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記事一覧

カモじゃないかも

通勤の途中、いつもカモの群れがいる場所があります。脇道に車を止めて、カモを驚かさないように、そぉーっとカメラを構えます。車から出ないほうがカモを刺激しないようです。 多くはヒドリガモです。よく見かけるカモです。雌は地味ですが、雄は額の部分がクリーム色なので、すぐにわかります。 オナガガモも混じっています。マガモ、ヒドリガモに並んでよく見かけるカモです。雄の頭はチョコレート色で、胸から首の横に白い線...

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雪の円山川下流

但馬では、雪が降るたびに「今回は山雪だ」とか「浜雪だったなぁ」なんて会話が交わされます。同じ但馬でも、地域によって天候がぜんぜん違っているからです。海岸沿いに降る雪を「浜雪」、内陸のほうに降る雪を「山雪」と呼んでいます。きょうは、晴れ間も見えるので、円山川下流のほうに出かけてみようと車を走らせました。旧豊岡市内までは晴れていましたが、城崎町に入ると雪。それもかなり激しく降っています。完全な「浜雪」...

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春みつけ・その1

小学校の生活科で「春みつけ」という単元があります。たいてい4月の教材になってますが、ほんとはもっと早く「春みつけ」をしたいものです。雪の中にフキノトウを見つけました。 いえ、実は、お正月にフキノトウが顔を出しているのを見つけていたのですが、絵になりにくかったので、雪の降るのを待っていて撮りました。それにしても早いです。↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキングこの...

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モノトーンの世界で

雪は止みましたが、きょうはほとんど曇りでした。おっ、晴れた!と思って外に出ても、すぐに曇ってしまいます。雪がなかなか解けてくれませんので、きょうもモノトーンの世界です。モノトーンの世界では、こんなササの葉っぱの緑色に出会っても、嬉しく思います。 こちらは、川面に張った氷の上を歩くセグロセキレイ。モノトーンの鳥です。尾羽を上下に振りながら、氷の上に落ちてきた虫か何かをつついておりました。 セグロセキ...

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雪の中のツグミ

ここ3日間、降り続きましたので、かなりの積雪になりました。枯れたセイタカアワダチソウに覆われていた耕作放棄地も、きょうはこの状態です。 積雪が多くて困っているのは、人間ばかりではありません。ツグミは雑食性で、枯れ葉の中の昆虫を食べたり、熟したカキの実を食べたりします。が、それを探すのに苦労しているようです。 枝に止まって胸を張るような姿勢で、あたりをキョロキョロ。餌を得られるような場所を見つけるの...

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カモの体温

今朝の積雪は屋根に40cmくらいです。朝から雪除けです。近くの川には、たくさんのマガモのカップルが見られます。マガモは冬、日本にいる間に相手を見つけて、春に北へ旅立ちます。 水をはじく温かい羽毛に包まれているとはいえ、冷たい水の中で寒そうですが、案外そうでもないそうです。以前、「所さんの目がテン!」でやっていましたが、カモは2種類の体温をもつのだそうです。羽毛に包まれているからだの本体は、40~41℃。ヒ...

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二番穂に群がるスズメたち

秋にイネを収穫すると、切り株からイネが再生します。これを二番穂とか、稲孫(ひつじ)などといいます。 穂の中身が空のことが多いので、翌年にすきこんでしまうのですが、いくらかは中身が入っています。これが小鳥たちにとっては、貴重な冬を乗り切るための餌になります。 昨日からの雪で真っ白な世界になりましたが、1つの田んぼにスズメの群れ。一生懸命、二番穂を食べておりました。おっ、スズメの群れかと思ったら、1羽...

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綿毛で種子散布

今朝は暴風警報が出されていたため、高校は休校になりました。気温は低かったのですが、珍しく晴れたのでカメラ片手にウォーキングです。強い風に吹かれて、私の横を綿毛がひとつ飛んで行きました。アスファルトの上をすべるように飛んで行って、道端の草むらで何かにひっかかりました。 タンポポの綿毛よりもかなり大きく、タンポポのように綿毛と種子をつなぐ柄がありません。テイカカズラの種子でしょうか。まわりを見ても、そ...

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縁起がいいね・その3

落語「牛ほめ」で、池田のおっさんが普請した茶室を褒めるのにこんなセリフが出てきます。「南天の床柱、萩の違い棚、黒柿の床框、こういうところを見ますると、京の金閣寺が裸足で逃げそうな…」金閣寺の夕佳亭(せっかてい)の床柱は、珍しいナンテンです。床柱にできるようなナンテンなんて、めったにお目にかかれるものではありません。池田のおっさんがナンテンを床柱にする大金持ちとは考えにくいのですが…。 ナンテンは、「...

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雪が似合う南国の花

東京ではわずかな雪で大騒ぎのようです。申し訳ないですが、雪国から見れば、その程度の雪で何を…と笑ってしまいます。♪さざんか さざんか さいたみち たきびだ たきびだ おちばたき と、童謡「たきび」に歌われるサザンカ。なんとなく雪が似合う花とイメージして、雪が降ったらサザンカを撮ろうと思っていました。 けれど、なかなかイメージ通りのきれいな花が見つかりません。冬に咲く花ではありますが、雪には強くないみ...

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縁起がいいね!・その2

落語の依頼があり、きょうは神戸まで行ってきました。住宅街を歩いていて気がついたのですが、庭木にクロガネモチが植えてある家がチラホラ。濃い緑の葉っぱに赤い果実が綺麗です。花の少ないこの時期に庭を彩る、いい樹木です。でも、但馬ではあまり見ないような気がします。クロガネモチを、市や町の木に指定しているところを調べてみると、瀬戸内や九州が多くあります。同じ照葉樹林帯なのに、日本海側でクロガネモチを市や町の...

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春の香り、ロウバイ

まさに蝋細工のような光沢のあるロウバイの花。あたりに甘い香りが漂います。梅という字がつくし、いい香りがするので、ウメの仲間と誤解されますが、クスノキ目に分類されています。赤いサザンカの花をバックに撮ってみました。ロウバイには花びらがいっぱいあって、外側は黄色ですが、内側は暗い紫色です。こちらは、花びらが全部黄色のソシンロウバイです。しかし、まだつぼみがかたく、咲くにはもうしばらく時間がかかりそうで...

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縁起がいいね!・その1

落語には千両というのがよく出てきます。「千両みかん」では、たった1個のみかんが千両です。3袋持った番頭が悩みます。「高津の富」では1番の当たりくじが千両。これが当たって大騒ぎです。1両が現在の10万円に相当するとすると、千両は現在の1億円。大変な金額です。それほどの価値があるというので、センリョウ。彩りの少ない冬に、緑の葉っぱに赤い果実は確かに嬉しい存在です。補色ですから目立ちます。けれど、赤い実は...

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センダンの種子散布作戦

センダンの果実がよく目立ちます。葉っぱを落としても、黄色っぽい果実をいっぱいぶら下げています。センダンの木の下に行くと、果実がいっぱい落ちているのですが、これを食べてはいけません。イヌやウシやヒトが食べると、中毒を起こして、ひどい場合には死に至るそうです。ところが、これを食べる鳥がいます。ヒヨドリです。センダンの果実には長い柄がついているので、けっこう食べにくそうです。枝にぶら下がって首を伸ばして...

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霜の花

枯れたアジサイに真っ白な花が咲いたようです。その正体は霜。冷え込んだ朝に散歩すると見られるご褒美のようなものです。 陽が当たるとすぐに消えてしまう、はかない純白の花。  こちらは、サクラの枝についた霜です。サクラのつぼみも霜に包まれています。ミノムシの蓑にまで霜がついていました。     蓑の中でふるえていないかなぁ、ミノムシ。  ↓1日1回、ポチッとお願いします。 大変...

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ふくらスズメ

冬のスズメたちはふっくらしています。太っているわけじゃないです。たくさんの羽毛に包まれているからです。太ったら、飛べないですものね。こちらは、積雪のあぜに土が露出しているところを見つけたスズメたち。餌は、植物の種子でしょうか、地中の虫でしょうか。一生懸命食べていました。冬のスズメたちは大きな群れで過ごします。そのほうが餌が見つけやすいし、何より温かいのでしょうね、きっと。  ↓1日1回、ポチッとお願...

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プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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