FC2ブログ

記事一覧

秋の七草2018・その6

またまた台風がやってきました。被害が出ないことを祈ります。そんなわけで、きょうは先日行ったハチ高原のススキです。 ハチ高原から高丸山に広がるススキの原。ここでイヌワシの写真を撮るためにやってきた年配の男性にお会いしました。毎日のように、この場所に通っているとのこと。「イヌワシはこのススキの原に餌を求めて飛来する」ということです。でも、「9月にイヌワシの姿を見たのは1回だけだ」そうです。その辛抱強さ...

続きを読む

梅鉢草の作戦

きのうに続いてウメバチソウです。きのうはウメバチソウの仮雄しべに注目しましたが、きょうは雄しべに注目です。 ウメバチソウの雄しべは5本あります。大きな黄色の葯があり、ここで花粉がつくられます。5本の雄しべは同時に成熟するのではなく、1本ずつ成熟していきます。 まず1本の雄しべの花糸が伸びて、そのあと反り返ります。この雄しべだけが花粉を出します。上の写真では、2番目の雄しべの花糸が伸び始めています。...

続きを読む

梅鉢の紋のような梅鉢草

ウメバチソウを見にハチ高原に行ってきました。小代越から高丸山に向かう登山道の脇にたくさん咲いています。 落語の「狸賽(たぬさい)」に梅鉢紋というのが出てきます。サイコロの5を「梅鉢の紋みたいなやっちゃ、天神さんの紋や」と説明します。梅鉢紋はウメバチソウの花を家紋にしたのではありません。ウメの花をデザインしたのが梅鉢紋で、この梅鉢紋のような花だからウメバチソウです。早い話が、ウメバチソウはウメに似た...

続きを読む

クルクルッ草牡丹

道路沿いの林縁にツリガネニンジンのような釣り鐘形の花を見つけました。でも、ツリガネニンジンの花より細長い花がぶら下がっています。 クサボタンです。葉っぱがボタンに似ていることからの命名ですが、花はボタンとは大違いです。日本固有種です。北海道と本州にしか生育していません。薄紫色の花びらのように見えるのは、実は4枚のガクで、花びらはありません。 このガクがヒツジのメリノ種の角のようにクルクルクルッと丸...

続きを読む

山薄荷の蜜泥棒

久しぶりに神鍋山に登ってきました。いま、登山道の脇にはヤマハッカ(山薄荷)の花がたくさん咲いています。 ヤマハッカの花はほぼ同じ方向を向いて偏って咲いています。きっと、そのほうが昆虫を招くのに都合がいいのでしょう。花にやって来た昆虫がその花から離れたとき、次の花がこちらを向いているのですから。 ヤマハッカの花にホソヒラタアブがやって来ました。腹部の太い線と細い線が特徴的です。左右の複眼が大きく、く...

続きを読む

藤空木と花蜂

フジウツギという花を初めて知りました。本州・四国の太平洋側に自生するということですので、日本海側で見かけないのも道理。日本海に近い、あるお寺の庭に植栽されていました。常緑の低木です。 細長い筒状の花をたくさんつけて花穂を形成します。初夏から秋まで咲くようで、もう枯れてしまった花もこれから咲くつぼみも混在しています。まだ元気な花が集まっている部分をアップしてみました。 こういう筒状の花が大好きなのが...

続きを読む

桜落ち葉

サクラはもう8月から落葉を始めています。一斉に色づくのではなく、少しずつ色づいて散っていきます。もう全体の半分くらいの葉っぱが散ったかもしれません。 ヒガンバナの上にひらりと舞い落ちたサクラの葉っぱ。ヒガンバナが優しく受け止めてくれたようです。 こちらの落ち葉はもう枯れています。ヒガンバナの花の上に落ちて来たのではなくて、地面に散った落ち葉の下からヒガンバナが芽生えてきたのでしょう。落ち葉をヒガン...

続きを読む

マガモのエクリくん

円山川の支流の支流、小佐川にマガモが飛来しました。今秋の初見です。幅の狭い小さな川に今年もよく来てくれました。 みんな雌のようですが、上の写真には雄が3羽写っています。マガモの雄は、美しい金属光沢のある緑色の頭、白い首輪、灰白色と黒褐色の胴体が特徴です。しかし、この時期の雄は雌と同じように地味です。これをエクリプスと言います。この時期でも雌雄の識別方法は簡単です。 ↑こちらが雄。くちばしが黄色です...

続きを読む

童謡「赤とんぼ」のトンボは?

三木露風さんの童謡「赤とんぼ」に唄われているトンボの種類は何でしょう?赤トンボと言ってもいろんな種類があって、アカトンボというトンボはいません。アカネ属だけでも日本に21種類ものトンボがいるんだそうです。三木露風さんは兵庫県生まれですから、北海道にしかいないエゾアカネなどは除外してもかなりの候補が挙げられます。 当地で最も一般的な赤トンボというと、これでしょうか? アキアカネです。「竿の先」だけでな...

続きを読む

藤原香子さん、て誰?

藤原香子さんは紫式部の本名です。あくまでも説ですが。香子を何と読むかについても、こうし、たかこ、かおりこ、よしこ…いろいろ説があるそうです。 こちらは、植物のムラサキシキブ。本名(本来の名前)はムラサキシキミでした。シキミとはたくさん実がなるという意味。紫色の実がたくさんなるのでムラサキシキミ。これが転じてムラサキシキブ。当然、紫式部を意識した命名だと思います。 山に自生しているのですが、紫色の実...

続きを読む

曼珠沙華2018・その2

ヒガンバナは稲作の伝来と同時に日本に入って来たと考えられています。それは3倍体であったため、ヒガンバナには種子ができません。つまり、日本中のヒガンバナは人間の手によって球根が植えられたものです。 ヒガンバナは有毒ですが、水にさらしてアルカイロイド毒を除去すれば球根は食用になります。ヒガンバナは年貢の対象となる作物ではないので、飢饉のとき貴重なデンプン源になったわけです。 田の畦に咲くヒガンバナに、...

続きを読む

曼珠沙華2018・その1

ヒガンバナの美しい季節になりました。暑くても涼しくても、毎年、お彼岸の頃にきちんと咲いてくれます。当地では、彼岸の中日よりも彼岸の入りの頃に最も美しい姿を見せてくれるように思います。 ソバの花を背景に撮ってみました。ヒガンバナの赤色がより鮮やかに感じます。 こちらは、稲穂を背景にしてみました。これぞ秋の色。 そして、秋の空を背景に。明日もヒガンバナです。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みに...

続きを読む

背中にペタリ、雁草

山の林縁にカリガネソウの花を見つけました。 独特の形ですから、一度見たら忘れられません。花の形が雁のようだということでの命名ですが、首が反り返っていて雁のようには見えません。この4本の雄しべと1本の雌しべの弓状の反り返りこそ、カリガネソウの作戦です。 スジボソコシブトハナバチが蜜を求めてカリガネソウにやってきました。このあと、カリガネソウの左右の2枚の花びらを足場にして止まります。すると、ハナバ...

続きを読む

野生の薮蘭

道沿いの林の下の日陰にヤブランが咲いています。 よく庭や公園に植栽されているのは、葉に斑入りのヤブランでいかにも園芸品種という感じです。が、こちらは野生のヤブラン。豪華さはありません。ひっそりと咲いています。 ヤブランはなぜかランという名前がついていますが、ランの仲間ではなくてユリの仲間です。花はとっても小さくて、ズームアップしてやっと花びら6枚が確認できるくらいです。ふさのようにたくさんの花をつ...

続きを読む

蝶は蕎麦が好き

ソバの花が満開です。 白い小さな可愛い花。花びらに見えるのはガクです。5枚あります。雄しべが8本。雄しべの先の赤い葯がこの花のチャームポイントだと思います。 ソバの畑にしばらくいるだけで、たくさんの昆虫に出会えます。ソバにとってはハチが最も重要な花粉の運搬者だと思いますが、蝶もたくさんやってきます。アオスジアゲハ↑は、飛翔力があるので素早くやってきてすぐに飛び去っていきました。 ナミアゲハ↑は、アオ...

続きを読む

秋の七草2018・その5

秋の七草の1つ、オミナエシです。 花粉や蜜を求めてハナムグリがやってきました。ハチ、アブ、ハエ、テントウムシ、チョウ…オミナエシは昆虫たちにとっても人気があるようで、いろんな昆虫たちがやってきます。 こちらはキンケハラナガツチバチです。触角が長いので♂です。黄色と黒色の縞模様が目立ちますが、おとなしいハチです。金色の毛に花粉がいっぱいついています。 花粉や蜜を求めてたくさんの昆虫たちがやってくるので...

続きを読む

秋海棠の騙しのテクニック

シュウカイドウ(秋海棠)は中国原産で江戸時代に日本にやってきたそうです。日陰で湿り気の多いところに野生化しています。最近やってきたベゴニアと同じ仲間ですが、シュウカイドウは別格の扱いです。 シュウカイドウには、雄花と雌花があります。同じ株に雄花と雌花が咲きます。横から見て、花びらの後ろに何もないのが雄花↑です。横から見ると、花びらの後ろに大きな三角形の子房がついているのが雌花↓です。 横から見ると大...

続きを読む

水上の妖精たち

岡山市に行ったついでに、岡山市半田山植物園に立ち寄ってみました。が、入園してすぐに雨が降ってきて、あまり写真も撮れず、早々に退散しました。 雨の中でも魅せられたのが熱帯スイレンです。水面に浮かぶように咲く温帯のスイレンと違って、水面から茎を立ち上げて咲きます。 熱帯スイレンは、温帯スイレンにはない紫色や青色があってエキゾチック。雨にも似合います。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになって...

続きを読む

小さな小豆

道端にヤブツルアズキの黄色い花が目立つようになってきました。 アズキ(小豆)は、このヤブツルアズキを改良してできたものだそうです。黒く熟した細長いさやの中を見ると、10個前後の種子が入っています。小豆よりも小さい豆です。 マメ科植物の花は独特の形をしていますが、ヤブツルアズキの花はさらに面白い形をしています。雄しべや雌しべは、下側の竜骨弁という花びらに包まれていますが、これが大きくねじれています。こ...

続きを読む

縫いぐるみのようなキノコ・その後

9月6日に紹介した「縫いぐるみのようなキノコ」のその後です。できれば9月6日の写真と見比べていただきたいです。同じような角度から撮った3枚をアップします。 あんな可愛い感じだったキノコがたった5日でこんな姿になるんですね。 間違いなくスミレホコリタケです。すみれ色というのはもう少し美しい色だと思うのですが…。 このブログでは、できるだけ図鑑のようにならないように、生き物の美しい姿を紹介したいと思っ...

続きを読む

蛇の目の不思議

ジャノメチョウの仲間のクロヒカゲです。ちょっと白っぽい個体ですが、模様から判断してクロヒカゲです。 特に珍しいというわけではありません。日本中にいます。ただ、チョウとしては珍しく日陰が大好きで、林の中を飛んでいます。樹液を吸うので、花にやって来るようなことはほとんどありません。小学校で昆虫の脚は6本と学習するのですが、写真の通り脚は4本です。前脚が退化しています。チョウには4本脚のものがいっぱいい...

続きを読む

山法師の実を食す

秋雨前線の影響で、きょうは一日中雨が降り続きました。朝から何度も携帯に緊急エリアメールが入ります。午後2時には、我が家の地区にも避難勧告が出されました。そんなわけで、きょうは我が家の庭のヤマボウシです。 今年は例年以上にヤマボウシの実がたくさんなりました。赤く熟すと、ヤマガラがやってきてついばみます。ほんの少し食べると、つついて実を落としてしまいます。だから、ヤマボウシの木の下には、自然落下のもの...

続きを読む

種って何だろ?

山の中の湿地に生えるサワヒヨドリです。たぶん。 フジバカマ、ヒヨドリバナ、サワヒヨドリは、よく似ていて区別が難しいです。 でも、湿地に生えていたし、葉っぱが細く、葉柄がないので、サワヒヨドリにしておきます。花の色は白色も紅紫色もありますので決め手になりません。それに、自然に交雑が起こるようで、ハイブリッドがたくさんあるようなのです。 フジバカマとして売られている園芸種は、フジバカマとサワヒヨドリの...

続きを読む

野良韮

新しい早口言葉です。野良韮(のらにら)、野良韮、三野良韮、合わせて野良韮、六野良韮…なんちゃって。 栽培されていたものが野生化したニラ。いえ、これが本来のニラかもしれません。ほんとうのところはよくわからないそうです。栽培されているものと何ら変わらないわけです。つまり、道端に生えているものを採ってきてレバニラ炒めをつくってもいいのです。 いま、道端、川の土手などにたくさん生えています。小さい花ですが...

続きを読む

縫いぐるみのようなキノコ

天災が忘れないうちにやってきます。台風被害もおさまらないうちに地震。被災された皆さんに心からお見舞い申し上げます。台風の大雨のあと、川の土手に大きな白い塊を見つけました。縫いぐるみが落ちているのかと思いながら近づいて見ると、これがなんとキノコです。 携帯電話のマスコットにこんな形のド○モダケってのがありましたね。色は淡いクリーム色。毒々しい感じはありません。高さは約13cmです。きのうは見かけませんで...

続きを読む

つぼみが可愛い黄蓮華升麻

キレンゲショウマです。但馬には自生していませんので、植栽されたものです。自生地は限られていて、奈良県、徳島県、愛媛県、熊本県などのブナ林の林床など。これらの県では絶滅危惧Ⅰ類に指定されていますが、環境省のリストでは絶滅危惧Ⅱ類です。 レンゲショウマ(8月5日に紹介)に似ているということでキレンゲショウマ。でも、ちっとも似ていません。強いて言うならつぼみが丸いところかな。茎の先に3つずつ花を咲かせます...

続きを読む

紅白の水引

台風21号の被害はありませんでしたか?我が家の周辺では、強い風で田んぼの稲穂がかなり倒れてしまいました。稲刈りが大変そうです。こんな天候ですから、きょうは出かけませんでしたので、きのうの写真です。 ミズヒキです。1つひとつの花が小さいので、まとまって咲かないと目立ちません。 ワレモコウと同様に、この花にも花びらがありません。4枚のガクがあります。もっとアップして撮らないとわかりにくいのですが、半分が...

続きを読む

吾もこうありたい

広島カープ、好調です。マジック13。ファンとしては、早く優勝が決まるよりも、このワクワクドキドキを長く楽しみたい気分です。さて、カープの赤ヘルは、メタリックな綺麗な赤です。赤にもいろいろありまして、丹・朱・緋・紅、微妙に違いますがみんな赤です。この花の色は「紅」ですね。ちょっと紫がかった赤です。 ハチ北高原で見つけたワレモコウです。漢字で書くと吾亦紅。吾もまた紅なり!です。 赤い花は目立つものが多い...

続きを読む

仙人のそっくりさん

同じ仲間なのでセンニンソウととってもよく似ているボタンヅルです。 葉っぱの形がボタンに似ているつる植物なのでボタンヅル。センニンソウの葉っぱには切れ込みがないので、葉っぱを見れば簡単に見分けられます。 花びらのように見えるのはガクで、花びらはありません。ガクがきれいなもので、花びらの立場がなくなってしまったのかな?雌しべがたくさんあり、雄しべはもっとたくさんあります。その雄しべがガクよりも長いの...

続きを読む

可愛い山雀

きょうから9月。秋雨前線の影響で、朝は雨。その後、曇りです。晴れ間がありませんでしたので、我が家のエゴノキにやってくるヤマガラ(山雀)を待ちました。 今年は、エゴノキにたくさんの実がなりました。10日ほど前からヤマガラがやってきてツーツービィと賑やかです。例年よりやってくるのがちょっと早いのではないかと思います。ヤマガラは雑食性で、夏は昆虫中心、冬は果実中心の食餌をすると思うのですが、昆虫がたくさん...

続きを読む