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記事一覧

鸛、巣作りの稽古?

きょうも豊岡市の六方田んぼで撮った写真です。きょうの主役はコウノトリ(鸛)のJ0264です。豊岡市赤石巣塔で昨年6月に生まれた雌。今年1歳になる幼鳥です。餌をつつきながら田んぼの畦を歩いていましたが、何やら見つけました。針金でできたフェンスかネットの一部のようです。枯れ草がたくさん巻きついています。この田んぼに本来ありそうなものではありません。拾い上げようとしますが、かなり重いようでいったん捨てます。...

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大白鳥が混じってた!

2月16日のこのブログで、「先日まで9羽だった六方田んぼのコハクチョウ(小白鳥)が10羽に増えていました。」と書いたのですが、その謎が解けました。きょうの六方田んぼのコハクチョウたちです。やはり10羽です。しかし、よく見ると1羽だけちょっと頸(くび)が長いのが混じっています。嘴(くちばし)の黒い部分が少なくて黄色い部分が多い個体です。↑この写真の右端の手前の個体です。↓この写真の中央の個体。オオハクチョウ...

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梅花黄蓮と芹葉黄蓮

丹波篠山市本郷の松隣寺にお邪魔しました。暖冬の影響でセリバオウレン(芹葉黄蓮)がずいぶん早く顔を出したので、バイカオウレン(梅花黄蓮)も早く咲いているのではないかと思ったからです。咲いてはいましたが、セリバオウレンに混じってチラホラという程度です。やはり植物によっていろいろなんですね。気温の影響を強く受けるものもいれば、日照時間の影響を強く受けるものもいます。バイカオウレンは可愛い花です。牧野富太...

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猫の目草と山猫の目草

雨が上がったのでカメラを持って散歩に出かけたら、また雨が降ってきました。雨に降られましたが、ネコノメソウ(猫の目草)の花が咲いているのを見つけました。やはり暖冬の影響でしょうか。昨年より2週間ほど早いと思います。ヤマネコノメソウ(山猫の目草)はどうかなと見に行ったら、こちらも咲いていました。ネコノメソウとヤマネコノメソウはとってもよく似ています。↑こちらがネコノメソウです。林の縁で山からの水が流れ...

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欧州の春の妖精

ヒメリュウキンカ(姫立金花)が咲き始めました。早春に花を咲かせ、夏には地上部が枯れますので、スプリング・エフェメラルの1種です。けれど、ヨーロッパ原産で、園芸用に栽培されていたものが野生化しています。だから、私はセツブンソウやアズマイチゲ、ユキワリイチゲなどと同じ扱いにしたくありません。キンポウゲの仲間らしく、黄色い花びらには金属光沢があります。「花弁のように見えるのはガクです」と紹介されているこ...

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雪割一華、開花

先週(2月18日)、「雪中の雪割一華」として紹介したユキワリイチゲを再度訪問してきました。気温14℃、晴れ。みごとに開花です。丹波篠山市日置の篠山川沿いのクリ林の林床です。太陽を背にして立つと、ユキワリイチゲの花がみんなこっちを向いています。花には雄しべがたくさん。黄色い葯からは花粉がこぼれ出しています。花の中央に雌しべがたくさんありますが、未成熟です。ユキワリイチゲは雄性先熟であることがわかります。...

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但馬で一番早い土筆

但馬で最も早くツクシ(土筆)が見られるのは、ここだと思います。豊岡市出石町町分の水路脇。今年は暖冬で早くから顔を出していました。顔を出しているのは知っていたのですが、ついついアップする機会を逃し、きょうになりました。きょう行ってみると、もうすっかり胞子を飛ばしています。我が家のまわりでは、まだツクシは現れていないというのに…。なぜ、ここだけツクシが早く顔を出すのかわかりません。確かに日当たりはいい...

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東河の鸛

きょうの日中は17℃もありました。もうタイヤを換えてもいいでしょうね。朝来市和田山町の東河小学校の近くの田んぼの中に2羽のコウノトリを見つけました。足環カタログから、左はJ0160。2017年4月、豊岡市野上巣塔生まれの雄。右はJ0157。2017年4月、豊岡市出石町袴狭巣塔生まれの雌。巣立ちはともに2017年6月28日だそうです。同い年の2歳10か月。とっても仲が良さそうです。雄のJ0160がカタカタカタとクラッタリング。人がこ...

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河津桜、開花

きょうは陽射しが心地よく、日中は15℃にもなりました。陽気に誘われて、カワヅザクラが咲き始めました。いつもより早いようです。発祥の地の伊豆の河津町では「河津桜まつり」が開催されているようですが、こちらはまだ咲き始め。ほとんどがつぼみです。つぼみは濃いピンク色。開花してもソメイヨシノよりもピンク色です。春らしい、上品なピンク色。オシマザクラ系とカンヒザクラ系の自然交配によってできたと考えられています。...

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満作、満開

マンサク(満作、万作、金縷梅)の花が満開になりました。里山にあるのですが、本来、太平洋側に自生しますので、これは植えられたものだと思います。暖冬の今年は早く咲くのではないかと気にして見ておりましたが、昨年より少し早い程度です。積算気温の影響を強く受ける植物もありますが、日照時間の影響も受ける植物もあります。おそらく両方が関係するのでしょう。そう単純ではありません。それにしてもユニークな花です。赤紫...

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小白鳥の泥浴び

9羽から10羽になった六方田んぼのコハクチョウ(小白鳥)を眺めていました。車を止めて窓からレンズを向けてもこちらを気にする様子はありません。湛水田の水の中に首を突っ込んで餌を食べたり、畦でのんびりくつろいだり。羽づくろいをしていた1羽が急に羽ばたいて泥浴びを始めました。泥水を浴びても羽が水をはじき、泥んこになることはありません。からだをひねってでんぐり返り。グルンと1回転。曲が流れればシンクロナイズ...

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雪中の雪割一華

昨夜から雪。丹波篠山市も今シーズン初の積雪となりました。丹波篠山市日置の篠山川沿いの栗林に生えるユキワリイチゲ(雪割一華)の様子を見てきました。暖冬の影響でいつもの年より早く顔を出したのですが、そこへ雪です。スプリング・エフェメラル(春の妖精)の1種で、早春に咲くのでユキワリ(雪割り)。でも、雪をかきわけて出てきたのではなくて、出てきたところを雪が覆いました。きのう紹介したアズマイチゲの「東」は関...

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東一華のつぼみ

春の妖精たちが自生する篠山市大山宮に立ち寄ってみました。いま盛りのセツブンソウに混じって、アズマイチゲ(東一華)が顔を出していました。1週間前にはわずかしか姿を見かけませんでしたが、一気に顔を出しました。まだ、つぼみです。葉っぱを広げていないものもあります。もう少し気温が上がると、花が上を向いてパッと開きます。開くと綺麗なのはもちろんですが、うつむいたつぼみも好きです。近いうちに開花した美しい姿を...

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六方田んぼの鸛

きょうは朝から小雨。こんな日は車の中から撮影できる鳥を撮りに行こうと、六方田んぼへ出かけました。先日まで9羽だった六方田んぼのコハクチョウ(小白鳥)が10羽に増えていました。どこから1羽やって来たのでしょう。↑この写真の下側の中央、遠くの田んぼの中に小さく見える白い鳥がコハクチョウです。が、きょうの注目はコウノトリ(鸛)です。電柱の上に1羽ずつ、計7羽が止まっています。足環カタログで調べると、7羽は...

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春の味覚・蕗の薹

爺「今年の冬は暖かいなぁ。雪はちょっとしか降らんし。  わしが子どもの頃はなぁ、もっと雪も降ったし、もっともっと寒かった」孫「お爺ちゃん、それ知ってる。学校で勉強したわ。それ、氷河期っていうんやろ!」爺「・・・・・・」きょうやった小噺です。よくウケました。いつもなら雪に覆われている場所で、フキノトウ(蕗の薹)を見つけました。落ち葉の間からあちこちで顔を出しています。きのう行ったうどん屋さんで天ぷらうどん...

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梅に頬白

「梅に鶯」っていうけれど、まだウメの花とウグイスを一緒に撮ったことがありません。ついでに言うと、「松に鶴」も「萩に猪」も「牡丹に蝶」も撮ったことがありません^^ウメにやって来るのはたいていメジロですが、ホオジロ(頬白)がやって来ました。メジロのようにウメの花の蜜を舐めに来たのではなさそうです。くちばしの先にあるのはウメの花のつぼみです。こちらはホオジロの雄。眼を横切る模様(過眼線)がくっきりと黒いの...

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飛び立つ小白鳥

オシドリ観察小屋からの帰り道、鳥取県米子市の米子水鳥公園に立ち寄ってきました。中海は西日本最大のコハクチョウ(小白鳥)の越冬地です。たくさんのコハクチョウが見られるのは、朝方と夕方。昼間、コハクチョウたちは島根県安木市付近の水田へ餌を採りに出かけます。到着したのが10時頃になったので、コハクチョウはもういないかと思ったら、遠くにいました。職員の方の説明によると、首が黒い昨年生まれの幼鳥3羽を含む1家...

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根雨の鴛鴦

落語仲間の情報に刺激されて、オシドリ(鴛鴦)を見に行ってきました。目的地は鳥取県の日野町根雨のオシドリ観察小屋。早朝4時に我が家を出発です。出発時のカーナビの到着予想よりも40分くらい早く、午前7時22分に観察小屋に到着。観察小屋の小窓を開けて見えるこの光景にワクワクします。ほんの20mほど先です。ホシハジロとコガモが少数混じっていますが、ほとんどがオシドリの雄と雌です。左が雌、右が雄です。地味な雌と対...

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蜜蜂、初見

丹波市青垣町遠阪のセツブンソウ(節分草)の自生地に再び行ってみました。8日前に行ったときよりも開花している花の数がずいぶん増えていました。花を横から見てアップの写真を撮っているときでした。ブーンと羽音が聞こえました。なんとニホンミツバチです。今年初めてお目にかかります。時刻は午後4時。穏やかに晴れていますが、気温6℃でした。ミツバチは気温8℃以上でないと活動できないと言われます。でも、いったん活動を...

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雪中の芹葉黄連

きょうは朝からちらちらと雪が舞っていました。いつもの年より2・3週間早く咲き始めた早春の植物たちはどうしていることでしょう。先週訪れたセリバオウレン(芹葉黄連)の自生地にもう一度行ってみました。せっかく開いたセリバオウレンの雄花が雪をかぶっていました。氷が張りついた雄花もありました。寒くて昆虫たちはやって来そうにありません。オウレンの仲間は花びらに蜜腺があって、蜜を分泌します。この氷、なめると甘い...

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湛水田の幾何学模様

きのうに続いて、六方田んぼの写真です。冬期湛水を行っている田んぼの枯れ穂が面白い幾何学的な模様をつくり出しています。この田んぼでコガモ(小鴨)たちが餌を採っています。冬期湛水を行うと微生物やイトミミズが増えます。微生物やイトミミズが増えると、表層に発酵した状態のトロトロ層を形成します。この層にイネの生育に役立つ成分が多く含まれます。しかも、水田雑草の種子はこの層の下に埋没するため、その発芽を抑制す...

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六方田んぼの小白鳥

豊岡市の六方田んぼにちょっと寄り道をして、コハクチョウ(小白鳥)たちに会ってきました。今年も9羽のコハクチョウが豊岡にやって来てくれて、ここで越冬しています。一生懸命食べているのは、イネの二番穂です。くちばしで穂をしごくようにして食べています。頭や首が灰色がかっていて、くちばしが白っぽいのは幼鳥です。でも、この2羽は灰色が薄くて、くちばしがかなり黄色くなっています。成鳥になるまで2、3年かかるそう...

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雪のち晴れ

「よぉ降りましたなぁ」、これがきょうの朝の挨拶。朝から気持ちよく晴れました。冷えますが陽射しが心地よく、ほとんど無風です。上空も穏やかなのでしょう。飛行機雲が乱れません。我が家の裏山の雑木林です。こんな写真が撮れるのも朝のうちだけ。気温が上がって雪が解けてくると、まだらになってしまいます。これが「いつも通り」の冬の風景なのですが、今年は妙に嬉しい気持ちになります。震災のときにも思いましたが、「いつ...

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初雪の円山川

立春を過ぎたところで初雪です。観測史上最も遅い初雪だそうです。我が家のまわりでは約20cmの積雪。でも、これが本来の但馬の冬景色です。どこかホッとした気分になります。昨夜からの雪は午後になって弱まりましたが、まだ降り続いています。円山川の中州が真っ白になりました。よく見ると、中州のまわりに黒く点々と鳥たちが集まっているのがわかります。いろんなカモが混じっていますが、こちらは主にオナガガモの集団です。降...

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六方田んぼの田鳧

きょうの午後、今シーズン初めての雪が降り出しました。午前中は、曇りときどき小雨、ときどき晴れ。要するに何でもありのコロコロと雲行きが変わる天気でした。その晴れ間を選んで、豊岡市の六方田んぼのタゲリ(田鳧)を撮りに出かけました。ミューとかミャーとか、子ネコのような声を出して舞い上がります。1羽が飛ぶとまわりの仲間も一緒になって飛び上がります。ざっと数えて約20羽。舞い降りたあたりへ行って見ますが、見失...

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可愛い芹葉黄連

今年は、いろんな早春の植物が2~3週間くらい早目に咲いているような気がします。そこで、昨年2月下旬に見つけたセリバオウレン(芹葉黄連)の自生地に行ってみました。すると予想通りです。早くも可憐な花が咲いていました。花の直径は1cmほど。雌しべのない雄花と、雄しべ雌しべのそろった両性花があります。↑この写真の右の3つは両性花。その他はほとんど雄花のようです。同じ株に雄花と両性花がつくものもありますが、↑こ...

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遠阪の節分草

きょうは節分です。通りかかったので、もしやと思って丹波市青垣町遠阪のセツブンソウ自生地に立ち寄ってみました。やはりというべきか、早くもセツブンソウの花が開いていました。先日、東芦田の自生地より2週間くらい遅く開花すると書いたのですが、1週間後でした。昨年に比べると2週間以上早いと思います。白く花びらのように見えるのはガクです。ガラス細工のように美しく5枚あります。その内側に花びらが5~10枚あります...

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二番穂と雀たち

落語で姫路市香寺町へ行ってきました。昼間の車外温度は14℃で、陽射しも春のようです。さすがに但馬はそれほど暖かくはありませんが、南風が心地よく吹いておりました。イネの二番穂が枯れてきました。イネは多年生草本ですから、秋に刈り取られても、また株から芽が出てきて再び成長します。草丈は低いですが、ちゃんと穂をつけます。ただ、収穫量はあまり多くはありません。昔は年貢を厳しく取り立てられた農民にとって、二番穂...

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青空に梅花

子どもたちが登校時に集まる場所の掲示板に・・・「冬が寒いから、春が暖かい。夏が暑いから、秋が涼しい」と書いてありました。いまが辛くてもそれを乗り越えればいいときが巡ってくるよ!という励ましの言葉だと思います。でも、暖冬でこのままいくと春から暑く、夏はいったいどうなるの?!と、ツッコミを入れたくなります。但馬妙見山は今朝も冠雪です。でも、里はいまだに降雪なし。こんな冬は初めてです。我が家の近くにあるウ...

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プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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