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記事一覧

世界で最も大きな果実

間もなく2019年が終わります。迎える2020年が実り多い年であることを願って、先日、兵庫県立フラワーセンターで撮った「世界で一番大きな果実」の写真で、今年の締めくくりとします。パラミツ(波羅蜜)という南国フルーツです。果実の長さは45~70cm、幅は30~40cm、重さは約30kg。大きいものは50kgにもなるそうです。とにかくデッカイ!原産地はインド~バングラデシュ。日本ではあまり馴染みがありませんが、東南アジアでは食用...

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赤い実の青い木

平安時代は色を表す言葉が4つしかなかったのだそうです。赤、白、黒、青、この4つだけです。この4つの言葉には共通点があって、「い」をつけるだけで形容詞になります。「赤い」「白い」「黒い」「青い」です。面白いですね。だから、紫色も緑色もみんな「青」の範囲だったそうです。その名残りで、いまもなお「青信号」「青りんご」「青虫」などといいます。葉っぱはもちろん枝も鮮やかな緑色のこの木もそんなわけでアオキ(青...

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彩を添える縁起物

今年はお宮の当番で、きょうは朝からお飾りをつける作業をしてきました。鳥居の上に大きなしめ縄を飾り、鳥居の両柱に松竹梅とナンテン(南天)を飾ります。「難を転ずる」という縁起物というだけでなく、ナンテンの果実の赤が入ることで彩がよくなります。ナンテンは中国原産です。古い時代に日本にやってきて、山でもよく見かけます。庭に植えてあったものが野生化したと思われます。今シーズンはまだ平地での積雪がありませんが...

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蛸海月

水玉模様の可愛いタコクラゲです。蛸のように口腕が8本あります。やや褐色を帯びているのは、褐虫藻という植物が入り込んでいるからです。褐虫藻はクラゲに光の当たるところに連れて行ってもらうと光合成ができます。クラゲは褐虫藻が光合成でつくった栄養を分けてもらいます。持ちつ持たれつ。タコクラゲと褐虫藻のいい関係です。癒やされます。ヒトも藻類と共生できたらいいでしょうねぇ。日向ぼっこをしていたら、お腹が満ちる...

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殖える鳴門沢菊

淡路島の南の海岸沿いの道を走っていると、道端に黄色い花がたくさん咲いています。但馬では見かけないキク科の花です。この季節に鮮やかな黄色の花は大変目立ちます。地元の方に、ナルトサワギク(鳴門沢菊)というのだと教えていただきました。徳島県鳴門市で発見されたので、ナルトとついていますが、マダガスカル原産の帰化植物です。淡路島は鳴門海峡を挟んで鳴門市の対岸ですから、すぐに分布域に入ったのでしょう。年中花を...

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灘黒岩水仙郷

南あわじ市の灘黒岩水仙郷に行ってきました。南側に海を臨む急斜面に500万本のニホンズイセンが咲き誇るという、日本三大水仙郷の1つです。まだ咲き始めで、年内は入園料も無料だそうです。あいにくの曇り空で、ほとんど観光客もなく貸し切り状態でした。ニホンズイセンと言っても、原産地は地中海沿岸で、中国を経て日本に伝えられたということです。江戸時代、海岸に流れ着いた球根を当時の住民を植えたのが始まりだと管理され...

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飛行機雲がいっぱい

冬の但馬には珍しく、きょうは穏やかでスカッと晴れたいい天気になりました。ふと空を見上げると、青空に幾筋も飛行機雲が描かれています。但馬でこんなにたくさんの飛行機雲が見えるのはとっても珍しいことです。コウノトリ但馬空港にはプロペラ機しか就航していません。しかし、但馬の上空には「札幌→大阪」とか、「名古屋→ソウル」などのジェット機が飛んでいます。それらのジェット機がつくり出した飛行機雲です。ジェット機が...

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ツルとスズメ

ツルと言っても、鶴ではありません。蔓です。キウイの蔓は適当に剪定しないと大変です。伸び放題にしていると、蔓が蔓に巻きついて収拾がつきません^^でも、造形的にはとっても面白いです。スズメたちのいい止まり木になり、いい隠れ場所になっています。スズメたちの糞がキウイの蔓のいい栄養分になっていたりして・・・。↓1日1回ポチッとよろしくお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキングこのブログの写真の無断...

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たわわに実る唐鼠黐

来年の干支はネズミですね。それにちなんできょうはトウネズミモチ(唐鼠黐)です。川沿いに植栽されたトウネズミモチの果実がたわわに実っています。黒豆のような果実がブドウの房のように実り、枝がしなっています。中国原産の外来種で、在来のネズミモチとよく似ているのでトウネズミモチ。ネズミモチは低木ですが、トウネズミモチはかなり高くなります。この木は樹高10mくらい。俵型のネズミモチの果実よりも球形に近く、とに...

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杉苔と茸

道端に花が少ないこの時期は、何か美しいもの、心安らぐものはないかと思いながら歩きます。何でもない光景にふと心惹かれることがあります。スギゴケの中にいくつものキノコが顔を出していました。12月だというのに・・・。スギゴケと言ってもたくさん種類があるのですが、これはよく見かけるコスギゴケでしょうか。キノコの種類はよくわかりません。調べかけましたが、よくわからないので諦めました。テラリウムなどでスギゴケを育...

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風散布の翼果

雨上がりの陽射しを受けて、イロハモミジの果実がキラキラと輝いていました。紅葉の季節に果実も熟し、すでに散布されたのかと思いましたが、まだまだ枝に残っています。種子に大きな翼が付いていて、翼果と呼ばれます。風に吹かれて木から離れると、飛ぶというよりクルクル回りながら流されていきます。滞空時間を少しでも長くして、より広い範囲に種子をばらまこうという作戦です。いま散布しても、発芽するのは春になってからで...

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雨の中の類似色

晴れたかなと思ってウォーキングに出たら、すぐに曇ってやがて雨。傘を手放せない、冬の但馬です。こんな天気でも何か美しいものはないかと思いながら歩いています。雨に濡れたササに目がとまりました。ササにはいっぱい種類があって私には種名がよくわかりません。枯れて黄色くなった部分と黄緑色の部分の類似色の対比が綺麗です。但馬では標高1000mくらいから上ではチシマザサが見られますが、ここは低地です。チマキザサはちま...

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自然交雑の冬苺

しばらく鳥が続きましたので、久々に植物です。林の縁を通るウォーキングコースで、フユイチゴの果実が真っ赤に熟していました。秋に花を咲かせ、いま果実が熟したところ。食べ頃です。葉っぱを見ると、先が尖っています。そして、果実のヘタ(ガク)が毛深いので、アイノコフユイチゴ(合の子冬苺)です。フユイチゴ(冬苺)とミヤマフユイチゴ(深山冬苺)の自然交雑でできた雑種だそうです。フユイチゴの葉っぱの先は丸いのです...

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河鵜の糞害

同じ兵庫県でも南部は晴れ、北部は雨か雪というのが冬の天気の特徴です。瀬戸内と日本海側では空の様子がまったく異なります。きょうも当地では一日中冷たい雨模様です。モノクロ写真ではないのですが、モノクロみたいです。どんよりした空を背景にしたカワウ(河鵜)の集団ねぐらです。琵琶湖の竹生島でカワウの糞害が問題になり、駆除作戦が始まったのが15年ほど前でしょうか。その頃から、円山川流域でカワウが目立つようになり...

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越冬の真雁

豊岡市の六方田んぼでマガン5羽が休んでいました。マガンは北方で繁殖して、日本で冬を過ごします。どこでも見られるわけではなくて、近畿地方ではごく限られた場所でしか見られません。2008年から豊岡に毎年来てくれるようになり、今年も来てくれました。コウノトリ育む農法で冬期湛水をするようになって、豊岡で越冬するようになりました。冬期湛水はコウノトリだけでなく、他の生きものたちにもいい影響を及ぼしています。越冬...

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鸛・ほのか

豊岡市の六方田んぼでコウノトリ(鸛)を見かけましたので、車でゆっくり近づいてみました。足環は右が「黄・緑」、左が「黄・青」です。足環カタログで調べて、J0233とわかりました。J0233は、今年の4月、島根県雲南市の市立西小学校の校庭に立つ人工巣塔で生まれたメスです。雲南市で名前が公募され、「ほのか」と命名されたようです。豊岡で生まれたわけではないのに、豊岡に飛んで来るのですね。嬉しくなります。雲南市の皆さ...

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猩々木

神戸に行ってきました。商店街はすっかりクリスマスですね。クリスマスが近づくと花屋さんの店先に並ぶのがポインセチア。標準和名はショウジョウボク(猩々木)といいます。でも、まったく知られていません。猩々とは大酒飲みの酔っ払いのこと。赤い顔をしていることからの命名です。赤いところは花びらでもガクでもなくて、苞というつぼみを包んでいた部分です。ふつうは葉っぱより小さくて緑色をしています。苞は葉っぱが変形し...

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霜の仏の座

きょうの最低気温は2℃、最高気温は10℃でした。朝、霜が降りていました。ホトケノザ(仏の座)は早春から初夏に咲く花ですが、こうして冬でも咲いているのが見られます。霜がいっぱいついていて寒そうです。花粉を運んでくれるハチたちも来ないのに、なんで花を咲かせているのでしょう。霜は空気中の水蒸気がそのまま氷になったものです。結晶が上空でできれば雪ですし、地上でできれば霜という名前になります。でも、きょうの最低...

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幸運のお裾分け

大学生のとき、シロツメクサ(クローバ)を使った実験研究をしていました。・・・というと、多くの人から「四つ葉のクローバの研究?」って聞かれますが、そうではありません。シロツメクサの葉っぱを擦りつぶすと有毒な青酸ガスを発生するものがあります。発生しないものもあるし、別の葉っぱと混ぜ合わせると発生するものもあります。その遺伝のしくみを調べていました。そんなわけで、毎日シロツメクサをたくさん集めてきては擦り...

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苦労がねぇ金持ち

「♪山はしろがね~」のシロガネは銀のこと。つまり、銀(しろがね)色は銀色です。ところが、銅(あかがね)色は金属光沢の銅の色ではありません。調べたら、銅色というのは、赤っぽい黄茶色のことです。予想したのと大きく違ったのが鉄(くろがね)色です。黒色か錆びた鉄の褐色かと思ったら、なんと濃い緑色に近い青緑色でした。で、このクロガネモチ(黒鉄黐)。モチノキの仲間ですが、なぜクロガネなんでしょう?調べると、「...

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師走の石蕗

山陰の小京都と呼ばれる津和野は、ツワブキ(石蕗)の野に由来するそうです。花の少ないこの季節に、山裾の日陰で黄色い花を咲かせているツワブキに出会いました。ツワブキの花は、立冬(11月8日頃)から大雪(12月7日頃)までの季語だそうです。師走になっても咲いている鮮やかな花は存在感たっぷり。ツワブキの花はタンポポと同じように筒状花と舌状花で構成されていますが、ちょっと違っています。中央の筒状花は雄しべと雌し...

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台湾楓

きのう紹介したモミジバフウ(紅葉葉楓)はアメリカ原産。よく似ていますが、きょうは中国原産のフウ(楓)です。タイワンフウ(台湾楓)とも言います。「楓」はカエデと読まずにフウと読んでください。モミジバフウはその名の通り、モミジの葉っぱのように5~7裂ですが、フウは3裂です。だから別名サンカクバフウ。紅葉・黄葉の美しい樹木です。公園樹としてはモミジバフウに押され気味で、少数派かもしれません。ウニのような...

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紅葉葉楓の果実

ほとんど葉っぱを落としたモミジバフウにたくさん果実がぶら下がっています。飾り付けられたクリスマスツリーのようです。実際、落ちた果実を拾ってクリスマスリースに使うようです。紅葉のイロハモミジを背景に撮ってみました。こちらはまだ若い果実。この中に種子がたくさん入っています。やがて、左側の果実のようにぽっかりと穴が開きます。この穴から翼のついた種子が出てきて、風に乗って飛んで行きます。右側の果実はもう種...

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冬の桜・子福桜

三木市での落語仲間の忘年会に行くついでに、加西のフラワーパークに立ち寄りました。土曜日の昼間なのに、この時期はお客さまもまばらです。花はあまり見られないのかというとそうでもありません。入園してすぐに、この時期に咲くサクラに出会いました。コブクザクラ(子福桜)という10月~1月と、4月に咲くサクラです。直径が2cmくらいの小さな花です。清楚な印象の白い八重咲きです。開花して時間が経つとしだいに赤味を帯びて...

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西方寺の山茶花

丹波篠山市今田町の西方寺は、別名サザンカ寺とも言われます。庭にサザンカ(山茶花)の大木があり、垣根もサザンカ、前の道路にもサザンカ。サザンカもこんな大木になるんですね。樹齢は推定600年だそうです。樹高は約4.5m、幹周り約1.8mで、南北・東西に約10mも枝を伸ばしています。下から覗き込むと、まるでジャングルのよう。これが1本の幹に支えられています。この力強い幹に、圧倒されます。幹のイメージとは違って、繊...

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紅葉葉楓の紅葉

きょうも一日中冷たい雨です。タイヤを冬タイヤに履き替えました。これでいつ積雪になっても大丈夫です。近くの小学校の校門脇で、モミジバフウ(紅葉葉楓)の葉っぱが雨に濡れておりました。紅葉葉楓と漢字で書けば、いかにもモミジやカエデの仲間のようですが、マンサクの仲間です。北米~中南米原産で、街路樹や公園樹としてよく植栽されています。葉っぱが緑色→黄色→橙色→赤色と変化していきます。それが一斉ではないので、1...

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黒杉神社の銀杏

きょうは肌寒い雨模様の一日かと思いましたが、昼頃に陽が射してきました。さっそくカメラを持って新温泉町方面へ出かけてみました。・・・が、やはり雨。やがて、冷たいみぞれ混じりの雨に変わってきました。これぞ但馬の冬の天気です。せっかくなので雨にもめげず、新温泉町切畑の黒杉神社へ。ここのイチョウはまだ黄金色の葉っぱをたくさんつけています。標高の高いところのイチョウが早く落葉するとは限りません。黒スギ神社なの...

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セラピー魚

きょうは神戸で落語。小雨の降る但馬から南に向かうと雨は止み、神戸は良いお天気です。神戸の街路のイチョウの葉っぱもまだほとんど散っていませんでした。同じ兵庫県でも、日本海側と瀬戸内ではこんなに違いがあるのかと、改めて感じます。さて、きょうの写真はガラ・ルファというコイの仲間の魚です。イラン、イラク、トルコなど、西アジアの川や池に棲む淡水魚です。石に付いた藻や微生物を吸い取るように食べて生活しています...

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医王寺のラッパ銀杏

篠山城址の南側に丹波篠山市北というところがあります。お城が中心の城下町なのに、城から南に行けば北に着きます^^ここに医王寺という無住のお寺があり、その境内にラッパイチョウ(喇叭銀杏)があります。訪ねてみると、もうほとんど葉っぱを落としていました。樹高約25m、幹周り約2.3mで、樹齢は不明です。巨木というほどではありませんが、兵庫県の天然記念物に指定されています。それは、葉っぱの形がちょっと変わっている...

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唐楓の紅葉・黄葉

もう12月ですから、紅葉・黄葉もそろそろ終わりです。トウカエデ(唐楓)の紅葉・黄葉が行く秋の名残りです。トウカエデはその名前の通り、中国原産です。中国から八代将軍・徳川吉宗に寄贈されたのが始まりだそうです。東京には徳川吉宗のお手植えのトウカエデが現存しているとか。享保年間ですから、樹齢約300年ということになります。そんな古木ではありませんが、あちこちでよく見かける樹木です。病害虫にも大気汚染にも強い...

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久世田の大銀杏

人工の育児用ミルクがない時代、母乳が出ないというのは大変なことでした。「乳の木」と言われる大きなイチョウが信仰を集めたのも納得できます。朝来市和田山町の久世田の大イチョウ(銀杏)です。周りのイチョウに比べて黄葉するのがずいぶん遅く、やっと黄色になりました。田んぼに囲まれた俵米神社のご神木です。樹高約25m、幹周り約5.8mもあります。樹齢はわかりませんが、気根の数や長さから考えて相当なものだと思われま...

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