目白色
- 2021/02/13
- 21:00

きょうもいい天気で、4月のような気温です。道路脇に早咲きの淡いピンク色のウメ(梅)の花が咲いていて、メジロ(目白)がたくさん来ていました。ヤマガラやエナガほどではありませんが、メジロは比較的近づきやすい鳥です。ヒトに対する警戒心が強くないのでしょう。嬉しいことです。無条件に可愛いです。ウメの花の蜜を吸っています。ウメは鳥媒花です。メジロが花粉を運びます。抹茶のような黄緑色を「ウグイス色」と呼ぶのが...
土筆、顔を出す
- 2021/02/12
- 21:00

きょうの最高気温は15℃でした。すっかり春の日差しです。但馬で最も早くツクシ(土筆)が顔を出す(…と私が思っている)場所に行ってみました。豊岡市出石町町分の水路脇です。やはり、もうたくさんのツクシがニョキニョキと生えていました。昨年は暖冬でもあり、2月23日に訪れたときにはもうすっかり胞子を飛ばしていました。今年は、すでに胞子を飛ばしてしまったものは2割くらい。大半はまだ緑色です。ツクシには日照時間に反...
磯の付く鳥
- 2021/02/11
- 21:00

きょうは春のようなポカポカ陽気になりました。我が家の近くの田んぼにいたイソヒヨドリの雄です。「幸せの青い鳥」と呼ぶ人もいます。イソと付くように本来は磯に生息する鳥です。しかし、どんどん分布を広げています。このように磯から遠く離れた内陸部にもいますし、ビルの立ち並ぶ都会にもいます。ヒヨドリと付きますが、ヒヨドリとは縁が遠く、ツグミの仲間です。大きさがヒヨドリくらいという意味でしょう。こちらは、小佐川...
白花大紅合歓
- 2021/02/10
- 21:00

兵庫県立フラワーセンターの温室で出会った、カリアンドラという木の花です。ボリビア、ペルーなどの熱帯アメリカ原産の植物で、いまが花盛りです。和名はシロバナオオベニゴウカン(白花大紅合歓)といいます。漢字で書くと紅白歌合戦とよく似ています^^日本のネムノキ(合歓木)の仲間で大きな赤い花を咲かせるのでオオベニゴウカン(大紅合歓)。その変異種で、白い花を咲かせるところから、この命名です。花のつくりはネムノキ...
大鷺の食餌
- 2021/02/09
- 21:00

きょうは雪。また冬に逆戻りです。温かくなったり寒くなったりしながら、徐々に春に向かっています。篠山城の南堀のダイサギ(大鷺)です。後方はオオバン(大鷭)。冬のダイサギはくちばしが黄色です。足の長いダイサギの足が見えません。腹が冷たい水に浸かっています。こんな深い所まで入って獲物を探しています。足で水底をかき回して、泥の中から小動物が飛び出してくるのを見つけます。見つけたら長い首を一気に水中へ。小魚...
春を告げる節分草
- 2021/02/08
- 21:00

しばらく鳥が続きましたが、久しぶりの花の登場です。丹波市青垣町東芦田のセツブンソウ群落のようすを見てきました。まだ少数ですが、冷たい小雨の降る中、透明感のある白い花を咲かせていました。昨年は暖冬で、1月下旬にもう咲いていましたが、今年は例年並みのようです。ただ、青垣町の3か所で毎年開催されている「セツブンソウ祭り」は今年はいずれも中止だそうです。5枚の白い花びらのように見えるのはガクです。花びらは...
未標識の鸛
- 2021/02/07
- 21:00

豊岡市の円山川大橋近くの河川敷に2羽のコウノトリ(鸛)がいました。右側の個体は、足環カタログからJ0087とわかりました。2014年3月、豊岡市野上の巣塔生まれた雌で、この周辺でよく見かける個体です。注目は、左側の個体です。足環が付いていません。J0087よりもやや大きいように感じます。性別も年齢も生まれもわかりませんが、日本で生まれた個体ではないようです。さほど接近していないのに、サッと羽を広げて飛び立ちまし...
キャッチライト
- 2021/02/06
- 21:00

朝からいいお天気でポカポカ陽気。久しぶりに小佐川沿いをウォーキングしていると、10羽ほどのエナガ(柄長)の群れに会いました。いつ見ても可愛いです。今年3回目の登場です。前回は小雨の降る日でしたが、今回は晴天の下で。サクラ並木を順に、僕の歩く方向に合わせて移動しながら食餌です。僕が追って行くから移動するのかもしれませんが、「こっちへおいで」と呼ばれているように思えます。鳥を撮るときは「キャッチライトが...
越冬の鳧
- 2021/02/05
- 21:00

朝は冷えましたが、昼頃にはポカポカ陽気になりました。きょうもコハクチョウのいる豊岡市一日市へ。でも、きょうはコハクチョウではありません。広々とした田んぼの端のほうで2羽のケリ(鳧)を見つけました。大きさはハトくらいですが、足が長くてシュッとした感じ。頭や背中は灰色・褐色で、胸の黒色と腹の白色のコントラストが綺麗です。元々は東北地方に多く、この辺にはいなかったようです。分布が拡大しているのかと思った...
小白鳥の飛翔
- 2021/02/04
- 21:00

きのうのコハクチョウの泥パックが可愛らしくて、きょうも豊岡市一日市の田んぼへ。残念ながら小雨が降る中でしたが、遠くから群れを眺めていました。そこへ南のほうから5羽のコハクチョウが飛んで来ました。そのうちの2羽がサッと群れの中に舞い降りたのですが、残りの3羽は大きな弧を描いて旋回。私のいるほうへ飛んで来てくれました。3羽はいずれも幼鳥のようです。ゆったりとした優雅な飛翔です。私のすぐ前を通過するサー...
小白鳥の泥パック
- 2021/02/03
- 21:00

朝は雪が降っていましたが、昼には晴れ間も出て温かくなってきました。そこで、豊岡市一日市(ひといち)の田んぼにコハクチョウ(小白鳥)を見に行ってきました。12月末に行ったときには、コハクチョウ5羽にオオハクチョウ1羽の計6羽でした。が、なんと! きょうは44羽を数えました。こちらは38羽のグループ。↑ここに写っているのは20数羽ですが、この左右にもいます。ちょっと離れたところに6羽のグループもいて、合計44羽...
足でゴソゴソ、小鷺
- 2021/02/02
- 21:00

蓮池の中で何やらゴソゴソ動いています。近づいて見るとコサギでした。小さいシラサギです。羽は全身真っ白。この時期のダイサギ、チュウサギはくちばしが黄色いのですが、コサギは黒色です。足も黒色です。ただ、指は黄色です。頭の後方に突き出た冠羽がオシャレです。冠羽は夏羽で目立ちますが、冬羽でもあります。背中の飾り羽が繊細で綺麗です。泥の中を足でかき回して、魚やザリガニなどが飛び出してくるところを捕まえます。...
馬糞海胆の採集
- 2021/02/01
- 21:00

発生の実験に使用するバフンウニ(馬糞海胆、馬糞海栗)の採集に行ってきました。馬糞のようなウニという気の毒な命名ですが、寿司ネタの雲丹(うに)はこのウニの精巣・卵巣です。ただ、この時期のバフンウニの卵巣には苦みがあるので、食用には適しません。きょうは午前10時~11時頃が最も潮が引くということで、その時刻に合わせて行きました。きょうの午前中は、波も比較的穏やかで雪や雨も降らず、採集にはありがたい天気でし...