蕨採り
- 2023/04/14
- 21:00

6日の阪神戦に続いて、きょうのヤクルト戦も降雨コールド勝ち。カープには雨も味方するようです。さて、今年は何でも早いので、ワラビ(蕨)ももう出てるかなと思い、朝から神鍋高原へ。やはり、たくさん出てました。早速、黙々とワラビ採り。神戸からオリエンテーション合宿にやって来た高校生たち。楽しそうにお喋りしながら近畿で唯一の噴火口を見学に神鍋山に登っていきます。頂上からの眺望もいいけど、足もとにも注目して生...
土筆に雪
- 2023/02/15
- 21:00

先日ほどの大雪ではありませんが、また雪です。朝のうちは道路には積もらず、屋根や田畑、道端の草むらが雪化粧でした。ツクシ(土筆)と雪のコラボを撮るチャンスと、先日ご紹介したツクシに会いに出かけました。1週間前よりも顔を出しているツクシの数がずいぶん増えていました。ツクシのまわりは雪に覆われていて真っ白。冬と春が同居しています。撮っていると、雪がだんだん強くなってきました。ツクシにも雪がくっついていき...
春みつけ2023・その2
- 2023/02/07
- 21:00

おそらく但馬でいちばん早く出てくるツクシ(土筆)です。出石町の某所。dachaさんの写真ブログに先を越されてしまいましたが、今年も撮ってきました。水路を挟んで向こう側にはまだ雪がたくさん残っているのですが、手前は解けています。何とか雪を背景に撮りたいと思って、カメラを地面すれすれにして撮影。雪が解けてから顔を出したのではなくて、おそらく顔を出してから雪が積もったのだと思います。雪の重みに耐えたツクシ。...
軒忍の胞子嚢
- 2023/01/08
- 21:00

ご近所の庭木に着生しているノキシノブ(軒忍)です。樹木などのコケや地衣類が生えているところに着生し、水分を得て生きています。樹木に寄生して栄養を得ているわけではなく、自分で光合成をしています。だから、コケの生えた岩や茅葺き屋根の軒下などにも着生します。ただ、根は短く細かいので、乾燥するとひたすら耐えます。軒下で耐え忍ぶからノキシノブ。茎は短く横に這います。だから、ほとんど全身が葉っぱ。しかも1枚。...
蕨と蟻
- 2022/04/21
- 21:00

いつもの年よりちょっと早目に、神鍋山へワラビ(蕨)採りに行ってきました。スキー場のゲレンデのあちこちにワラビが顔を出しています。ワラビはシダ植物ですから、根・茎・葉が分化しています。地上に出ているのは葉っぱで、根も茎も地下にあります。茎のように見えるのは葉柄です。つまり、我々が食べているのはすべて葉っぱです。ワラビの先端はクルッと丸まっています。これは若い葉っぱの細胞が傷つかないように保護するため...
雪中の土筆
- 2022/02/24
- 21:00

昨夜の雪が止んで、今朝は晴れ。雪の後は、大気中の塵が一掃されるのか、ほんとに気持ちのいい青空が広がります。このまま晴れるのかと思ったら、また雪が降ったり止んだり。晴れ間を狙って、但馬でいちばん早い(・・・と思う)ツクシ(土筆)を撮りに行きました。雪に埋もれていないかと心配したのですが、数本だけ雪から顔を出していました。もうほとんど胞子を飛ばしています。先週、顔を出したのに、連日の雪降りでこんなことに...
風流、軒忍
- 2022/01/08
- 21:00

湿ったところでないと生きられないのに、日当たりがいいところが好き。これって、案外難しい条件です。そこで、ノキシノブ(軒忍)が選んだのは、苔むした古木の幹の上。ここなら日当たりはいいし、湿り気も十分あります^^昔は、茅葺きの家の軒下によくぶら下がっていたものです。だから、軒シノブ。全然格好が違いますが、シノブもシダ植物の仲間です。ノキシノブを「風流」と感じ、苔玉とともに盆栽にする方もたくさんおられます...
杉菜の胞子の運動
- 2021/04/13
- 21:00

ほとんどのツクシ(土筆)が胞子を飛ばしてしまい、緑色のスギナ(杉菜)が茂ってきました。でも、まだ↓こんなふうに胞子を飛ばしていないツクシも残っています。こんなツクシを採ってきて、冷蔵庫の野菜室に保存しています。高校の「生物基礎」の最初の授業で、ツクシの胞子を観察材料に顕微鏡の使い方を教えるためです。スライドガラスの上で、ツクシをトントンと軽く叩くようにして胞子を落とします。カバーガラスをかけないで...
神鍋山の蕨
- 2021/04/10
- 21:00

今年は何もかも早いようです。神鍋山にもうワラビ(蕨)が出始めていました。土壌の栄養条件が関係するのでしょう。↑この辺りは細いものが多いようです。場所によっては太いものがたくさん顔を出しています。ワラビの地上部はすべて葉っぱです。地上部の茎のように見えるのは葉柄です。茎は地下に張り巡らされています。ワラビが顔を出すときには、↑こんなふうに葉柄を先頭にして出てきます。葉っぱに展開する部分は柔らかいので、...
古生代石炭紀の風景
- 2021/03/21
- 21:00

ツクシ(土筆)があちこちで顔を出し始めました。2月12日のブログ「土筆、顔を出す」で紹介したのは特別早い場所で、ふつうは今頃です。青空に伸びる土手のツクシ。気持ち良さそうです。ツクシはスギナ(杉菜)の胞子茎。つまり子孫をつくるための茎です。緑色のスギナは栄養茎。光合成をするための茎です。胞子茎と栄養茎は地下茎でつながっています。古生代石炭紀、シダ植物トクサ科の植物が湿地に大森林をつくっていました。現...