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記事一覧

秋の七草2018・その4

神鍋山のヤマハギです。庭に植えられている栽培種に比べると花はまばらな感じです。枝垂れてもいません。当たり前ですが、野性的です。 山火事や伐採で林に空間ができると、まず生育してくるパイオニア植物です。 小さい花ですが、マメ科の植物らしい形をしています。ミツバチが訪花するのをしばらく待ったのですが、暑すぎるのか昆虫の動きが見られません。 ところで、ヤマハギを含むハギの仲間はマメ科の木本です。木なんです...

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そうめん流しの滝

大雨、猛暑、台風、そしてまた猛暑。日本の夏は、こんな猛烈なものではなかったはず。夕涼み、風鈴、蚊取り線香、…吉田卓郎さんの「夏休み」ではないけれど、もっと情緒がありました。少しでも清涼感を味わっていただけるように、猿尾滝の風景です。 兵庫県香美町村岡区の猿尾滝。日本の滝百選の1つです。2段の滝からなります。上の段は落差39m、下の段は落差21mだそうです。 下の段の滝が猿の尾に似ているということからの...

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林の中の蜻蛉

神鍋山に登ってきました。登るというほどの高さでもありません。遊歩道がついていて木陰もあって楽に登れます。林の中で赤トンボを見つけました。こんなところに赤トンボ? アキアカネが飛ぶ田んぼや湿原のような開けた場所とは違って、林の中です。翅の先が黒っぽくなっているので、リスアカネです。雄です。リスといっても動物のリスとは関係なくて、スイスのトンボ学者の名前です。 リスアカネの翅脈にピントをあてて撮ってみ...

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秋の七草2018・その3

「葛根湯医者」という小噺があります。頭痛の患者にも腹痛の患者にも漢方の葛根湯を処方し、足が痛いという患者にも、そして、その付添いにも葛根湯を出すという噺。この葛根湯は、クズの根っこを乾燥させてつくります。風邪や下痢に効き、鎮痛作用があるということですから、葛根湯医者がいても無理はなさそうです。 子どもの頃、クズを採ってきてヤギに食べさせるのが私の日課でした。毎日、一輪車に山盛りのクズの葉とつるを採...

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鱓、靱、靫…みんなウツボ

上方落語の「牛の丸薬」という噺の中に、こんなセリフがあります。「ひょっと間違ぉたら堪忍しとぉくなされや。あんたウツボの寿助はんと違うかえ?」このウツボって何だろう?って思ってました。魚の鱓(ウツボ)からきたあだ名かと思いましたが、これが大阪の地名の靱(うつぼ)でした。 さて、こちらはウツボグサ。魚のウツボとも、地名のうつぼとも違って、矢を入れる容器に由来するそうです。矢を入れて腰や肩にかけて使う矢...

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海崖の小鬼百合

きのう紹介したユウスゲと一緒に海崖にコオニユリが咲いていました。 オニユリよりも小さいのでコオニユリ。オニユリは3倍体なのでムカゴで殖えますが、コオニユリは2倍体なのでムカゴはつくりません。でも、どうしてオニなのでしょう?反り返った花びらを角に見立てたのか、赤い色からの連想なのでしょうか。鬼には赤鬼だけでなく、青鬼だって黄や緑だっているのに。 ユリの花の特徴は、長く突き出した雄しべと雌しべ。そして...

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海崖の夕菅

香美町香住区の岡見公園は香住海岸を一望できる絶景ポイントです。岡見公園から海岸へ続く断崖にユウスゲが自生していて、いまが見頃です。ユウスゲは香美町の花にも指定されています。 夕方4時半くらいに到着したら、レモンイエローの花がぼちぼち開き始めていました。ユウスゲは夕方から咲き始め、翌日の朝にはしぼんでしまいます。夏の夜に咲くというのは、オオマツヨイグサやカラスウリと同様にスズメガ媒なのでしょう。花粉...

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秋の七草2018・その2

秋の花というよりは夏の花のイメージですが、秋の七草の第2弾です。香美町香住区の遍照寺へ行ってきました。遍照寺は桔梗寺として知られていて、境内にはたくさんのキキョウが植えられています。 境内を散策していると「どうぞ」とお声掛けをいただいて、本堂に上がらせてもらいます。ご本尊は十一面観音(桔梗観音)。 桔梗の和菓子と冷たいお茶を頂戴しました。湯呑み茶碗も茶托も、お皿も桔梗の柄です。そして、テーブルに...

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秋の七草2018・その1

連日の猛暑、酷暑、お見舞い申し上げます。豪雨のあと、日照り続きでさっぱり雨が降りません。例年なら、昼間焼けついた地面を夕立がサーッと冷やしてくれたんですがねぇ。早く秋が来てくれないかと思ってしまいます。そんなわけで、秋の七草の第1弾。 カワラナデシコです。名前の通り、河原に自生しています。でも、周囲の草丈が高くなり、日陰になると生育できません。草刈りをするなど、人の手が入ることで自生している人里植...

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蓮と蜻蛉

ハス池のトンボです。 アオモンイトトンボといいます。ハスの花を背景に、涼しげです。これは雌です。雄は青い色をしていて、もっと涼しげなのです。雄がいないかとかなり探したのですが、周囲に見当たりませんでした。 アオモンイトトンボの雌には2型があります。雄によく似た雌(いわばボーイッシュな雌)と、雌らしい雌の2型です。こちらは雌らしい雌です。なぜ2型があるのか?それは今度、雄とボーイッシュな雌の写真を撮...

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田んぼアート

豊岡市但東町のシルク温泉の前の田んぼに「コウノトリ」が出現しました。昨年もコウノトリでしたが、今年は3羽のコウノトリが描かれています。いまが見頃です。 30m×60mの田んぼに、緑色はコシヒカリ、白色、黒色、赤紫色は古代稲で描かれています。シルク温泉の玄関先から見えるのですが、ほんとはもっと高い場所から見たいところです。 縦だけ引き延ばしてみると、こんな感じになりました。↓1日1回、ポチッとお願いします...

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蓮と蜂

連日「危険な暑さ」が続いています。からだがだるい感じです。午前中にちょこっと出かけてみましたが、暑くてすぐに戻りました。きょうもハスの花の写真ですが、きょうはハチにピントを当ててみます。 ハスの花にクロマルハナバチがやってきました。 クロマルハナバチは雌しべにはほとんど触れず、雄しべの間をゴソゴソと歩き回ります。200~300本もある雄しべの花粉がたくさん得られるのでしょう。 脚の花粉袋をいっぱいにして...

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泥より出でて泥に染まらず・その2

豊岡市出石町奥小野のハス池へ行ってきました。村おこしの1つとして地域住民の皆さんが17年前からハスを育てておられるそうです。 ハスの花って、ほんとに変わった面白い構造をしています。花の中央の漏斗のような形の花托(かたく)があり、雌しべが埋もれています。その周りにたくさんの雄しべ。その数200~300本だそうです。 そして、花びらは20~30枚だそうです。日陰を背景にして、花びらの透明感を出したいと思って撮って...

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泥より出でて泥に染まらず・その1

朝来市和田山町白井のハス池に行ってきました。ハスの花の撮影は朝に限ります。朝にはたくさんの花が見られます。 ハスの花の命は4日間。1日目はつぼみです。朝開いたり、夜閉じたりしながら、2日目・3日目は満開です。そして、4日目の朝に開くと、花びらが散っていきます。 こちら↑は、1日目の花と4日目の花。豪華な大きな花ですが、はかない命です。 泥から出でて、この清らかさ。葉っぱは水をはじき、泥水に汚れるこ...

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夏バテ解消に

先週の金曜日から4日間、「四国大落語祭」のため愛媛県に行ってきました。4会場で5公演。愛媛県内には宇和島、西予、大洲など、豪雨被害の深刻なところがあり、落語を聴いて笑っていられる雰囲気ではない方もたくさんおられます。しかし、会場に来てくださったお客さまには、笑って元気になって帰っていただこうと、一生懸命つとめさせていただきました。たくさんのご来場、ありがとうございました。西条市に行ったとき、会場の...

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外資系ファーストフード店

道端でよく見かけるし長く咲いているから、あまり撮らないのがヒメジョオン。たまには撮ってみようかとレンズを向けると、この花にはいろんな昆虫がやってくることがよくわかります。 ちょっとピンボケですが、ヒメヒラタアブがやってきました。 ベニシジミ。 モンシロチョウ。 セマダラコガネ。ヒメジョオンは侵略的外来生物ワースト100に入っていますが、昆虫たちにとって大事な食糧供給源であることは確かです。例えれば、...

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桜の紅葉

「桜紅葉(さくらもみじ)」は秋の季語ですが、ソメイヨシノの紅葉はもう始まっています。 イロハカエデのように木全体の葉っぱが一斉に色づくのではなく、部分的に黄色くなったり、枝ごとに赤くなったり。 そして、ハラハラと散っていきます。この時点で、もう来年の花芽は完成しています。花芽は来春まで長い長い休眠期間に入ります。 ソメイヨシノの花は一気に咲き、一気に散っていきますが、葉っぱは少しずつ紅葉して、長い...

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ハチのようなアブのような

アジサイの花の上を1匹のハチが飛んできて、葉っぱの上に止まりました。ずいぶんコシのくびれたハチです。ジガバチに似てるけど、なんだか違うようです。 ん? これハチではないぞ。翅が1対です。 翅の後ろの黄色い平均棍がはっきりと見えました。ハチに擬態をしたアブかな。ハチモドキハナアブって言ったっけなぁ。それにしても腹部がずいぶんくびれています。コシボソハナアブの仲間かなぁ。 触角が2本ではなくて、1本が...

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これでも花

ガマの花って面白いです。同じ株に雄花と雌花がたくさん集まりますが、花びらも何もないのです。 この竹輪のような、フランクフルトのような部分が雌花の集まりです。その上の細い部分が雄花の集まり。 雄花のほうが先に成熟するので、雄花はもう花粉をまき散らした後です。花粉は風で運ばれます。風媒花です。それにしても、花という概念からかなりかけ離れた花です。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています...

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盗蜜

クロマルハナバチがギボウシの花に向かって飛んできました。 クロマルハナバチはちょっと大きめのハナバチです。ギボウシの花に潜り込むのかと思ったら、そうではありませんでした。 花の蜜腺のあるあたりにブスッと口を刺し込んで、蜜を盗み飲みです。盗蜜といいます。足に花粉をいっぱいつけていますので、もう花粉は要らないということでしょうか。要領よく蜜だけ頂戴していくクロマルハナバチ。つぼみには行かず、開いている...

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半夏生、ちょっと過ぎ

春分点の太陽の位置を0°とすると、夏至点は90°、秋分点は180°、冬至点は270°です。これが100°のときを半夏生(はんげしょう)といいます。夏至から数えて11日目です。この頃に撮りに行こうと思いながら、雨で出遅れてしまいました。半夏生の頃に咲くからハンゲショウ。半夏生は過ぎましたが、花はまだ咲いていました。 半分、白粉を塗っているみたいだから半化粧の意味だという説もあり、これも説得力があります。花だけでは目立...

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濁流はおさまったが…

円山川の下流、豊岡市の円山大橋付近のきょうの様子です。豪雨のときは、川幅いっぱいに濁流が流れ、河川敷の草原は濁流に沈み、立木の上部だけが顔を出していましたが、きょうはすっかりいつもの状態に戻っていました。 しかし、川の中に生えている立木に上流から流れてきた枯れ草などがひっかかっており、豪雨のときの水面の高さを知ることができます。この高さまで濁流に浸かりながら、流されずにとどまっている立木の根性も大...

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難を転ずる

記録的豪雨は大変な被害をもたらし、時間とともに犠牲者の数が増えていきます。亡くなった方のご冥福をお祈りし、被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。「難を転ずる」ということで、きょうはナンテンの花を。 ナンテンは5月から次々と白い小さな花を咲かせ、いまも咲いています。が、もうそろそろ花も終わりの時期でしょうか。 ナンテンの花は、雌しべの周りに6本の黄色い雄しべがあります。そして、その外側に白い花被片...

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小さな花に小さな昆虫

長い間、雨音ばかり聞いてきましたが、雨が止んだら途端にセミの声が聞こえ始めました。きょうはニイニイゼミの初鳴きを聞きました。姿を撮ろうと思いましたが、失敗しました。そして、夕方にはカナカナカナカナ…とヒグラシの初鳴きも聞こえてきました。ずいぶん早いです。雨が止んだら、一気に夏がやって来たみたいです。 久しぶりに川沿いの道をウォーキング。ヤブジラミの小さな白い花が咲いています。5月くらいから咲いてい...

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大雨特別警報の中で

こちらは大雨が続いています。大雨特別警報が発令中です。我が家には特に被害はありませんが、川が増水して道路が冠水しているところもあります。カメラを濡らしたくないので、きょうも自宅の庭です。 エゴノキの実がずいぶん大きくなりました。今年は実の数も多いので、秋にはヤマガラが喜ぶだろうなぁ…なんて思いながら見ていると… エゴノキの実にキイロカワカゲロウが止まっているのを見つけました。川の底生生物たちにとって...

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ボウシの下のボウシ

よく降りますねぇ。大雨・洪水警報が出て、学校は連日の休校です。高校は期末テストの日程がどんどんずれていって困っておられるようです。こんな日はカメラを持って出かけるのも億劫になって、自宅の庭で撮っています。 先日からギボウシの花が咲き始めました。ギボウシにはオオバギボウシとコバギボウシの2つの系統があります。ともに日本原産ですが、鑑賞用にいろんな品種がつくりだされています。我が家に植えてあるのはオオ...

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捻じり花

昨日のコーヒーの木の花、きょうは早くも萎れてしまいました。おとといは蕾で、きのう咲いて、きょう萎れる。なんと儚い花でしょう。さて、こちらはネジバナです。 植木鉢に植えてあったネジバナは早々に姿を消しましたが、その種子が飛んだのでしょう。芝生の上でネジバナが毎年、花を咲かせます。ネジバナには、植木鉢よりも芝生の中のほうが居心地がいいみたいです。 ネジバナには右巻きのものと左巻きのものがあります。その...

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コーヒーの花、咲く!

我が家のコーヒーの木に花が咲きました!出窓に置いてもう20年以上になります。高さは1mくらいに成長しています。 コーヒーが生産されているのは赤道を中心とした北回帰線と南回帰線に挟まれた地域。この帯状の地域をコーヒーベルトと呼びます。陽当たりがよく、気温が高く、降水量も多く、水はけのよい土壌…なかなか栽培条件が厳しいようです。コーヒーベルトの外では、栽培は無理と言われています。その一方で、コーヒーの木...

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パンダみたい?

雨上がりの朝、パンダみたいなカミキリムシを見つけました。ラミーカミキリといいます。いろんな人がいろんなふうに例えます。タキシード姿のキョンシーとか、タモリさんだとか、ベストを着たロボットとか、ガイコツとか、礼服を着たガチャピンと言った人も。人によって見え方が違うし、言われてみるとそう見えてくるから面白いです。左側のやや大きいのが雌、右側が雄です。 イラクサ科のカラムシという植物の栽培種ラミーととも...

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持ちつ持たれつ

雨上がりの散歩道で、シロツメクサの花にミツバチがやってきました。 シロツメクサの花は小さな花の集合体です。↑この花はまだ新しい花ばかりです。 もう受粉を終えた花は下側に垂れ下がります。そこでミツバチはまだ垂れていない花の蜜を吸いに行きます。蜜は花の奥のほうにあります。このとき、花びらがしっかり閉じているので、花びらをこじ開けないと蜜にありつけません。ミツバチより小さなハチでは力が弱いので、こじ開け...

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田君川の梅花藻、激減

新温泉町の浜坂に行ったので、田君川のバイカモ群落を見に立ち寄ってみました。しかし、残念ながらバイカモはポツン・ポツンと散在している程度です。いつものように白い花が川面を埋め尽くす光景からは程遠いものでした。 昨年も、その前年の台風のときの増水で株が流され、少なくなっていたのですが、今年はさらに少なくなっていました。「バイカモ祭り」は2年連続で中止になったそうです。 原因は、増水ということですが、ほ...

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