翅全開の裏銀小灰蝶
- 2023/08/02
- 21:00

子どもの頃はあまり馴染みのなかった蝶です。最近はよく見かけるようになりました。暖地性の蝶ですので、温暖化に伴って増えてきたのでしょうか。ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)です。茶色とオレンジ色は雄です。雌では、オレンジ色の部分が白っぽくなっています。シジミチョウの仲間に分類されていますが、大きさはモンシロチョウくらい。多くのシジミチョウより大きめです。翅の裏側が真っ白。表側の色との違いがあり過ぎてとって...
塩辛蜻蛉の交尾態
- 2023/07/23
- 21:00

ハス(蓮)池でシオカラトンボ(塩辛蜻蛉)が交尾中です。雄は尾部で雌の頭部をつかみ、雌は尾部を雄の胸部に当てて、こんなアクロバティックな形になります。雄の視線は、雌のほうではなく、周りに向けられています。雄は、交尾前に精子を胸部にある副性器に移しておきます。雌は、雄の副性器から精子を受け取ります。どうしてこんな不思議な格好になるのでしょう?他の雄が接近してきたりすると、このままの格好で飛び立ちます。...
女郎花に来た日本蜜蜂
- 2023/07/20
- 21:00

「みなしごハッチ」の生みの親の訃報に接して、きょうはミツバチ。もうオミナエシ(女郎花)が咲いています。ニホンミツバチ(日本蜜蜂)がやって来て蜜を吸っています。脚に花粉がほとんど付いていないので、蜜が目的のようです。チューチューチューと蜜を吸う音が聞こえそう・・・^^↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。植物・花ランキング このブログの写真の無断使用をお断りします。...
黄糸蜻蛉の顔
- 2023/07/09
- 21:00

キイトトンボ(黄糸蜻蛉)の雄です。頭部と胸部は黄緑色で翅は透明。だから、草むらで飛んでいるときは腹部しか見えません。黄色いマッチ棒の軸が空中に浮かんで移動しているみたい。体長約40mm。イトトンボの仲間では大きめです。顔を正面から撮らせてくれました。顔の大部分は眼です。左右1対の複眼とおでこに単眼が3個。複眼はものの形や色を見る眼、単眼は明暗を感じる眼だそうです。複眼はたくさんの個眼の集まりで、トンボ...
蓮池の蜻蛉たち
- 2023/07/07
- 21:00

但馬のハス(蓮)池が減っているようです。今朝、日高町殿のハス池に行ってみましたが、もう池ではなくなっていました。これまで撮らせてもらった出石町奥小野のハス池も、香美町村岡区笠波峠のハス池も。世話をしてくださる人がいなくなると維持するのが難しいようです。こちらは、豊岡市野上のこうのとり保護増殖センターのビオトープです。ハス池はトンボたちの楽園です。↑ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)の雄。赤トンボの代表...
紅小灰蝶の三角関係
- 2023/06/16
- 21:00

きのうの雨は上がり、きょうは朝からいい天気。雨上がりのセイヨウアジサイ(西洋紫陽花)の花を撮っていたら、ベニシジミ(紅小灰蝶)に出会いました。きのうに続いて、きょうもベニシジミです。アジサイの花に囲まれて、ベニシジミのカップルが交尾中。右側が前翅の先が丸いので雌、左側が雄。愛を語るのにいいシュチュエーション!・・・そんなことは何も考えていないと思いますが。ん? よく見ると、雌雄の向こう側に何か動いて...
紅小灰蝶の中間型
- 2023/06/15
- 21:00

午後、いつもの小佐川沿いをウォーキングしていたら、突然の雨。まいった、まいった・・・--;雨に降られる前、きょうはやたらベニシジミ(紅小灰蝶)に出会いました。ベニシジミには、春に現れる春型と、夏に現れる夏型があります。ベニシジミの春型(左)と夏型(右)以前に撮った写真ですが、↑左側が春型、右側が夏型です。春型は前翅のオレンジ色の面積が大きく、夏型は黒っぽくなってオレンジ色はわずかになります。で、いまのベ...
腹広蜻蛉の雄
- 2023/06/09
- 21:00

今年も、ウォーキング中にハラビロトンボ(腹広蜻蛉)に出会いました。但馬では珍しくはありませんが、都道府県によっては絶滅危惧種に指定されています。毎年同じような場所で出会いますので、この近くに羽化する場所があるのでしょう。きょう出会ったのは雄ばかりです。まわりを探したのですが、なぜか雌は見つかりませんでした。成熟した雄の頭部と胸部は黒く、腹部はシオカラトンボと同じような色をしています。大きさはシオカ...
南姫扁虻の雌雄
- 2023/05/28
- 21:00

ハルジオン(春紫苑)の花が終わって、いまの道端はヒメジョオン(姫女菀)の花盛りです。ヒメジョオンにはいろんな昆虫たちがやって来ます。きょうは、このところよく登場するミナミヒメヒラタアブ(南姫扁虻)に注目。↑この写真の左側にいるのがミナミヒメヒラタアブ、右側にいるのがキオビツヤハナバチ(黄帯艶花蜂)。ミナミヒメヒラタアブのほうがかなり小さく見えますが、図鑑には両方とも体長約8mmと書いてあります。腹部...
常盤山査子に来た昆虫たち
- 2023/05/24
- 21:00

トキワサンザシ(常盤山査子)がたくさんの小さな白い花を咲かせています。仲間の植物も含めて、ピラカンサと呼ばれている植物です。秋から冬にかけては赤い果実のために木全体が赤く見えますが、いまは木全体が白く見えます。花の直径は7mmくらい。花びらは5枚です。雌しべの先端は5つに分かれています。雄しべはたくさん。数えてみたら、どの花も20本でした。小さな花にやって来るのは小さな昆虫です。↑こちらはミナミヒメヒ...