北乃目高
- 2022/02/15
- 21:00

古くから親しまれてきたメダカ(目高)はいまや絶滅危惧Ⅱ類。観賞用として広く飼われているのは、ヒメダカ(緋目高)です。我が家にも、知人からいただいたヒメダカを飼っています。↓こちらはヒメダカではなくメダカですが、日本のメダカは9年前から2種に分けられています。青森県~兵庫県の日本海側に棲むのがキタノメダカ(北乃目高)。兵庫県はキタノメダカの西限ということになります。一方、岩手県以南の太平洋側、九州、沖...
高級魚、真鯊
- 2022/02/13
- 21:00

東京にいた頃、江戸前のお寿司屋さんで食べたマハゼ(真鯊)の天ぷらはとっても美味しゅうございました。釣ったハゼは、市場に流通することはほとんどなくて、直接お店に行くんだそうです。道理でマハゼがスーパーに並んでいるのを見たことがありません。内湾の浅い砂底や河口付近、汽水域に棲んでいます。全長20cmくらい。けっこうスマートでしょ^^大きな口で、ゴカイやエビ、海藻なども食べます。円山川は下流の勾配がなくて、流...
とせう
- 2022/02/08
- 21:00

上方落語「東の旅発端」の煮売屋の場面。●(壁に貼ってあるメニューを見ながら)「とせうけ」ちゅうのは何や?■どじょう汁と読みなはらんかいな●あぁ、どじょう汁か。ほな、それ二人前たのむわほんとは「どぢやう」と書くのだと思います。しかし、昔は「どぜう」、濁りを取って「とせう」と表記したようです。「汁」をくずすと「け」に見えますから、「とせうけ」と読めます^^昔は盛んに食べたようですが、いまやドジョウ(泥鰌)...
雌が着飾る魚
- 2022/02/07
- 21:00

ヒトはコロナ禍で行動制限が求められています。同様に、コウノトリの郷公園のコウノトリたちも、鳥インフルで行動が制限されているようです。飼育下のコウノトリたちが皆、ケージに入れられていて、残念ながら間近で見ることができません。代わりに、コウノトリ文化館で飼育されている魚の水槽を覗いてきました。ハゼの仲間のビリンゴ(微倫吾)です。体長は5cmくらい。円山川の下流域、河口の汽水域に棲んでいます。加古川の上流...
セラピー魚
- 2019/12/04
- 21:00

きょうは神戸で落語。小雨の降る但馬から南に向かうと雨は止み、神戸は良いお天気です。神戸の街路のイチョウの葉っぱもまだほとんど散っていませんでした。同じ兵庫県でも、日本海側と瀬戸内ではこんなに違いがあるのかと、改めて感じます。さて、きょうの写真はガラ・ルファというコイの仲間の魚です。イラン、イラク、トルコなど、西アジアの川や池に棲む淡水魚です。石に付いた藻や微生物を吸い取るように食べて生活しています...
遠慮深い川鯥
- 2019/01/29
- 21:00

カワムツ(川鯥)です。子どもの頃はモトと呼んでいました。植物が水面を覆っているような場所でガサガサやると、網の中に入ってくる魚です。オイカワは中流~下流域に、カワムツは上流~中流域に棲んでいます。オイカワとカワムツが一緒にいるようなところでは、川の中央部にオイカワが陣取ります。そのため、カワムツは岸の方へ追いやられてしまいます。遠慮深いカワムツです。
ところが、夏、アユが川を上ってくると、アユが川...
北の目高
- 2018/12/27
- 21:00

子どもの頃から親しんできた「メダカ」という名は、和名としては5・6年前から消えています。日本のメダカがキタノメダカとミナミメダカの2種類だということになったからです。「メダカ」は、チュウゴクメダカやカンコクメダカも含めた総称名ということになりました。
キタノメダカって、何だか八角部屋の力士のような名前です。キタノメダカには「ノ」が入りますが、ミナミメダカには入りません。キタメダカでもミナミノメダカ...