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記事一覧

桜蓼の腺点

道端に可愛らしいタデを見つけました。小さいながらもサクラのような花を咲かせています。色も淡いピンクで、その名もサクラタデです。 5枚の花びらのように見えるのは、深く5つに裂けたガクです。 このガクをアップしてみると、白く小さな点々が並んでいるのが見えます。腺点と呼ばれます。1つひとつが蜜や油や粘液を分泌する細胞の集まりだそうです。 朝、サクラタデの花を見ると、腺点から何やら分泌されていました。サク...

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夏と秋の共演

10月中旬だというのに、兵庫県神埼郡市川町の浅野区のヒマワリ畑が見頃です。国道312号沿いで、播但自動車道からも見えます。 ヒマワリ畑の両側にはコスモス畑があって、夏の花と秋の花が同時に楽しめます。 コスモスは短日植物で、日長が短くなってくると花芽を形成します。一方、ヒマワリは中性植物で、日長と無関係に花芽を形成します。…と高校で学びます。けれど、種まきから開花までの日数もほぼ決まっています。コスモス...

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ひっつき虫

牧野富太郎先生はセイタカタウコギと呼んだ外来種です。 でも、セイタカタウコギよりもアメリカセンダングサという名の方が知られています。 子どもには、アメリカセンダングサよりも「ひっつき虫」という名の方がわかりやすいでしょうか。でも「ひっつき虫」は他にもいっぱいあります。大正時代に日本に入って来たそうですから、私の子どもの頃も道端にいっぱいありました。的当てのようにして投げて遊んだものです。毛糸のセー...

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渡りをする蝶

豊岡市加陽のフジバカマにやってきたのは、渡りをする蝶として有名なアサギマダラです。春から夏にかけて標高1000~2000mの涼しい高原で繁殖し、秋には沖縄や台湾へ移動します。その距離1000km以上、ときには2000km以上にもなると言われます。その大移動の途中で当地に立ち寄ってくれたのです。 神戸新聞の記事によると「10月9日に10匹のアサギマダラが見られた」とあります。しかし、この日見られたのは3匹でした。9日にいた...

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秋の七草2018・その7

秋の七草の中で最も希少なのがフジバカマです。但馬の自生地の1つが護岸工事のため、豊岡市加陽の水辺公園に移植されました。 「徒然草」にも登場するくらいですから、昔はごくふつうに見られたはずです。それがいまや準絶滅危惧種。「フジバカマ」という名前で園芸種として売られているのはほとんどサワフジバカマだそうです。サワフジバカマはフジバカマとサワヒヨドリの雑種で、ちょっと紫色が強くなっています。 フジバカマ...

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クサギ染め

林縁のクサギ(臭木)の果実が目立つようになってきました。 ↑これは8月に撮影したクサギの花です。それが9月末に、↓こうなりました。花びらや上の部分が落ちて、ガクが残っています。 ガクが真っ赤になって、その中に雌しべの子房が変化した果実を包んでいます。そして、いま、↓こうなりました。 赤いガクが開いて、その真ん中に成熟した青い果実があります。この目立つ色彩で鳥たちを招き、種子の散布を行うのでしょ...

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慎ましい紫苑

きょうは朝からずっと雨です。で、先日撮ったシオン(紫苑)の花です。 秋の青空に似合う花です。庭などによく植えられています。この写真も畑の脇に植えられているものです。草丈は私の身長よりも高く、2mくらいありました。 オオハナアブです。他にもモンシロチョウ、ミツバチなど、いろんな昆虫がやってきます。九州に一部自生しているそうですが、その数は少なく、絶滅危惧Ⅱ類です。自然界のトラよりも動物園に飼われてい...

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秋桜2018・その2

丹波市氷上町清住のコスモス畑の続きです。 秋桜というのはコスモスの別名で、本来は「あきざくら」と読みます。これを秋桜と書いて「コスモス」と読ませるようになったのは、あの歌からです。 さだまさしさん作詞・作曲、山口百恵さんの「秋桜」。 ♪淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている…こんな情景でしょうか。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。「拍手」もよろしく!植物・花ランキン...

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秋桜2018・その1

丹波市氷上町清住のコスモス畑に行ってきました。 約7haの休耕田を利用してコスモス畑が広がっています。 今年は9月の日照時間の不足で開花が遅くなったそうです。7~8分咲きというところですが、実はこの7~8分咲きが最も見頃です。 ミツバチが盛んに飛び回っていました。が、なぜか昆虫は少なめです。 ↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。「拍手」もよろしく!植物・花ランキングこのブ...

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夏から咲いてる黄花秋桜

ずいぶん長く咲いているので、いつでも撮れると思うとついつい後回しになってしまいました。キバナコスモスです。 葉っぱがコスモスのように繊細ではなく、コスモスとは別の種です。でも、コスモスと同じメキシコ原産で、園芸種として持ち込まれたものが野生化しています。コスモスよりも繁殖力が旺盛で、一緒に植えるとコスモスを駆逐してしまうそうです。コスモスより早く真夏にも咲いています。暑さに強いんですね。メキシコで...

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野郎花?

いつもの散歩コースの道端に生えているオトコエシです。オミナエシに対して、それよりも茎が太く、毛深く、逞しいのでオトコエシだそうです。漢字で書くと「男郎花」。オミナエシ(女郎花)に対しての表記です。「女郎」は江戸時代は遊女の意味ですが、平安時代は一般に女性を表す言葉だったそうです。で、その場合、「女郎」の対義語は「野郎」ですから、「野郎花」と書くべきかと…。 花の下でカマキリが待ち伏せしています。チ...

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ウサギのレタス

道端にアキノノゲシが淡い黄色の花を咲かせています。 まだ刈り取られていない稲穂を背景に撮ってみました。週末ごとに台風が来るので、サラリーマン兼業農家の方は稲刈りができずに困っておられます。 アキノノゲシの仲間にチシャがあります。チシャは、上方落語「夏の医者」、「ちしゃ医者」にも登場する野菜ですので、昔はみんなが知っていたのでしょうが、現代のお客さまの大半はおわかりになりません。チシャの英語名は「le...

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可愛い溝蕎麦

コンクリートで固められていない用水路にミゾソバの花がたくさん咲いています。 遠くから見ると金平糖のような花に見えます。でも、アップしてみるとこれが20個くらいの花の集まりであることがわかります。 その1つひとつの花の可愛らしいこと。雌しべの周りに8本の雄しべ。花びらに見えるのはガクです。そのガクの基部が真っ白、先端が薄紅色という色づかいも実に可愛らしいです。この20個ほどの花の集団が同時に全部咲いてい...

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金木犀の香り

窓を開けているとどこからかキンモクセイの香りが漂ってきます。秋の香りです。江戸時代の初めに中国から日本にやってきたそうです。いまの時期、ヨーロッパから日本にやって来た観光客はこの香りに感激されるとか。 花びらのオレンジ色と葉っぱの濃い緑色のコントラストが鮮やかです。9月下旬から10月上旬の短い期間ですが、目でも鼻でも観賞できる植物です。 強い香りに誘われていろんな昆虫がやってくるのかと思ったらそうで...

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秋の七草に入れたい花・その2

養父市のハチ高原のリンドウの花です。昨年に比べると花の数が少ないように思います。 養父市では農業特区を利用してリンドウを特産品にしようとしているようです。でも、売られているのはエゾリンドウの園芸品種が中心で、ハチ高原のリンドウとは別種です。花が何段にもなった豪華なものではなくて、野生種は慎ましやかに咲いています。 リンドウの花には、雄の時期と雌の時期があります。まずは雄の時期↑で、雌しべを隠すよう...

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秋の七草に入れたい花

PD-1の発見で本庶佑先生のノーベル賞・医学生理学賞の受賞、良かったです。がん免疫療法のしくみの詳細は私にはよく理解できませんが、嬉しいニュースです。ノーベル賞の賞金を原資に若い研究者を支援する基金を設立するというニュースも嬉しいです。 さて、こちらはアキノキリンソウです。日本に広く自生する秋の代表的な植物ですから、秋の七草に入れていいくらいの植物です。子どもの頃には、あちこちでよく見かけたもので...

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レストランあけぼの

ハチ高原の高丸山のアケボノソウです。 花びらの濃い紫色、黄色を夜明けの星空に見立てた趣のある命名です。リンドウの仲間なので合弁花ですが、切れ込みが深いので花びら5枚の離弁花のように見えます。その花びらの中ほどにある2個の黄色の丸いものは、蜜腺溝です。ここから蜜が分泌されます。ふつうは蜜腺は花の中央、雌しべの基部にありますが、なぜこんなところにあるのでしょう。昆虫にとっては、楽に蜜が頂戴できるわけで...

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