記事一覧

カントリーのカントリソウ

耕作放棄地にたくさんのカキドオシが咲いていました。 いまはまだ草丈は高くありませんが、花が終わると茎がぐーんと伸びます。垣根を越えてしまうからカキドオシ(垣通し)というだそうです。 カキドオシにはカントリソウという別名もあります。田舎(カントリー)に生えているからではなくて、癇(かん)取り草だそうです。古くからカキドオシを煎じたものが民間薬として利用されてきました。子どもの癇の虫に効くのだそうです...

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道端のラプンツェル

落語「夏の医者」とか「ちしゃ医者」にチシャという野菜が出てきます。ところが、これが特に若いお客さまにはなかなかわかってもらえません。レタスです…と言えばわかってもらえますが、レタスに言い換えたのでは落語になりません。 僕は↑この植物の名前を知りませんでした。調べて、初めて知りました。ノヂシャといいます。野原のチシャだから、ノヂシャ。でも、チシャの仲間ではありません。チシャと同じように生でサラダとして...

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赤い青鬼

オニタビタコ、漢字で書くと「鬼田平子」。この花が咲くのも、今年はやや早いように思います。オニタビラコの花は昼間に開き、夕方にはしぼんでしまいます。 ↑このオニタビラコは午前9時に撮影したものですが、↓こちらのオニタビラコは午前8時に撮影したものです。散歩の行きと帰りです。 わずか1時間ほどの間に、パッと花が開くんですね。花が開くのは、花びらの内側が外側に比べて速く成長するからです。おそらく温度が高く...

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ゲンゲ畑を増やそうよ!

レンゲとか、レンゲソウと呼ばれていますが、正式な和名はゲンゲです。子どもの頃、春の田んぼの風景は↓これが当たり前でした。 ゲンゲはマメ科植物ですので根粒菌と共生していて、空気中の窒素を取り込むことができます。秋の稲刈りの前に、ゲンゲの種まきをしておけば、窒素肥料を投入する必要がないのです。 昔は、ゲンゲがウシの餌にもなったのですが、いまはウシがいなくなったからでしょうか。でも、ゲンゲの蜜はハチミツ...

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歴史ロマンとシャガの大群落

養父市八鹿町下八木の国道9号から今滝寺(こんりゅうじ)へ向かう山道があります。車1台がやっと通れるこの道を、くねくねと約2km入ると、今滝寺があります。八木城の城主・八木氏の菩提寺で平安時代の創建と言われ、かつては大寺院だったようです。その今滝寺の手前に、シャガの大群落があります。 細い道をはさむ両側の斜面が真っ白になるくらいのシャガの花。見応えがあります。各地に「シャガの里」と呼ばれるところがあり...

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ネコの目に見えますか?

いつものウォーキングコースからちょっと足をのばしたところに、ヤマネコノメソウがあります。午前中に少し陽が当たりますが、1日中ほとんど日陰になるところです。裂開した果実の中にたくさんの種子があり、これがネコの目のような形になります。 ↓こちらは4月3日に撮ったヤマネコノメソウです。 黄色いのは雄しべ。雄しべが8本のものが多いそうですが、これは4本でした。そして、↓こちらがきょう(4月18日)撮ったヤマ...

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追いやられたカラシナ

円山川の下流の円山大橋付近の河川敷には、10数年前まではカラシナがいっぱい咲いていました。4月になると、河川敷全体が黄色に染まり、みごとな春景色を演出してくれていました。ところが、そこへハマダイコンが入り込み、年々勢力を拡大してきました。現在は圧倒的にハマダイコン優位で、河川敷はほぼ紫色っぽい白色で埋め尽くされています。 カラシナの黄色は上流側に一部残っている程度。来年か再来年には、カラシナが消える...

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例年にないことばかりのミズバショウ

養父市大屋町加保坂の湿地は日本で最も西、最も南のミズバショウ自生地です。例年、4月末か連休の頃に咲くのですが、もう咲いているということを聞き、行ってみました。確かに咲いていました! しかも、たくさん! こんなに早く咲くのを見たのは初めてです。管理されている方もそうおっしゃっていました。それに、今年ほどたくさんのミズバショウが同時に咲くのも初めてだそうです。ミズバショウはいっせいに咲くのではなくて、...

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古くないコバノミツバツツジ

養父市八鹿町宿南の宗恩寺の裏山のコバノミツバツツジが満開です。 「コバ」というと、古くからのカープファンの私は古葉竹識さんを思い浮かべてしまいます。でも、古葉でも木場でもなく、小葉の三葉つつじ。枝先に葉っぱが3枚つくからミツバツツジですが、その葉っぱが小さいので「コバ」。 でも、葉っぱが小さいかどうかは2種類を並べてみてわかること。それよりも雄しべの数に注目したほうが楽です。ミツバツツジの雄しべは...

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早い雪解け

香美町村岡区のハチ北高原のザゼンソウ群落を見に行ってきました。 例年なら、雪の中にポッカリと穴があいて、そこから顔を出すザゼンソウを見ることができるのですが、今年は、3月下旬の陽気のため、雪がすっかり融けてしまっています。 葉がずいぶん大きくなっていました。 仏炎苞の中の肉穂花序をアップしてみると、雄しべの葯が破れてたくさんの花粉がこぼれだしていました。この肉穂花序に種子ができると、野ネズミがこれ...

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