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記事一覧

ススキのハチ高原

秋晴れのいい天気になりました。午後3時くらいからハチ高原へドライブ。澄みきった空気の中、一面のススキ草原の中を歩いてちょいと登ってきました。兵庫県では砥峰高原のススキ草原が有名ですが、ハチ高原も負けていないと思います。観光客で混雑することもありませんので、オススメの穴場かもしれません。陽が傾いてきて逆光で見るススキ草原もいいものです。↓オマケです。ハチ高原で頭上にこんな鳥を見つけました。ピントが甘...

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小さな朝顔

道端にアサガオを思いっきり小さくしたような花が咲いています。北米原産の帰化植物、マメアサガオ(豆朝顔)です。花の直径は2cmにもならないくらいです。五角形で、朝に開いて昼には少し閉じます。まさに小さなアサガオです。茎はつる状。葉っぱの形がいろいろですが、アサガオのように3裂のものもあります。雄しべが5本。真っ白ですが、葯だけが紫色です。可愛い花ですが、ダイズ畑に入り込むと駆除が大変な厄介者だそうです...

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旅する裏波小灰蝶

ミゾソバの花にウラナミシジミ(裏波小灰蝶)がやって来ました。但馬では秋によく見られる蝶です。翅の裏面に薄い褐色と白色の縞模様が波打つように入っています。後翅の後端にオレンジ色の縁取りがある黒色の斑点が2つ。その後方に尾状突起があります。これらが複眼と触角に見えるでしょうか。無理矢理にでも見てください。すると、そちらが頭で、飛び出す方向が逆になり、敵をあざむけるわけです。ほんとのところ、どれだけの効...

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口の尖った天狗蝶

秋晴れの爽やかな日中、テングチョウ(天狗蝶)に出会いました。鼻の高い天狗のような顔をしているということでの命名です。でも、尖った鼻のように見えるのはパルピ(下唇髭)と呼ばれる器官で、口の一部です。その役割はよくわかっていませんが、触覚の補助的なもので匂いを感じることができるようです。(とすると、機能的にはやっぱり鼻でしょうか?!)イヌタデの花に止まりました。このあと口吻を出して吸蜜していました。早...

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茶の木の花と雀蜂

チャノキ(茶の木)の花が咲いています。チャノキは自家不和合性の強い、つまり自家受精をしにくい植物です。種子をつくるためには、花粉をよそから運んできてもらう必要があります。チャノキの花には、ツバキやサザンカと同様にたくさんの雄しべがあります。中央に雌しべが1本あるはずですが、雄しべが多すぎてよく見えません。雌しべが隠れるほど雄しべだらけにしているのは、実はチャノキの作戦です。チャノキの花にキイロスズ...

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熟柿の汁の争奪戦

ラジオで聴いて初めて知りました。きょうは「柿の日」なんだそうです。正岡子規が奈良旅行をしたときのあの有名な俳句・・・ 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺これを詠んだのが明治28年(1895年)のきょう、10月26日なのだそうです。「クマが人里に出てこないように柿の実を採ってください」と盛んに広報されています。しかし、現実はなかなか行政が思うようにはならないようです。クマだけではなく、サルやタヌキ、そして昆虫たちにとっ...

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溝蕎麦に来た昆虫たち

きょうは一日雨模様。先日撮ったミゾソバ(溝蕎麦)の花にやって来た昆虫たちを紹介します。ミゾソバの蜜や花粉は昆虫たちに人気です。ミゾソバの花の傍にいると、短時間のうちにたくさんの昆虫たちと出会えます。まずはチョウの仲間から。↑こちらはチャバネセセリ。よく見かけるイチモンジセセリとよく似ていますが、白い斑点が小さく目立ちません。目と口のあたりがラクダのように見えて可愛いんです。↑こちらはキタキチョウです...

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秋の宝石、野葡萄

秋色の1枚です。紅葉を背景にノブドウ(野葡萄)の果実を撮ってみました。ノブドウはつる性の落葉低木です。巻きひげで他の植物にからみついて伸びていきます。果実の色はさまざまです。青色、淡い紫色、紺色、赤紫色、・・・。大きさもさまざまで揃っていません。果実の中にはそれぞれ2個ずつ種子が入っています。本来の果実の色は白色なのだそうです。でも、白いものは滅多にありません。ブドウタマバエやブドウガリバチなどの幼...

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白い嫁菜

野菊の仲間は見分けるのが難しいです。いま、日当たりのいいところに淡い紫色の花のヨメナが咲いています。このヨメナとよく似ている白い花が林の縁に咲いています。シロヨメナ(白嫁菜)です。日当たりのいいところよりも日陰を好むようです。薄暗いところで真っ白な花を咲かせますので、よく目立ちます。ヨメナに似ているだけで、ヨメナとは別種です。よく似た花でイナカギクというのがあって、葉っぱが茎を抱くかどうかで区別で...

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クサギの果実

8月に咲いていたクサギの花が果実になり、熟してきました。花のときとずいぶん違う姿になっています。花は8月16日に紹介していますので、こちらをご覧いただき、比べてください。花びらや雄しべ・雌しべは落ち、淡いピンク色だったガクが紅紫色になって開いています。雌しべの基部の子房が膨らんで紺色の果実になっています。果実の直径は7mm程度です。この中に種子が4個入っています。花粉はアゲハやスズメガに運んでもらうよ...

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釣り鐘状の蔓人参

昔は高麗人参が大変高価な薬でした。しかも、朝鮮から日本に入ってくるのは乾燥させた根っこばかり。そこで、日本でこれに似た植物を探そうということになって見つけたのが、〇〇ニンジンと呼ばれる植物です。…という話は、以前、トチバニンジン、ツリガネニンジンを紹介したときに書きました。このツルニンジンもそういう植物です。道路脇の林の縁で見つけました。釣り鐘状の花を下向きにつけます。外側は白っぽく、内側には赤紫...

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但馬で石崖蝶

子どもの頃から昆虫採集が大好きでした。特に蝶は大好きです。子どもの頃、捕ってみたい蝶の代表がイシガケチョウ(石崖蝶)でした。イシガキチョウ(石垣蝶)ともいいます。石垣のような模様が特徴です。南方の蝶で、沖縄に行けばイシガケチョウの乱舞するところが見られると聞き、憧れたものです。ところが、きょう、そのイシガケチョウに出会いました! それも但馬で!午後のウォーキング中、ミゾソバの花の間に白い紙切れのよ...

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背高泡立草と日本蜜蜂

セイタカアワダチソウ(背高泡立草)が花粉症の原因になると思っておられる方があります。が、それは誤解です。花粉症の原因になる植物は、スギやヒノキ、ブタクサ、イネ科の植物など、すべて風媒花です。風媒花は、風に乗りやすい軽く小さな花粉を多量に散布します。セイタカアワダチソウは虫媒花です。ハナバチ、ハナアブなど、たくさんの昆虫がやって来ます。昆虫のからだに付着して運ばれますので、風媒花の花粉よりも大きく、...

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秋桜と熊蜂

きのうのトラマルハナバチに続いて、きょうはコスモス畑のクマバチ(熊蜂)です。ブーンという大きな羽音を立ててクマバチが飛んでいます。胸部は黄色の毛で覆われていますが、他は真っ黒。大きくずんぐりとした体型で、まさにクマのイメージです。クマバチは、ミツバチに比べると2倍くらいの大きさです。仮に体長が2倍だとすると、体重は2×2×2=8倍という計算になります。その割には翅が小さいのです。だから「航空力学的に...

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秋桜と虎丸花蜂

コスモス畑にやって来たトラマルハナバチ(虎丸花蜂)を追いかけてみました。トラマルハナバチはミツバチの仲間で、ミツバチより一回り大きいハナバチです。胸部はオレンジ色の毛で覆われ、腹部はオレンジ色と黒色の縞模様で、トラと呼ばれる所以です。顔が長くてちょっと馬面。口吻がとっても長いのが特徴です。コスモスの筒状花に長い口吻を突っ込んで蜜を吸います。コスモスの花の筒状花から黒く飛び出しているのが雄しべです。...

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河川敷の荻群落

円山川の河川敷のオギ(荻)の群落を逆光で撮りました。豊岡市と養父市の境くらいのところです。オギとススキはよく似ていますが、別の種です。↑この写真の左下にススキが写っていますが、大部分を占めているのはオギです。オギの穂は真っ白ですが、ススキはちょっとくすんだ色をしています。さらに、ススキは株立ちしますが、オギは横に伸びた根茎から1本ずつ立ち上がります。円山川の河川敷に見られるのは、ほとんどがススキで...

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溝の金平糖

ちょうどいい気温というのがなくて、暑い季節から一気に寒い季節に変わったようです。花の写真はやはり陽射しがあるほうが美しく撮れます。が、きょうも一日、お日さまの顔を見ませんでした。8月から咲いているミゾソバです。金平糖のように見えるのは花の集まりです。20個くらいの花の集まりですが、徐々に咲いて、咲いたものから落ちていきます。10月にもなると、かなり花の数が減ってきます。曇り空の下でもミゾソバの花にやっ...

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秋の七草・薄

ススキ(薄)は逆光で撮るのがいいですね。ススキの小穂の毛がキラキラと輝くのを見に、大屋高原に行ってきました。砥峰高原ほどではありませんが、大屋高原もススキの群生が見ごとです。昔は茅葺き屋根の材料の茅場としてススキ群落は重要でした。だから、野焼きをしたりしてススキの草原を維持してきました。しかし、いまはその必要もなくなり、茅場は放置されています。植生の遷移の法則からいうと、ススキ群落は草原の最終段階...

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金色の毛の土蜂

セイタカアワダチソウの花にミツバチやセセリチョウに混じって大きなハチがやって来ました。ちょっと見ると怖いハチのように見えますが、まったくそんなことはありません。針は持っていますが、ヒトを刺すようなことはまずありません。キンケハラナガツチバチ(金毛腹長土蜂)です。触覚が長いので雄です。ノーベル賞の吉野彰さんが「ロウソクの科学」が化学へのきっかけになったとおっしゃっていました。小学校の先生に勧められた...

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白膠木の紅葉

こちらは台風19号の暴風域の端っこですが、なかなか強い風が吹き荒れています。中心付近の皆さん、くれぐれもご用心ください。最近の台風は、地球温暖化の影響で、10月でも9月のような進路をとり日本に上陸するようです。きょうは落語会の予定がありましたが中止になり、一日中家にこもっていました。そんなわけで、先日撮った写真です。徐々に季節は進んで山では紅葉も見られるようになりました。ウルシの仲間はとくに早く紅葉す...

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葡萄みたいな青葛藤

林の縁を歩いていると、上からブドウのような実をつけた蔓が垂れ下がっていました。アオツヅラフジ(青葛藤)です。ツヅラフジとよく似ているのですが、茎に細かい毛があるのと葉柄が短いので区別できます。昔は、この蔓で葛籠(つづら)を編んだことからの命名です。果実の大きさは1cmよりも小さく、8mm程度でしょうか。ブドウ状ではありますが、果実は小さいし、まとまっている数も少なめです。青紫色に熟していて美味しそうです...

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秋茜と夏茜

川の土手を歩くと、たくさんの赤トンボに出会います。アキアカネ(秋茜)の雄をセイタカアワダチソウを背景に撮ってみました。これぞ、秋色!雄と雌でずいぶん色が違います。↑こちらは雄で、↓こちらは雌です。雌も腹部の背側は赤いのですが、腹側から見るとほとんど赤くありません。トンボは↑こんなふうに突き出た棒の先端によく止まりますが、近頃は↓田んぼの周りの電気柵のヨリ線に止まっているのをよく見かけます。みんな風上を...

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建屋の左巻榧

北垣国道(きたがきく にみち)さんという養父出身の政治家がおられました。幕末の志士で、後に高知県令(現在の県知事)、徳島県令を経て、京都府知事になった方です。琵琶湖疎水を完成させて、京都の近代化に貢献したと高く評価されています。この北垣国道さんの生家に立つヒダリマキガヤ(左巻榧)です。兵庫県には国指定天然記念物の巨木が8本ありますが、そのうちの3本は養父市にあります。「建屋(たきのや)のヒダリマキ...

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タテジマが食う

まさかの阪神タイガースのCS進出、そしてファーストステージ突破。こうなったらタイガースにファイナルも突破してもらおう!と密かに思っているカープファンです。阪神タイガースに敬意を表して、きょうは黄色と黒色のタテジマ模様の昆虫を紹介します。強い香りに誘われて、キンモクセイ(金木犀)の花にやって来たキゴシハナアブです。胸部の背中側にはっきりとした黄色と黒色のタテジマがあります(腹部はヨコジマですが・・・)...

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長実の蔓黄華鬘の作戦

竹薮の縁に面白い形の黄色い花を見つけました。自立できず周りの植物に寄りかかりながらも、分枝して広がっています。花の長さは約2cm。距が後方に長く伸びています。ナガミノツルキケマン(長実の蔓黄華鬘)です。調べてみたら、環境省レッドデータで準絶滅危惧種でした。この細長い花にはどんな昆虫がやって来るのでしょうか。大変興味深く、しばらく待ちましたが訪花昆虫とは出会えませんでした。ナガミノツルキケマンは種子...

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莢蒾の作戦

明るい林にガマズミ(莢蒾)の赤い果実が目立つようになりました。子どもの頃、よくこの果実をとって食べたものです。近頃は子どもも大人も食べなくなりました。もっと大きくて美味しい果物がいっぱいありますからね。残念なような気もしますが、ヒトにとられない分、鳥たちの餌が豊富になります。いまはまだ酸味が強いですが、あとひと月もすると、白い粉をふいたようになって甘くなります。美味しいのですが、種子が大きくて、見...

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有毒蝶に擬態

近所の畑にフサフジウツギ(房藤空木)が植えられています。初夏から花が咲き始め、10月になってもなお咲いています。フサフジウツギは別名バタフライブッシュとも呼ばれ、この花にチョウがよく集まります。フサフジウツギにツマグロヒョウモンがやって来て、盛んに蜜を吸っていました。ツマグロヒョウモンは、このあたりではよく見かけるヒョウモンチョウの仲間です。雄と雌でずいぶん模様に違いがあります。↑こちらが雄、そして↓...

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時計台の虹

今朝の雨が上がって東から陽が射すと、西の空に虹が浮かび上がりました。車の車窓から見る虹は、みごとにはっきりくっきりしていました。慌てて高校の駐車場に車を入れて虹が見えるところへ走って行きましたが、虹は消えかかっています。「路上駐車をしてでも撮っておくのだった・・・」と思っても、もう後の祭り。昆虫などを撮っていると、そういうことがよくあります。しかし、待てば海路の日和あり。再び虹が現れてきました。先ほ...

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三葉木通のお裾分け

台風18号の影響できょうは朝から強い風が吹いています。とどき晴れ間も出るので、風になびくススキの写真を撮りに行こうと思って出かけました。が、山はあいにくの雨。諦めて山を下りる途中、ミツバアケビ(三葉木通)の果実を見つけました。パカッと割れて、果肉が顔を覗かせています。開ける実でアケミ。これがアケビになったとか。黒い種子の周りを包むゼリー状の果肉がほんのり甘くて美味しいんです。ヒトが美味しいと思うくら...

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山薄荷の蜜標

いま、林道脇はヤマハッカ(山薄荷)の花盛りです。青紫色の小さな唇形花が節ごとにかたまってつきます。ハッカという名前がついていますが、ハッカのような爽やかな香りはありません。葉っぱを取って揉みつぶしても特に匂いを感じられませんでした。花の上唇弁は4裂して立ち上がり、その中央に紫色の斑点があります。この斑点が「この先に蜜がありますよ!」という蜜標(ハニーガイド)です。下唇弁が前に突き出し、内側に雄しべ...

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日本最古の地域ブランド

篠山市が今年の5月に「丹波篠山市」に改名して最初の収穫の秋を迎えています。丹波栗、丹波松茸、丹波黒などの売り上げはアップするでしょうか?数ある丹波ブランドのうち、まずは丹波栗が収穫の時期を迎えています。「丹波栗」というのは品種名ではありません。丹波地方で採れる大粒の美味しい栗のことをそう呼んでいます。品種名としては「銀寄」とか「長興寺」などがあります。その歴史は平安時代までさかのぼることができるそ...

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