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記事一覧

栴檀の獄門台

「ふたなり」という上方落語に「栴檀の森」というのが登場します。上の村に金を借りに行きたいのですが、センダンの森が恐ろしくて行けないというのです。「栴檀の森」といっても、おそらくセンダンがたくさんあるというわけではありません。センダンに代表される森ということだと思います。センダンの木は大きく、目立ちやすいので森の名前になるのでしょう。 この時期のセンダンは葉をすべて落とし、果実だけが目立ちます。黄緑...

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仲良し鷭と大鷭

篠山城の南濠でオオバン(大鷭)とバン(鷭)が仲良く一緒にいるところを見つけました。一緒にいるところを見るのは初めてです。 額から嘴が赤いのがバン、白いのがオオバンです。オオバンのほうが大きいことはわかっていましたが、一緒にいるとずいぶん大きさが違います。 私がカメラを構えているのに気づいていながら、まずバンがこちらに近づいてきました。 そのあとを追いかけるように、オオバンも近づいてきます。 そのあ...

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雪化粧の篠山城跡

今朝も雪です。晴れてきたので、うっすらと雪化粧をした篠山城跡に行ってみました。 篠山城跡が最も身近な城でしたので、城というものは皆こういうものだと思っていました。が、あちこちの城を知ると、これほど堅固な構造の城は滅多にないのだということを知ります。他所を知って、地元を見直すということはよくあることです。 昔は、北濠の北側に高校の校舎があり、三の丸にグランドがありました。だから、体育の時間は北濠を越...

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赤い果実・その9

ナンテン(南天)の果実がずいぶん前から赤くなっていたのですが、雪が降るのを待っていました。やっと機会到来です。 ナンテンの果実には雪が似合います。子どもの頃は、ナンテンでよく雪ウサギをこしらえたものです。耳はナンテンの葉っぱ、目はナンテンの赤い果実。 昔の人も、ナンテンの赤と緑、雪の白の組み合わせを楽しんで、庭に植えてきたのでしょう。火災除けに玄関にナンテン、厄除けに鬼門にナンテン、不浄を清めるか...

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北の目高

子どもの頃から親しんできた「メダカ」という名は、和名としては5・6年前から消えています。日本のメダカがキタノメダカとミナミメダカの2種類だということになったからです。「メダカ」は、チュウゴクメダカやカンコクメダカも含めた総称名ということになりました。 キタノメダカって、何だか八角部屋の力士のような名前です。キタノメダカには「ノ」が入りますが、ミナミメダカには入りません。キタメダカでもミナミノメダカ...

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ガタロ商を営む

「河川に埋没したる廃品を回収して生計を立つ」というのが上方落語「代書屋」のガタロ。本来は、ガタロ(河太郎)は河童のことです。この河童で町おこしをしておられるのが、兵庫県福崎町。 『遠野物語』で有名な柳田國男さんの生家や博物館の近くの「辻川山公園」。ここの池から突然ガタロが現れます。気の弱い子どもなら泣き出すのではないかと思えるような迫力です。 元々は黒かったと思われるボサボサに伸びた髪の毛に緑色の...

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除草剤の代わりかも

「コウノトリ育む農法」ということで、円山川下流域では冬期湛水の田んぼが増えました。冬も田んぼに水を湛えて、生物多様性を維持しています。さて、問題です。↓これは、なぁーに? 田んぼに大きな石があるみたい。正解は・・・ コガモでーす。子鴨ではなくて小鴨。日本に来るカモの中で最小レベルのカモ。たまに顔を上げますが、ほとんど水の中に顔を突っ込んで餌を食べています。水が深ければときどき逆立ちすることもありますが...

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枇杷の香りの誘われて

ビワ(枇杷)ってバラ科の植物なんです。とてもバラの仲間とは思えない目立たない花が、いま咲いています。地味に、でも結構長く咲いています。 100個くらいの花の集団がひとかたまりになっていて、2月くらいまで次々と咲いていきます。蕾の表面には褐色の綿毛が密生していて、温かいコートを着ているようです。じっくり見ると可愛い花です。少し黄色がかった白い花びらは5枚、雌しべの柱頭も5つに分かれているようです。雄しべは...

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紅葉2018・その6

年の瀬に「今頃、紅葉か?」って思われるかもしれません。ヤマモミジの親木はすっかり葉っぱを落としていますが、その根元で幼木が紅葉しています。 今年の春に芽生えた幼木だと思います。まわりは親木の落とした枯れ葉です。幼木は、1か月以上前の親木のように小さいながらも見事な紅葉を見せてくれています。 人間もモミジも同じなんですね、「子どもは風の子」。寒くても元気です。↓1日1回ポチッとよろしくお願いします。大...

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柚子を効かせて冬至に湯治

きょうは冬至です。一年でいちばん夜が長い日。昔から、ユズ(柚子)を入れたお風呂に入ると風邪を引かないと言います。 子どもの頃、我が家のほうではユズのことをユゥって言っていました。調べたら、古くは「柚」とも「由」とも書いたらしいので、古語なのかもしれません。 柚子湯に入ると風邪を引きにくいというのは、まんざら迷信でもないようです。実際、柚子湯に入ると血行を促進することが科学的に証明されています。でも...

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狭い川に河秋沙

今年も小佐川に、カワアイサ(河秋沙)が来てくれました。 昨年はつがいで来てくれたのですが、今年はなぜか今のところオス1羽だけです。もっとも昨年と同じ個体かどうかはわかりません。 本来、カワアイサはカモの中でも警戒心の強い鳥で、大きな湖とか幅の広い川に来るのがふつうです。小佐川の川幅は広いところでも10m程度、狭いところでは2mほどしかありません。こんな狭い川へようこそ! ゆっくり、少しずつ少しずつ近づ...

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クリスマス飾りのような雀瓜

昼頃にちょっと晴れ間が見えたので、カメラを持って散歩に出かけたら、すぐに曇ってしまいました。冬の日本海側はいつもこんな天気で、晴れ間が貴重です。川沿いのサクラ並木を歩いていて、サクラの木に灰白色の玉のようなものを見つけました。 クリスマスツリーの電球のように、ツタとともにサクラの木を飾っています。スズメウリの果実です。 もう葉っぱはすべて落としていて、枯れたつるに果実だけがぶら下がっています。カラ...

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番いで番する鷭

落語教室のため、月に2回くらいのペースで三木市に通うことになりました。これからときどき兵庫県南部での写真も混じることになりそうです。きょうは、三木市の三木山森林公園のバンです。ここにはつがいのバンが棲みついています。 顔の前面の額板が赤色、くちばしの先は黄色で、よく目立ちます。バンは漢字で書くと「鷭」です。番(つが)いでいるからではなくて、番をするから鷭。クルルルっと大きな声で鳴くので、水田の番を...

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溺れそうな水鳥

豊岡市城崎町に楽々浦(ささうら)という湾のような湖があります。氷河期の谷の名残だそうです。円山川の河口近くですので、海水と淡水が混じり合う、いわゆる汽水域です。魚も豊富ですので、カワウやカイツブリの仲間がやって来ます。 カワウが潜って、約30秒後に水面に顔を出したところです。何やらくわえています。セイゴでしょうか。なかなかの大物です。 次の瞬間、頭からゴクリ!と飲み込んでしまいました。 カワウはカモ...

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師走の青龍洞

久しぶりに玄武洞公園に行ってきました。玄武洞の他に、北朱雀洞、南朱雀洞、白虎洞、そして青龍洞があります。 僕が最も好きなのは、柱状節理が美しい青龍洞。今回は、全体像は撮らないで、わざと部分的に撮ってみました。 紅葉は終わりかけていましたが、モノトーンの岩石に彩りを添えてくれます。 水面に映る柱状節理も趣があります。↓1日1回ポチッとよろしくお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキングこ...

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真鴨シルエット

養父市八鹿町の伊佐橋のあたりには、いつもたくさんのカモたちが集まっています。マガモ、コガモ、ヒドリガモが中心です。ざっと200羽くらいいます。きょうは、彼らを逆光で撮ってみました。   群れの多くは中州で頭を羽の間に入れて休んでいましたが、小集団が水面を移動しています。移動する集団はたいてい同じ方向を向いて一列に並んでいるように見えます。が、横から見るとけっしてまっすぐに1列ではなくて、かなり...

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冬の富有柿

我が家のほうでは、この柿をフユウガキではなくて、フユガキと呼んでいます。 だから、子どもの頃は「冬柿」だと思い込んでいました。正しくは富有柿だと知ったのは大人になってからでした。 調べてみたら富有柿の歴史はそれほど古くはありませんでした。200年ほど前に岐阜で誕生したのだそうです。歴史は浅いのに、全国に広まり、いまやヨーロッパにもブラジルにも伝わっているそうです。スペインやイタリアでも、KAKIで通...

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姫赤立羽の越冬

きのう紹介した師走のヒマワリ畑で、ヒメアカタテハ(姫赤立羽)と出会いました。 南方系の蝶なので本来は寒さに弱いはずですが、最近は12月でも見かけるようになりました。  蝶には、蛹で越冬するもの、卵で越冬するもの、成虫で越冬するものなどがいます。同じタテハチョウのアカタテハやキタテハは成虫で越冬しますが、南方系のヒメアカタテハの成虫は越冬能力を欠くとも言われてきました。しかし、ヒメアカタテハも本州...

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師走の向日葵

びっくりしますが、これは師走のきょうの風景です。 師走の寒空の下、豊岡市日高町上郷の休耕田にヒマワリが花を咲かせています。夏はもちろん、秋にも、そして冬にも、黄色い大輪が通りかかる人をびっくりさせています。「花を自由にお持ち帰りください」という看板も立っています。 人ばかりではなく、モズもびっくりしているようです。午前中は曇っていましたが、上手い具合にときおり太陽が顔を出してくれました。 ミツバチ...

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山柿の作戦

山ですっかり葉っぱを落としたカキノキを見つけました。しかし、よく見かけるカキノキとはずいぶん違って、果実がとっても小さいのです。直径3cmか、それより小さいくらいです。ヤマガキと呼ばれています。 人里に植えてあるカキノキの原種とも言われています。カキノキは奈良時代に中国から渡ってきたそうで、その子孫が山に自生しているのかもしれません。カキノキにはいろんな品種があり、雑種もできるので、ほんとのところは...

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これでも胡桃

ノグルミの実を見つけました。これでもクルミの仲間です。葉っぱをすっかり落とした枝に、トゲトゲの実がポツポツとついています。なぜか2個ずつ並んでついていることが多いようです。 あの大きな硬い実のクルミとは全然違います。ハリネズミのような、どちらかというと松ぼっくりに近い実です。 このトゲトゲの間に種子ができます。種子の周りには薄い翼がついていて、風に舞いながら落ちていきます。 もう種子をほとんど落と...

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枯れ野

雪が降る前の神鍋山の噴火口の風景です。強い風にススキの穂が大きく波打ち、荒涼とした風景が広がっていました。 でも、手ぬぐいの模様にでもなりそうなこの風景が気に入って、しばらく見入っておりました。きょうあたりは、この枯れ野も雪に覆われているのではないかと思います。 やがてスキーシーズンが始まり、ここもスキーやスノボを楽しむ人で賑わうはずです。その前の静かな神鍋山の風景です。↓1日1回ポチッとよろしく...

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師走の紫詰草

今朝は冷え込んで我が家の周りも雪景色になりました。初雪で初積雪です。でも、昼頃には冷たい雨に変わり、積雪はみんな溶けてしまいました。 ちょっと陽が射したときがあり、道端でムラサキツメクサ(紫詰草)の花を見つけました。アカツメクサ(赤詰草)とか赤クローバーとも呼ばれます。本来なら春から夏に花を咲かせるムラサキツメクサです。  いまごろ花を咲かせたのは、やはり先日からの夏を思わせる陽気のせいでしょ...

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師走の土筆

「きょうは雨か雪」という天気予報が珍しくはずれました。風は冷たいのですが、久しぶりに青空が広がり、陽が射しました。そこで、カメラを片手に出石町界隈をブラブラと散策していて、驚きました。なんとツクシが生えているではありませんか! ここは、2月18日付けの記事で「春みつけ・その3」で紹介した土手です。他の場所よりいち早くツクシが顔を出すところですが、まさか師走にツクシを見るとは・・・。ふつう師走には緑色の栄...

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紅葉2018・その5

広い意味での「紅葉」は3種類に分けられます。葉っぱが赤色になる「紅葉」と黄色になる「黄葉」と褐色になる「褐葉」です。 ↑これは20日ほど前のカシワの葉っぱです。黄緑色と褐色が混じっていました。そして、↓こちらがきょうの同じ木の褐葉の様子です。全部が見事に褐色です。紅葉や黄葉に比べて褐葉は地味ですが、この時期のカシワの褐葉はなかなか美しいと思います。陽射しがあればもっと美しかったのですが、ちょっと残念。 ...

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原種に近い山茶花

きょうの但馬も厚い雲に覆われてどんより。一日中、冷たい雨が降っていました。カメラを持って出かける気になれません。そんなわけで、先日撮ったサザンカ(山茶花)です。 ご近所の庭に、原種に近いと思われるサザンカの木があります。樹高は5mくらいです。 花びらは一重の白色で、先端にほんの少し淡い赤色が入っています。赤色やピンク色、八重のものは、後から園芸品種としてつくりだされたものでしょう。 ハエがサザンカ...

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師走の紋黄蝶

きのうよりは気温が下がり、やっと12月らしくなってきましたが、まだ平年より高いのだそうです。暖かさに誘われてキタキチョウが舞っているのかと思ったら、モンキチョウでした。ホトケノザの花で吸蜜中です。 キタキチョウなら成虫で越冬しますので、珍しくはないのですが、幼虫で越冬するモンキチョウが12月に飛んでいるというのは貴重ではないかと・・・^^ モンキチョウの複眼の色って魅力的です。黄緑色に濃い群青色の斑点。こ...

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年中見られる小繁縷

12月とは思えない暖かさです。「異常気象」って毎年言っているような気がしますが、やっぱり異常です。妻が「庭でカエルが鳴いている!」って言ってます。この暖かさで雨ですから、いったん土に潜ったカエルが出てきたかもしれません。さて、きょうはコハコベ(小繁縷)の花です。畑の雑草です。 ハコベの仲間には、ミドリハコベ、コハコベ、ウシハコベの3種類があります。茎が赤紫色なのがコハコベです。 暖かくて春と間違えた...

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頭三角の頭高

サクラ並木の下をピョンピョンと飛び跳ねるように歩いて餌をとっている小鳥がいます。カメラを構えて近づくと、サッとサクラの木の枝に飛び上がりました。 カシラダカ(頭高)です。僕が近づいたので、ちょっと緊張しています。緊張すると頭頂部の羽が立ち、三角形になります。 夏はユーラシア大陸北部の森林地帯で生活しているそうですが、遠路はるばる日本にやって来ます。カシラダカがやって来ると、いよいよ冬の始まりです。...

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髭の仙人草

仙人に出会ったことはありませんが、イメージとしては白い髭を生やしているお爺さんです。この果実をみた人が、そんな仙人を思い浮かべても不思議ではありません。 センニンソウの花期は8~9月です。花期が終わっても雌しべの花柱が落ちずに残ります。この花柱に銀白色の長い毛がびっしりと生えています。 この長い毛は、風を受けて種子を散布するためのもの。でも、タンポポなどと比べると、果実がずいぶん大きくて重そうです。...

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コウノトリ・伊府にて

きょうは曇り空。これからの季節、但馬はたいていこんな天気です。どんよりと曇っているか、雨か雪。スカッと晴れることは滅多にありません。そんなわけで、先日撮ったコウノトリです。豊岡市日高町伊府にコウノトリが2羽いるよ!と教えてもらったので行ってみました。連絡を受けてから2時間くらい経っていたので、もう移動したかもしれないと思いながら。でも、いました!  1羽は、道路から10mくらいの田んぼの中で食餌中で...

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