今年も会えた蝶蜻蛉
- 2023/09/14
- 21:00

いつもチョウトンボ(蝶蜻蛉)がいる野上(のじょう)のハス池に、今年はチョウトンボの姿がありません。シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)とオオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)ばかりです。今年はもうチョウトンボに会えないのかと思っていました。しかし、但馬・写真日和のdachaさんに教えていただいて、コウノトリの郷公園へ。いました! 青紫色の翅をヒラヒラさせて、たくさん飛んでいました。前翅よりも後翅のほうが幅広くて、ヒラ...
美しい赤蜻蛉
- 2023/09/10
- 21:00

人によって好みはいろいろだと思いますが、「最も美しい赤トンボ」と言われます。ミヤマアカネ(深山茜)です。↑こちらが雌。↓こちらが雄。翅の先端近くに濃い褐色の帯が入るのが特徴です。日本に赤トンボは20種類もいるそうですが、ここに帯が入るのはミヤマトンボだけ。その帯の前に縁紋(えんもん)があり、雌は白色、雄は赤色です。この赤色の縁紋が可愛い!と評判です・・・知らんけど^^「深山」とつきますが、平地にもいます。...
誤認
- 2023/09/09
- 21:00

今シーズンの優勝はあきらめたカープファンです。しかし、多くの評論家が最下位予想をする中で、夢を見させてくれました。新井新監督と選手の皆さんに感謝です。何としても2位を死守して、CSに望みをつなぎます。さて、道端にオランダハッカ(和蘭薄荷、スペアミント、ミドリハッカ)が花を咲かせています。いい香りに誘われてヒメアカタテハ(姫赤立羽)がやって来て吸蜜中。雌雄で模様にほとんど違いがないので、雄か雌かはわ...
不透明な翅の油蝉
- 2023/08/27
- 21:00

当地で8月に最も身近なセミは、アブラゼミ(油蝉)です。「ジー」と鳴き始め、「ジリジリジリジリ…」と暑苦しい声で鳴きます。兵庫県でも瀬戸内に行くと、「シャンシャンシャン…」というクマゼミ(熊蝉)の声ばかり。同じ県内でも中部・北部ではアブラゼミが頑張っています。見慣れたアブラゼミですが、翅が不透明なセミは世界的には珍しいんだそうです。なるほど、ニイニイゼミ(にいにい蝉)の翅は半透明で、他の多くのセミの翅...
稲刈り間近
- 2023/08/23
- 21:00

イネ(稲)の穂が垂れるようになってきました。当地では、あと1週間くらいで稲刈りが始まります。黄金色の田んぼの上を赤トンボが群れて飛びます。これはナツアカネ(夏茜)。田んぼの上を飛び続けていて、なかなか止まってくれません。アキアカネ(秋茜)はまだ標高の高いところに避暑に出かけています。アキアカネは30℃以上では生きられないそうですから、当分戻って来れそうにありません…^^垂れた稲穂の上でベニシジミ(紅小灰...
神鍋山の蝶たち
- 2023/08/16
- 21:00

当地の昨日夕方までの24時間降水量は277mmで、観測史上1位の記録だそうです。過去30年間の8月の平均降水量が202mmですから、1日でひと月分以上降ったわけです。そして、台風一過。きょうは晴れ間が広がりました。久しぶりに神鍋山に登ってきました。神鍋山はスキー場なので多くは草地になっていますが、一部には林もあります。そのため、いろいろな蝶に出会えます。いずれも珍しくはありませんが、林→草地の順に蝶たちを並べてみ...
秋蜩
- 2023/08/14
- 21:00

猛暑日が続きますが、早朝と夕方にヒグラシ(日暮、蜩)の声が聞こえます。Wikipediaなど、ネットで「ヒグラシの声」を聴くと、キキキキキ…とかケケケケケ…と聞こえます。カナカナカナカナ…とは聞こえません。ところが、自然の中で聞くとカナカナカナカナ…と聞こえます。不思議です。鳴くのは雄だけです。ヒグラシの雌(左)と雄(右)ヒグラシの雄の腹部は大きくて長いので、雌雄の区別は簡単です。雄の腹部はほとんど空洞です。...
ワクワク烏揚羽
- 2023/08/13
- 21:00

小学生の夏休み、僕は毎日のように捕虫網を持って歩き回っていました。飛んでいる姿を見て、最もワクワクしたのがカラスアゲハ(烏揚羽)です。水が少なくなった沢で、カラスアゲハに出会いました。この姿を見ると、いまでもワクワクします。黒地に青色や緑色に見える光沢のある翅。尾状突起も綺麗でしょ…^^カラスアゲハには春型と夏型がありますが、夏型のほうが大きくてゴージャスです。沢に舞い降りて、吸水しています。捕まえ...
小鬼蜻蜓
- 2023/08/11
- 21:00

きょうの主役は「小鬼蜻蜓」。「小馬大頭」とも書く昆虫です。「鬼蜻蜓」も読めませんけれど、「馬大頭」はもっと読めそうにありません。いずれもオニヤンマと読むんだそうです。日本で最大のトンボ。そのオニヤンマとよく似ていて、ちょっと小さいのでコオニヤンマ(小鬼蜻蜓、小馬大頭)。でも、オニヤンマの仲間ではなくて、サナエトンボの仲間です。サナエトンボ科の中で最大のトンボです。石の上に止まりました。オニヤンマは...
青条揚羽の吸水
- 2023/08/07
- 21:00

アオスジアゲハ(青条揚羽)が吸水中です。連日の猛暑ですから、チョウだって水が飲みたくなるはず。気温が低いときには翅を広げて、太陽光をいっぱい浴びるようにして体温を上げます。しかし、気温が高すぎるときに体温を下げるしくみを持ちません。そこで、吸水して尻から水を出して、体温を下げるのだそうです。尻から水滴が出るところを撮ろうと思ったのですが、撮れませんでした。蒸発して気化熱を奪うのでしょうか?アオスジ...