記事一覧

春の妖精、セツブンソウ

午後からは大荒れの天気になるという予報でしたので、午前中に、丹波市青垣町のセツブンソウ自生地のひとつ、遠阪地区に行ってきました。ここには、以前訪れた東芦田地区よりも大きなセツブンソウ群落があります。 今年は昨年よりも多くのセツブンソウが清楚で可憐な花を咲かせていました。 穏やかな春の陽射しを浴びて、気持ちよさそうです。すべての花がややうつむき加減に太陽の側を向いています。↓1日1回、ポチッとお...

続きを読む

成虫で越冬する蝶

きょうはいい天気、ポカポカ陽気です。アカタテハが石の上に翅を広げて日向ぼっこをしていました。 チョウには、卵か蛹で越冬するものが多いようです。餌を食べなくていい卵か蛹で越冬するほうがメリットが大きいように思います。しかし、中には幼虫で越冬するもの、成虫で越冬するものもいます。アカタテハは成虫で越冬する蝶です。 変温動物ですから、気温が低ければエネルギーも消費せずにじっとしています。しかし、こんな暖...

続きを読む

雌しべもあるのに雄花

2月20日に紹介した「ふきのとう」をもう一度見に行ってみました。6日前にはつぼみでしたが、花が咲いていました。新しく顔を出したふきのとうもありました。 フキは雌雄異株で、雄株と雌株がありますが、これは雄花の集まった雄株です。隣のふきのとうも雄株、その隣も雄株、…10個のふきのとうがありましたが全部雄株でした。ふきのとうは地下茎でつながっているので、1つの株から生じているのかもしれません。アップしてみる...

続きを読む

春の七草・その1

いつものウォーキングコースで、今年初めてコハコベの花を見つけました。とっても小さな花ですが、可愛らしい真っ白な花びらです。いわゆるハコベラ。春の七草の1つです。季節は確実に春に向かって進んでいるんですね。 タイトルをとりあえず「春の七草・その1」としておきます。が、「春の七草・その2」が何になるか、いつになるかわかりません。 花びらが10枚あるように見えますが、ほんとは5枚です。花びらの切れ込みが深...

続きを読む

雌が雄を美しくする

昨日に続いて、小野市の鴨池から。オナガガモです。餌をもらっているようで、人が行き来するところに平気でいます。 雄は尾羽が長く美しいです。雌もよく見ると綺麗な模様がありますが、色彩的には地味です。 なぜ、雄が美しいかというと、雌が美しい雄を選ぶからです。ダーウィンのいう「自然淘汰」は、自然が主役で、自然が適応したものを選ぶわけですが、ここでは異性が選んでいます。これを「性淘汰」といいます。綺麗である...

続きを読む

南限のコハクチョウ

三木市に行く途中、日没が近い時間ではありましたが、越冬中のコハクチョウが見られるということで、小野市の鴨池に寄ってきました。鴨池には男池と女池があり、男池ではオナガガモ、ヒドリガモ、オオバンなどが見られました。女池のほうに行ってみると…、いました。ずらりと並んだ野鳥カメラマンが。でっかいレンズの展示会のように三脚が並んでおりました。僕のカメラではとてもそんな中に入っていけませんので、ちょっと離れた...

続きを読む

信頼に応える

2月初旬に紹介したカワアイサの美形カップルが小佐川にいます。もう1か月以上いますので、この小さな川が気に入ったようです。 警戒心が強いはずのカワアイサですが、かなり接近できます。20日前よりもさらに接近できるようになりました。この川の土手を歩く人たちは無害だとわかったようです。僕がカメラを構えても、川向うを歩く人がいても、安心して羽の手入れをしていました。 この鳥たちの信頼に応えるふるまいをしたいも...

続きを読む

早春の花の智恵

道端にオオイヌノフグリの可憐な青い花を見つけました。まだ少ししか咲いていませんし、花びらを広げてもいませんが、春を感じます。 オオイヌノフグリは秋に芽を出して、冬のうちに地面をはうように広がっていきます。他の植物が茂らないうちに、地面を覆い、さっさと花を咲かせ、種子をつくります。春の終わりには枯れて、種子で夏を過ごすのです。春に芽を出し、秋に枯れて、種子で冬を過ごす植物と比べると、半年ずれています...

続きを読む

ふきのとう味噌

ここ数日間、ぽかぽか陽気です。いつものウォーキングコースで、ふきのとうを見つけました。 顔を出したばかりで、花はまだつぼみです。雄株か雌株かはよくわかりませんが、明日になったらわかるかな。周辺にいくつか顔を出していました。 別の場所でもふきのとうを発見。いくつか採って持って帰ってきました。ふきのとう味噌にしてもらいます。我が家の春の味です。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。...

続きを読む

スピードスケートの選手と似てる?

平昌オリンピックをTV観戦して楽しんでおります。昨夜のスピードスケート500mを見ながら、ぼんやりと似てるなぁと感じていました。フードをかぶったユニホーム姿の選手と、この鳥。 イカルです。とっても珍しいというわけでもありませんが、出会うとちょっと嬉しい鳥です。大きな黄色いくちばしが特徴的です。太くて短く丈夫なくちばし。種子を割るのに適しています。イカルは漢字で書くと「鵤」。くちばしが角(つの)みたい...

続きを読む

春みつけ・その3

4日前の神戸新聞の但馬欄に「ツクシにょきにょき」という見出しでツクシの写真が載りました。「豊岡市出石町町分の川べりでは、早くも春の訪れを告げるツクシがにょきにょきと地面から顔を出し始めた」と紹介されています。さっそく出石町の町分(まちぶん)あたりを探してみましたが、ツクシの場所がわかりません。町分も広いのです。しかし、地元の知り合いの中学生が教えてくれました。「町分で陽当たりのいいところ」というこ...

続きを読む

ジョウビタキに大接近

思えば、この鳥を撮りたいと思って初めて一眼レフのカメラを買ったのでした。窓の外のすぐ近くにジョウビタキの雄がやってきたのです。もう30年くらい前のことです。キャノンのEOSでした。オートフォーカスの優れもの。もちろんフィルムカメラの時代です。 だから、ジョウビタキには特別の思い入れがあります。チベットや中国の東北、遠くはバイカル湖のほうから冬鳥として日本にやってくるんだそうです。小さいからだに大変なエ...

続きを読む

春みつけ・その2

川の中州に生えているネコヤナギの芽が冬のコートを脱ぎ始めました。 ネコヤナギの冬芽は鱗片に包まれています。鱗片は正確には芽鱗(がりん)といいます。コートというよりも、ニット帽をかぶっていると表現したほうがいいかもしれません。花穂(かすい)が成長してきて、帽子を脱ぎかけていました。 もうその帽子を脱ぎ捨てたものもいます。まだ花穂は小さいですが、見た目も触り心地もネコの尻尾のようです。 ネコヤナギは雌...

続きを読む

楽しい葉痕

春を待つ植物の芽を冬芽(とうが)といいます。たいていは硬い鱗片で覆って、寒さと乾燥から芽を守っています。しかし、アジサイの冬芽は裸です。これがそのまま葉っぱになるので葉脈が見えます。 冬芽の下に葉痕(ようこん)が見えます。葉痕は葉っぱの付いていた跡です。アジサイの葉痕は面白い形をしています。維管束のあとが3つあって、これを目と口に見立てるとヒトの顔のように見えます。 子どものように見えたり、白いヒ...

続きを読む

三点固定

起床時刻、家庭での学習開始時刻、就寝時刻の3つを固定すること。これは、高校教員が生徒によくいう「三点固定」。成績を上げるためのコツの1つです。鳥の世界の「三点固定」は、キツツキの止まり方です。両足と尾羽でからだを支えます。 木に沿って尾羽を斜めにして止まっているコゲラをみつけました。尾羽の左右方向の可動域が広いんですね。こんなに曲げられるんだ!と驚きました。 小佐川の両岸のサクラの並木にコゲラを見...

続きを読む

逃げないハクセキレイ

尾羽を上下にピョンピョンと振りながら、雪の田んぼの中をハクセキレイが歩いていました。水生昆虫でも探しているのでしょうか、しきりに田んぼの中をつついています。 接近して、もう少しアップ。 さらに接近してもっとアップ。キセキレイやセグロセキレイなら、とっくに逃げ出す距離に接近しても逃げません。 人を恐れないのは、人間との関係が良好な証拠でもありますが、勝気な性格の表れかもしれません。ハクセキレイの棲みた...

続きを読む

出遅れたセツブンソウ

丹波市青垣町にはセツブンソウの自生地がいくつかあります。そのうちの3か所で「節分草まつり」が行われ、村おこしのイベントになっています。その中の1つで、昨日、「節分草まつり」が行われたはずの東芦田地区に行ってみました。が、ひっそりと静まり返っています。周囲には尻尾の短いネコが1匹いただけ。寂しく「開花が遅れています」という立札が立っていました。「1月からの寒波が続き、土中も凍りつき『地表に出られない...

続きを読む

一筆啓上

雨、雪、曇り、晴れ、また雪、曇りと、ころころと天気が変わりましたが、晴れ間を見つけて、外に出てみました。ホオジロの雄が元気に、独特の複雑な節回しでさえずっていました。 ホオジロのさえずりの聞きなしは「一筆啓上仕り候」ということですが、なかなかそんなふうには聞こえません。昔の人は面白い聞きなしをしたものです。「イッピツケイジョウ」までは、まぁ何とか聞きなせても、「ツカマツリソウロウ」にはかなり無理が...

続きを読む

単語から文をつくる鳥

きょうは一日雨。これから雪に変わるという予報です。先日撮った、ヌルデの果実を食べにやってきたシジュウカラの雌の写真です。 シジュウカラのすごい能力が発見されたのをご存知でしょうか。シジュウカラは単語から文をつくる能力があるというのです。シジュウカラには、仲間に警戒を促す「ピーツピ」(気をつけろ!)という声と、仲間に集合を促す「ヂヂヂヂ」(集まれ!)という声があります。これを組み合わせて「ピーツピ、...

続きを読む

紅さを増した草紅葉

ウォッシャー液が凍てついていて、車のフロントガラスの汚れが取れません。朝はそれくらい冷え込んでいましたが、昼間の陽射しのおかげでずいぶん雪解けが進みました。川の土手のスイバの葉っぱが陽射しを受けて、紅く輝いています。 雪の下に埋もれている間に、さらに紅さを増したように思います。低温にさらされるとアントシアニンの量が増えるのでしょう。 スイバの紅葉が何に役立っているのか、どんな意義があるのか...

続きを読む

もう夏羽?

きょうも鳥です。レアな鳥ではありません。アトリです。日本には秋にシベリア方面からやってくる冬鳥です。日本海を越えて大群で富山とか秋田とかにやってきて、そこから全国に散らばっていくのだそうです。集団でやってくるから「集まる鳥」でアトリだそうです。でも、ふだんは少数です。きょう見たのも5羽のグループでした。 たまたま雄と雌が並んでくれました。左側が雌(たぶん)、右側が雄です。雄のほうが色が濃くなってい...

続きを読む

雪のおかげで出会う鳥

先日、ルリビタキを見つけたヌルデの場所にもう一度行ってみました。もうルリビタキの姿は見られませんでしたが、代わりにもっとレアな鳥に出会いました。トラツグミです。 ツグミは冬鳥として日本にやってきますが、トラツグミは留鳥、漂鳥でずっと日本にいます。でも、見かけることが多いのは圧倒的にツグミのほうです。ふだんトラツグミは山の深いところに棲んでいるため、人里ではまず見られません。しかも、夜行性です。夜中...

続きを読む

覆面レスラーみたい

「植物・花」のブログランキングに参加しながら、鳥の写真が多くなって申し訳ないです。雪に覆われるこの季節は、植物よりも鳥の方につい気を引かれてしまいます。今朝は、いつものウォーキングコースで、この冬はじめてミヤマホオジロに出会いました。 のどと眉の部分が黄色で、胸の黒い三角形が目立ちます。雄です。昔、こんな覆面をかぶったプロレスラーがいたように思います。黄色と黒色のコントラストが鮮やかで、出会うと何...

続きを読む

うっすら雪化粧の天空の城

天空の城・竹田城跡の撮影スポットの1つ、藤和峠から撮ってきました。 もう少し雪が積もっているかと思ったのですが、きょうの朝来市の積雪はわずかでした。うっすらと雪が積もり、城跡が白くなっていて、それなりにいい景色です。 いつもは城跡にたくさんの人影が見えるのですが、2月末までは入山禁止になっていますので、静かな竹田城跡です。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。「拍手」もよろしく...

続きを読む

幸せの青い鳥

朝のウォーキング中、道路際のヌルデの木に小鳥を発見。 ヌルデの果実を盛んについばんでいるのは、幸せの青い鳥・ルリビタキです。雪に覆われるこの季節、ヌルデの果実は魅力的なのでしょう。かなり接近しても撮らせてくれました。 瑠璃色をしているからルリビタキですが、瑠璃色をしているのは、成鳥の雄だけです。雌と若い雄はほとんど同じで区別がとっても難しいのです。こちら↓は、たぶん雌です。目がクリッとしていて可...

続きを読む

風雪に耐える南国の植物

ご近所の庭に植えてあるシュロ(ワジュロ)です。大きな葉っぱの上に雪をたくさん乗せて、とっても重そうですが、折れません。 シュロは見た目の通り、南国の植物です。ヤシ科ヤシ属です。なのに、こんな雪の中で生きてます。成長してます。かなりの耐寒性を備えています。熱帯では、叩きつけるようなスコールがあります。強烈な台風もやってきます。それに耐えるために、厚く丈夫な葉っぱには大きな切れ込みがあります。また、こ...

続きを読む

美形カップルのカモ

近くの小佐川にカワアイサのカップルが来てくれています。カワアイサはとても警戒心の強いカモだそうですが、ここではそんなことがありません。川幅は2m程度ですし、川沿いの道からかなり接近して撮らせてくれました。 カモの仲間は、たいてい雄は派手で雌は地味な色彩のものが多いのですが、カワアイサの雌は、かなり美形です。後頭部の冠毛もカッコイイです。 雄も美形です。緑色がかった光沢のある黒色と白色がはっきりくっ...

続きを読む

食べてもらうのに有毒

雪の季節は、ついつい鳥の写真が多くなってしまいがちですが、きょうは植物です。ご近所の庭に植えてあるトキワサンザシです。ピラカンサと言う方が一般的です。 10月くらいから赤い果実をつけているのですが、いまもそのまんまです。雪の季節、小鳥たちも餌不足で困っているはずなのに、いっこうに食べられていません。それもそのはず、この果実、有毒です。ヒトが食べると、嘔吐、ふらつき歩行、痙攣が起こり、ひどい場合は死...

続きを読む

プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

いらっしゃい!

ご訪問、ありがとうございます。