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記事一覧

金糸梅に来た小花蜂

ご近所の庭のキンシバイの花を撮らせてもらいました。5枚の花びらを梅に、長い黄色の雄しべを金糸に見立ててキンシバイ(金糸梅)。コハナバチ(小花蜂)の仲間がやって来て、盛んに花粉を食べています。からだ全体が花粉まみれで、受粉にかなり貢献しているのがわかります。公園の遊具で遊ぶ子どもたちのように、雄しべにぶら下がったり、よじ登ったり。このサイズの小さなハチだからできる芸当のようです。↓1日1回、ポチッと...

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装飾花の役割

きょうは大雨警報が発令されて、学校はお休み。しかし、結果的には、雨は大したことはありませんでした。我が家のガクアジサイ(額紫陽花)。アジサイの原種です。まわりの大きな花は装飾花。花びらのように見えるのはガク(萼)です。だからガクアジサイ・・・ではなくて、装飾花が額縁のように見えることからガクアジサイです。中心部のたくさんの小さな花は両性花で実りますが、装飾花は実りません。装飾花が1つだけの花序があっ...

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続・仏蘭西菊に来た昆虫たち

小佐川沿いの土手に咲いているフランスギク(仏蘭西菊)に来た昆虫たち。5月13日の当ブログの続編です。我々が和食に限らず、洋食でも中華でも何でも食べるように、昆虫たちも原産地を問いません。フランスギクは人気のレストランのようで、いろんな昆虫たちがやって来ます。前回は、ハナムグリ、チョウ、テントウムシの仲間を紹介しましたので、今回はそれ以外の昆虫を。きのうも登場しました可愛い昆虫、ミナミヒメヒラタアブ(...

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仏蘭西菊に来た昆虫たち

小佐川の土手にフランスギク(仏蘭西菊)が咲いています。その名の通り、ヨーロッパ原産の帰化植物で、庭から出て野生化しています。毎年この時期、草刈りをされるのですが、きれいに咲いている花は刈り取られないで残されています。結果的に人がフランスギクの繁殖を助けています。昆虫たちには人気があるようで、フランスギクにはいろんな昆虫たちがやって来ます。きょう、もっとも多く見かけたのは↑これ。コアオハナムグリ(小...

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紫雲英と蜜蜂

ゲンゲ(紫雲英)の田んぼにしゃがみ込んで眺めていると、ミツバチがたくさんやって来ます。別名レンゲソウ(蓮華草)。蜜源としても緑肥としても重宝な植物です。↑やって来たのはセイヨウミツバチ(西洋蜜蜂)です。マメ科植物の花の雌しべ、雄しべは、ふだんは花びらの中に隠れて見えません。ミツバチが花に止まり、口吻を花の奥に入れて蜜を吸います。このとき、中脚と後脚で横の翼弁と下側の舟弁を押し下げます。すると、隠れ...

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日本蒲公英

タンポポ(蒲公英)は、以前はたくさんの種類に区別されていました。カンサイタンポポ、カントウタンポポ、トウカイタンポポ、シナノタンポポなどなど。個体ごとに変異が大きく、区別するのが大変難しかったのです。でも、最近はこれらは1種類として扱われることが多いようです。平地に咲く黄色いタンポポは、ニホンタンポポでいいじゃないかということです。というわけで、これはニホンタンポポです。↑左側のニホンタンポポは、...

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平戸躑躅に来た昆虫たち

我が家の庭のヒラドツツジ(平戸躑躅)が見頃です。ヒラドツツジには、いろんな色がありますが、これはオオムラサキというありふれた品種かな。雌しべ、雄しべが空を向いて飛び出していて、昆虫の足場を用意しています。上側の花びらの模様が蜜標(ネクターガイド、ハニーガイド)です。この奥に蜜があることを知らせていますが、蜜は細くなった花の奥の方にあります。長い口吻を持った昆虫しか、蜜にありつけません。それは・・・チ...

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草苺に来た昆虫たち

花の写真を撮るときは、できるだけ美しいときに撮ろうと心がけています。でも、クサイチゴ(草苺)の花は美しい状態の花が案外少ないのです。食べられていたり、傷んでいたり。きっと、昆虫が訪れる機会が多いのでしょう。果実はもちろん美味しいのですが、花も美味しいのだと思います。↑きのうのブログでご紹介したニッポンヒゲナガハナバチ(日本髭長花蜂)の雄です。雌と異なり触角がとっても長いのが特徴です。↑こちらはクロア...

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垣通しと髭長花蜂

カキドオシ(垣通し)の花にヒゲナガハナバチの仲間がやって来ました。ニッポンヒゲナガハナバチ(日本髭長花蜂)だと思います。シロスジヒゲナガハナバチ(白筋髭長花蜂)かも知れません。触角が長いのでヒゲナガですが、長いのは雄だけ。これは雌です。カキドオシの花の下唇には、濃い紫色の斑点模様があります。これが蜜標(ネクターガイド、ハニーガイド)で、この奥に蜜がありますよ!という案内板。花の中には、細かい白い毛...

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野薊の作戦

ノアザミ(野薊)の花はたくさんの花の集まりです。濃い紫色が雄しべです。5本の雄しべが筒状になっています。雄しべの筒の内側に1本の雌しべがあります。そして、雄しべの筒と雌しべとの間に花粉が詰まっています。ノアザミの花にトラマルハナバチ(虎丸花蜂)がやって来ました。花の上をハチがウロチョロすると、それが刺激になって雄しべの筒が下がります。このときの雄しべの先端をアップしてみると・・・雌しべが心太(ところ...

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プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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