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記事一覧

蕨の蜜

神鍋高原にワラビ(蕨)を採りに行ってきました。雨上がりのスキー場にはワラビがニョキニョキ。あまり歩き回ることもなく、短時間でスーパーのビニール袋に半分くらい採ってきました。 ワラビはシダ植物ですから、根・茎・葉の分化があります。でも、根と茎は地下にあります。地上に出ているのはすべて葉っぱで、茎のように見えるのは葉柄です。葉っぱの先は柔らかいのでクルッと丸まって、傷つかないように地上に顔を出して伸び...

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よっ、さっても綺麗ぇな

いつもの散歩道にトキワイカリソウ(常盤錨草)の花が咲いています。花の形はイカリソウとそっくりですが、イカリソウと違って冬も光沢のある葉っぱをつけています。イカリソウは太平洋側、トキワイカリソウは日本海側に分布します。我が家の近くで見られるのは赤紫色の花ですが、白色の花もあるようです。 船を固定する錨に似ているところからの命名です。しかし、我々がよく目にする錨は爪が2本です。イカリソースのマークの、...

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可愛い燈台躑躅

ドウダンツツジ(燈台躑躅)と言えば、但馬では安国寺の紅葉が有名です。秋の真っ赤に燃える紅葉も美しいのですが、春の白く可愛らしい花も魅力的です。 釣り鐘のような壺形の可愛らしい花がたくさんつきます。ツツジ科ではありますが、サツキ、レンゲツツジ、ミツバツツジなどのツツジ属ではありません。ドウダンツツジ属で、ツツジ属の花とはまったく違う形状をしています。 ドウダンツツジの小さな花には似合わない大きなクロ...

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実らない五葉木通

3日連続でアケビの仲間です。おととい紹介したのがアケビ、きのう紹介したのがミツバアケビ。きょうは、アケビとミツバアケビの自然雑種といわれるゴヨウアケビ(五葉木通、五葉通草)です。きのう紹介したミツバアケビの近くに4個体ありました。実は、このゴヨウアケビを先に見つけて、その隣にアケビ、さらにその隣にミツバアケビを見つけました。3種類のアケビの仲間が並んでいるのです。 小葉の数がアケビは5枚、ミツバア...

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赤紫色の木通

峠の道路脇にアケビとよく似た形の赤紫色の花を見つけました。ミツバアケビ(三葉木通、三葉通草)です。 きのう紹介したアケビとは違って花が濃い赤紫色です。そして、小葉の数がアケビは5枚ですが、ミツバアケビはその名の通り3枚です。葉っぱの縁に波状のギザギザがあります。アケビの葉っぱにはこのようなギザギザはありません。 雌花のほうが雄花より大きいのはアケビと同じです。雌しべがバナナのような形をしていて、先...

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花粉を運ぶのは誰?

これは1週間前のアケビ(木通、通草)の花のつぼみです。 アケビは雌雄同株ですが、雌雄異花です。つまり、同じ株に雌花と雄花が咲きます。上の写真の右側の大きく淡紫色の花が雌花、左側の小さい花が雄花です。先端に雄花がまとまってつき、基部のほうから長い花柄を伸ばして雌花がつきます。 今朝見ると、雌花も雄花も開花していました。花弁はなく、花弁のように見えるのは3枚のガクです。雌花には雌しべが6本前後。柱頭は花...

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春を告げるピンク色

山に春の訪れを告げるピンク色の花が目立つようになりました。ミツバツツジに似ていますが、当地にはミツバツツジはありません。ミツバツツジよりも葉っぱが小さいコバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)です。 豊岡市但東町の「たんとうチューリップまつり」の会場から、京都府の加悦(かや)町に向かって車で5分ほど走ると、大師山(だいしやま)の登山口があります。ここに車を置いて山登りです。  20分ほど歩くとコバノミ...

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木五倍子のかんざし

いま山に行くと、キブシ(木五倍子)の花が目立ちます。日本の固有種です。たくさんの花が連なって垂れ下がり、舞妓さんのかんざしのようです。 キブシは先駆的な植物で、伐採跡地や荒れ地などにすぐに生えてきます。 雌雄異株で、雄株には雄花がつきます。雄花といっても、雄しべだけでなく雌しべもあります。雌しべのまわりに雄しべが8本あります。 一方、雌花は立派な雌しべがあり、雄しべはかなり小さく萎縮しています。花...

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但東の春の風物詩

豊岡市但東町畑山の「たんとうチューリップまつり」に行ってきました。平日にもかかわらず大勢の観光客が訪れています。見どころは展望台から眺めるフラワーアートです。 今年のフラワーアートは「チコちゃん」。10万本のチューリップで描かれています。全体では300品種、100万本のチューリップが植えられているそうです。たいていカタカナ表記の名前がついていますが、漢字表記の品種を5種類だけ紹介します。偶然かもわかりませ...

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高級楊枝の黒文字

宮中の女房詞(にょうぼうことば)に文字言葉というのがあります。言葉の頭の一音か二音に「~もじ」という言葉をつけたものです。かもじ(=髪)、ゆもじ(=湯具、浴衣、湯巻き)、そもじ(=そなた)などです。名詞だけでなく、おめもじ(=お目にかかる)なんて動詞にも使います。しゃもじ(=杓子)など、現代にも通じる文字言葉もあります。その一つではないかと、私は思っています。このクロモジ(黒文字)。 牧野富太郎さ...

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